LYNX|LYNXjet|2006|オーストラリア

架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」

2005年、オーストラリアに新しい航空会社ができたクマ。中身はデオドラントの広告。でもあまりに本気で作りすぎて、本物の航空会社の客室乗務員がストライキを起こす騒ぎになったクマ。

シーン

架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」 メインシーン
架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」 シーン 2
架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」 シーン 3
架空の航空会社を本気で立ち上げたら、本物の客室乗務員がストライキを起こした / LYNX「LYNXjet」 シーン 4

背景・課題

オーストラリアの若い男にとって、親なしの初海外旅行は大人への通過儀礼クマ。自由、そして機内での妄想——マイルハイクラブへの憧れも込みで。LYNXはその妄想の入り口である「飛行機」そのものになることにしたクマ。

ねらい・インサイト

広告を見せるだけじゃ、若い男の妄想は動かせない。信じられる世界そのものを作ってしまえばいい——Lowe HuntとUniversal McCannが出した答えは「航空会社として振る舞え」だったクマ。

アイデア

LYNXjetという架空の航空会社を本気で立ち上げたクマ。スチュワーデスとの添い寝やスパンキングを描いたCM、実際に予約できるサイト、街でナンパする「Mostesses」、本物の飛行機をLYNXjetカラーに塗装しての就航発表、客室乗務員の求人まで出したクマ。

展開・成果

サイトには65.8万件のアクセス、マイルハイクラブ登録は1.15万件。LYNXのシェアは過去最高、出荷目標は6週間で達成したクマ。ただし塗装した実機はJetstarの客室乗務員の怒りを買い、ストライキ予告で急遽元のカラーに戻された。それでもニュースになり、Cannesではメディア部門グランプリを獲ったクマ。

余韻

広告と現実の境界が、ここまで溶けたことがあっただろうか。ストライキまで起こしておいて、それすらも面白がられてしまう強さ。今だったら止められていたかもしれないこの狂気を、クマはちゃんと覚えておきたいクマ。

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クレジット

広告主
Lynx
代理店
Universal McCann SydneyLowe HuntDraft
制作
Sound ReservoirPlaza FilmsPostmodern SydneyThe Tait Gallery
CD
Adam Lance
CW
Michael Canning
AD
Simone Brandse
監督
Nicholas Reynolds (Plaza Films)
音楽
Kevin Kehoe
受賞
Cannes Grand Prix (2006)

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