LEGO|EVERYONE WANTS A PIECE|2026|国際
本物のロナウドとメッシが、AIミームに食われた話 / LEGO「EVERYONE WANTS A PIECE」
ロナウドとメッシが同じ画面に映る、それだけで事件クマ。でもこの企画の本当の主役は、本人たちじゃなくて世界中のAI編集勢だったクマ。
シーン
背景・課題
2026年FIFAワールドカップは史上最大級の盛り上がりを見せる大会になる予定だった。そこに放送局でもスポンサーでもなく、おもちゃメーカーのLEGOが割って入った。
ねらい・インサイト
若いファンたちはもう「観る」だけじゃなくて、SNSで切り貼りして自分のものにしてしまう文化を持っているクマ。LEGOはそこに正面から乗っかった。伝統も様式美も気にせず、素材をこねくり回す若者のノリを、広告の建て付けそのものに取り込んだクマ。
アイデア
薄暗い部屋の円卓に、ロナウド、メッシ、ムバッペ、ヴィニシウスJr.が座り、LEGO製のワールドカップトロフィーに自分のミニフィグを乗せようと競い合う。結局誰も勝ちきれず、最後に現れた少年がすっと完成させてしまう。しかもLEGOはこの映像を「素材」として開放し、ファンがAIで改変・リミックスしてよい状態にして放流した。
展開・成果
W+KアムステルダムとOur LEGO Agency(デンマーク)の共同制作で、カンヌライオンズ2026のSocial & Creator部門でGoldを受賞。ファン発のAIミーム動画が2,000本以上生まれ、その再生数がオリジナル投稿を上回ったという報告もある。
余韻
ガチガチに作り込んだ超大作CMを、公開した瞬間に「好きに壊していいクマ」と差し出す胆力。普通ならブランド毀損を恐れて絶対できないやつクマ。でもその「壊されること」自体を設計に組み込んだのが一番ハチャメチャで一番面白いところクマ。

