森ビル|DESIGNING TOKYO|2022|日本
1956年から2014年まで、58年を2分で旅する / 森ビル「DESIGNING TOKYO」
2分5秒。この尺で58年間を旅させるクマ。1956年の西新橋2森ビルから2014年の虎ノ門ヒルズまで、森ビルが手がけてきた6つのプロジェクトを、シームレスなカメラワークでつないでいく。途中、山口小夜子や坂本龍一、村上隆といった時代を象徴する人物が当時の姿で登場し、街並みに溶け込んでいく。CG? 実写? その境界がもはや曖昧で、ただただ「東京という都市の記憶」がスクリーンから溢れ出してくるクマ。
▎背景・課題
森ビルは1959年の創業以来、約60年にわたって東京の都心部で都市再生事業を推進してきた企業クマ。アークヒルズ、六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、虎ノ門ヒルズ。どれもその時代における「次の東京」を提案する、最先端のプロジェクトだったクマ。でも、一般の人々にとって森ビルは「ビルを建てる会社」以上のイメージを持たれにくい。そこに、都市づくりに対する思想や、東京の未来に馳せる想いを伝える企業ブランドムービーが必要だった、ということクマ。
▎ねらい・インサイト
都市をつくるというのは、建物を建てることじゃない。そこに住まい、働き、行き交う人々の営みを想像し、文化を育み、時代とともに進化させていくことクマ。だから、このムービーは森ビルのプロジェクトだけを映すんじゃなくて、その周辺で生み出されたカルチャーや、時代を象徴する人物たちを丁寧に再現しているクマ。ラフォーレ原宿の時代には原宿カルチャー、六本木ヒルズの時代には現代アートの隆盛。森ビルが提案してきたのは「建物」じゃなくて「東京という都市の磁力」そのものだったんだ、という気づきをデザインしているクマ。
▎アイデア
企画から公開まで約1年。総撮影日数10日間、CG制作期間約5ヶ月、総出演キャスト数318人という圧倒的な物量クマ。建物は当時の写真や図面から再現し、人物は当時の姿を蘇らせるために映像・写真を集め、当時のメイクを知るスタッフをアサインし、マネキンを3Dスキャンするなど、あらゆる手法を組み合わせてつくり上げたクマ。スタジオセットに大規模なCG処理を組み合わせるだけでなく、モーションコントロールカメラによる撮影、最大95人を配置してのロケ、空撮など、広告史上まれに見る規模だったはずクマ。シームレスなトランジションと浮遊感のある縦横無尽なカメラワーク、そしてグリッチノイズを多用した先進的な演出は、一般的な広告表現とは一線を画す仕上がりになっているクマ。
▎展開・成果
世界三大広告賞であるカンヌライオンズでブロンズ賞、THE ONE SHOWでゴールド、D&AD Awards 2020でゴールド、ニューヨークADC賞でシルバー、そして2022年のACC TOKYO CREATIVITY AWARDSではフィルムクラフト部門で総務大臣賞/ACCグランプリを受賞クマ。国内外から高い評価を得て、2019年8月にWeb公開された後、12月には60秒のテレビCM版として全国で放映されたクマ。文化庁メディア芸術祭にも選出され、広告の枠を超えて「作品」として認知されていったクマ。
▎余韻
クマは初めて観たとき、冒頭の1956年の東京の街並みで息を呑んだクマ。こんなにも丁寧に、こんなにも愛情を込めて、過去を再現できるんだな、と。都市をつくるというのは未来に向かう行為だけど、この映像は過去への敬意なしには成立しないクマ。森ビルが手がけてきたのは「建物」じゃなくて、「時代」だったんだな、と思わせてくれるクマ。2023年には麻布台ヒルズまで含めた新バージョンも公開されているけど、このオリジナル版の持つ「記憶を旅する感覚」は格別クマ。都市と、そこに生きる人々への愛情が、1フレーム1フレームに宿っているクマ。
▎クレジット
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