DORITOS|DIPS DESPERADO|2012|イギリス

存在しない男の伝説が、ディップの売上を動かした / DORITOS「DIPS DESPERADO」

イギリス人の10人に1人しかチップをディップに浸けていなかった。その数字を動かすために、AMV BBDOは実在しない伝説のメキシコ人を発明したクマ。

シーン

存在しない男の伝説が、ディップの売上を動かした / DORITOS「DIPS DESPERADO」 メインシーン
存在しない男の伝説が、ディップの売上を動かした / DORITOS「DIPS DESPERADO」 シーン 2
存在しない男の伝説が、ディップの売上を動かした / DORITOS「DIPS DESPERADO」 シーン 3
存在しない男の伝説が、ディップの売上を動かした / DORITOS「DIPS DESPERADO」 シーン 4

背景・課題

ドリトスはシェア前提の商品として売れていたが、ディップと組み合わせる習慣が根付いていなかった。半数が実践する米国に対し、浸けて食べていた英国の消費者は一部に過ぎなかった。

ねらい・インサイト

浸ける動作そのものを体に覚え込ませられないか、とチームは考えたクマ。そこで「浸ける」をゲーム化し、架空のメキシコスポーツ「エル・フリコ」――チップを弾き飛ばしてサルサの瓶に命中させる競技――を作り、浸ける行為自体にエンタメの皮をかぶせたクマ。

アイデア

主人公は「世界チップフリック王者」エステバン・オルテガ。85m先の井戸にチップを命中させ、9枚のチップで10本のビール瓶を撃ち抜いたという伝説を持つ、1967〜1989年の架空の英雄だ。マカロニウエスタン調の映像で栄光と転落、そして年老いてからの再起を描き、物語の最後にスマホ/Facebookゲームへと接続する構成にしたクマ。コピーも凝っていて「ここでは二度浸けしてもいい」という一言が効いているクマ。

展開・成果

ゲームは発売から1か月で200万回以上プレイされ、ディップの売上は過去最大となる伸びを記録。Cannes Lionsをはじめ、Clio Gold、D&AD、The One Showなど複数の賞を獲得したクマ。

余韻

存在しない男の、存在しない人生を、ここまで作り込む胆力クマ。商品特性(浸ける)を直接訴求せず、遠回りして伝説の人物に仮託するやり方、めちゃめちゃ正しいと思うクマ。チップを投げる競技、普通に見てみたいクマ〜。

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クレジット

広告主
DORITOS
代理店
AMV BBDO London
制作
Independent Films
CD
Mark Fairbanks
CW
Paul KnottPrabhu Wignarajah
AD
Jeremy TribeTim Vance
監督
The Glue Society
受賞
Cannes Gold (2012)

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