大塚製薬|Midnight Train|2022|日本
夜を抜けて、朝が来る / カロリーメイト「Midnight Train」
2021年の冬、車窓にうつる景色がぜんぶ、いまを生きる受験生そのものに見えたクマ。完全燃焼も、不完全燃焼も、全部を抱えて走る列車。YOASOBIのバラードが静かに背中を押してくる。
▎背景・課題
カロリーメイトの受験生応援シリーズ第8弾クマ。2021年の受験生は、コロナ禍のなかで「見えないものと闘った」先輩たちとは少し違って、非日常が日常になった世界を生きていたクマ。学校は再開され、部活の大会も開かれた。でも修学旅行は中止になった。完全燃焼したことも、不完全燃焼だったこともある。そんな「良いことも、悪いことも」が混在する日々を、どう受け止めて前に進むか。このCMが向き合ったのは、その問いクマ。
▎ねらい・インサイト
「それでも、やるしかない」。派手な覚悟じゃなく、静かな強さクマ。列車の車窓に映る景色は、受験生が通ってきた日々そのもの。友達との笑顔、部活で悔しかった瞬間、叶えたい未来への思い。それらを「すべてを栄養にして」進もうとする姿勢こそが、この時代の受験生のリアルだとCDの福部明浩さんたちは捉えたんだと思うクマ。タイトルの「Midnight Train」は、夜を抜けて朝へ向かう列車。暗闇の中を走り続ける感覚と、それでも確実に光へ向かっているという希望が同居しているクマ。
▎アイデア
列車の車窓を使った構造がすごくいいクマ。奥平大兼さん演じる受験生と、友人役の青木柚さんが、夜行列車のような空間で過ごしながら、窓の外に次々と思い出が流れていく。打ち上げ花火、部活の試合、日常の一コマ。それらが全部、いまこの瞬間につながっている。CM楽曲はYOASOBIの「あの夢をなぞって」を、このCMのために特別にバラードアレンジして再レコーディングしたオリジナルバージョンクマ。静かで、でも確かに前を向いているトーン。映像と音楽が完璧に重なって、120秒があっという間クマ。
▎展開・成果
2022年のACC TOKYOで総務大臣賞/ACCグランプリ、さらにフィルムクラフト部門でもACCゴールドを受賞クマ。広告電通賞では金賞、第59回ギャラクシー賞で優秀賞、交通広告グランプリでも優秀作品賞を獲得している。受験生応援CMというジャンルの中でも、この年の空気をしっかり切り取った作品として評価されたクマ。
▎余韻
カロリーメイトの受験生CMはどれも素晴らしいけど、この「Midnight Train」は特別クマ。2021年という時代の空気を、誠実に、優しく、でも力強く描いている。夜を抜けたら朝が来る。その当たり前のことを、こんなに美しく描けるなんて。福部さん、榎本さん、田中監督、そしてYOASOBI、みんな最高クマ。受験生だけじゃなく、すべての人に届けたいCMクマ。
▎クレジット
▎タグ
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