NSPCC|EXCUSE|1992|イギリス

言い訳を、もう受け入れない / NSPCC「EXCUSE」

1992年、イギリスの映画館で流れた、ひとつの公共広告クマ。ほぼ1分間の暗転から始まり、子どもたちの写真と、虐待者たちの「言い訳」が次々に映し出されていく。静かで、暗くて、でも逃げられない。

アイデア

クリス・レアの「Tell Me There's a Heaven」が流れる中、実際の子どもたちと思われる写真が登場するクマ。「サラはテディベアにつまずいて階段から落ちた」という親の言い訳の後、画面が暗転し、「それでは背中の鞭打ち痕は説明できない」とNSPCCからの応答が示されるクマ。火傷、骨折、タバコの痕——言い訳と、その裏にある真実が淡々と対比されていく構造クマ。最後に「DON'T ACCEPT EXCUSES(言い訳を受け入れるな)」という言葉とともに、クリスマス緊急支援への寄付を呼びかけるクマ。

展開・成果

D&AD Awards 1992でGraphite Pencilを受賞したクマ。映画館で上映され、15歳以上指定とされたクマ。

余韻

この広告の強さは、何も隠さず、でも何も見せないところにあるクマ。写真は無邪気で、音楽は悲しくて、でもテキストだけが、そこにある暴力を告発しているクマ。観る者に想像を強いる仕組みは、ある意味でとても残酷で、だからこそ忘れられないクマ。1992年に、こういう表現ができたこと、そしてそれがちゃんと賞を獲ったこと、そのことにクマは希望を感じるクマ。

▎クレジット

広告主
NSPCC
代理店
Johnson Agency
制作
Jim Bambrick & Associates Limited
CD
Bob HeronJack Melville
CW
Bob Heron
AD
Jack Melville
監督
Bob HeronJack Melville
音楽
Chris Rea
受賞
Cannes Gold (1992)

▎タグ

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