BECK’S|BECK'S FREQUENCY|2020|ブラジル
ライバルのビールを飲ませて、自分たちの苦味を証明する / BECK'S「BECK'S FREQUENCY」
ブラジルはピルスナー天国。BECK'Sは一番苦いビールで、配荷も予算も競合以下。それでもやったのは「ライバルのビールを飲んでください」クマ。
シーン
背景・課題
ブラジルの主流は淡色ビールで、BECK'Sは苦味の強い後発組。配荷も広告費も競合に届かない。頼れる武器は音だけだった。オックスフォードとハーバードの研究で、周波数が味覚を変えることは分かっていたクマ。
ねらい・インサイト
BECK'Sを配れないなら、競合のビールを使えばいい。低い音を聴かせれば、飲んでいるのがどのビールでも苦くなる。配荷の差を、耳から突く発想で逆転したクマ。
アイデア
ブラジルの人気DJ10組に頼み、ヒット曲を73Hz(創業年1873年にちなむ)と1043Hzでリミックス。becksfrequency.comでヘッドホンをつけ、10秒ごとに周波数を切り替えながら競合ビールを飲み比べる仕組み。低い方を聴くと、同じビールが苦く感じるクマ。撮影スタッフも半信半疑で試して驚いたらしいクマ。
展開・成果
リーチ25MM、前年比で販売3倍。プレミアム帯の認知は最大の伸びで、首位ハイネケンからシェアを奪ったクマ。Cannes LionsのRadio & Audio部門でGoldとSilver。
余韻
競合を倒すんじゃなくて、競合を使う。配荷が少ないという弱みを、耳のトリックで武器に変えたクマ。こういう逆転の仕方、もっと見たいクマ。

