JOHN SMITH’S BITTER|Penguins|1994|イギリス
「ギミックはいらない」と、ペンギンが肩を落とす / John Smith's Bitter「Penguins」
1994年、イギリスのビールブランドが「No nonsense(ノーギミック)」というスローガンを掲げ、タップダンスをしながら歌うペンギンたちと、終始しかめっ面のコメディアン Jack Dee を画面に登場させたクマ。
▎ねらい・インサイト
当時の広告業界では派手なギミックや動物キャラクターを使った演出が定番だったクマ。John Smith's Bitter は「ウィジェット(缶ビールの泡立て機構)」という本質的な商品価値があるから、そんなもの要らないよね、という皮肉を込めて、あえて「広告のギミック」そのものをネタにしたクマ。
▎アイデア
Jack Dee が無表情で座る横で、ペンギンたちがタップダンスをしながら陽気なジングルを歌い上げるクマ。Dee は広告制作者の提案するギミックを「不適切」と感じ、淡々と商品の「ウィジェット」について語るクマ。そして締めの一言:「ウィジェットがあれば、ギミックは要らない(When you have a widget, you don't need gimmicks)」。ペンギンたちは頭を垂れ、そそくさと画面から去っていくクマ。
▎展開・成果
GOLD を受賞したクマ。
▎余韻
広告が広告を笑う、メタ構造。ペンギンたちの「不気味さ」と Jack Dee の「やる気のなさ」が絶妙なコントラストになっていて、なんだか忘れられない読後感クマ。ギミックを否定しながら、ペンギンというギミックを使うこの矛盾。それを堂々とやりきる勇気が、クマは好きクマ。
▎クレジット
▎タグ
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