CANON|EOS PHOTOCHAINS|2010|オーストラリア
写真は、ひとりで撮るものじゃなくなった / Canon「EOS PHOTOCHAINS」
2010年、オーストラリアのCanonが、写真というひとりの趣味を、他人とつながる遊びに変えたクマ。これがカンヌライオンズMedia部門のグランプリを獲ったクマ。
シーン
背景・課題
当時のCanon EOSは初心者からプロまで幅広い層を狙っていたけど、DSLRの広告はどうしても技術説明に寄りがちだったクマ。難しそうなカメラを、もっと身近なものに見せる必要があったクマ。
ねらい・インサイト
いい写真を撮るのに必要なのは、テクノロジーじゃなくインスピレーション。この一言に賭けたクマ。写真を一人でやるものから人から人へ渡っていくものに変えれば、それ自体が新しい体験になるという発見クマ。
アイデア
誰かが写真を撮り、その中の気になるディテールを切り取ってアップロードする。そのディテールが、次の人の撮影のお題になる。それが延々と続いて、写真家たちの「連鎖」ができていくクマ。Canonが最初の一枚を投じてTVやオンラインで告知し、生まれたチェーンの写真と撮影者はそのまま全国のビルボードになったクマ。
展開・成果
Leo Burnett Sydney制作。1日平均94枚、オーストラリア全土から2万枚以上の写真が集まり、サイトの滞在時間は業界平均の4倍。Canon EOSの市場シェアは54%(別ソースでは67%)まで伸びたクマ。
余韻
2010年、Instagramもまだ生まれたばかりの時代に、写真をつなげて連鎖させるという発想を、まるごと商品と結びつけてしまった強度がヤバいクマ。広告じゃなく、写真家が本当に欲しがるものを作った結果クマ。クマも誰かとフォトチェーンしたいクマ〜。


