🐻❄️動画は記事にあるクマIDOMED|NIGRUM CORPUS|2025教育こそが治療法だと信じた本 / IDOMED「NIGRUM CORPUS」「If racism is the disease, education is the cure」。このセンテンスがすべてを語っているクマ。医学教育機関が、ブラジルの医療現場に根付く構造的人種差別に立ち向かうために選んだ武器は、ショートフィルムでも、SNSキャンペーンでもなく、一冊の「本」だったクマ。
🐻❄️動画は記事にあるクマL’OREAL|THE FINAL COPY OF ILON SPECHT|2025広告は、人間のためにある / L'ORÉAL PARIS「THE FINAL COPY OF ILON SPECHT」17分のドキュメンタリーで、人生が変わるクマ。いや、正確に言えば「変わってしまった人生」を目の当たりにする、という体験クマ。1971年、23歳の女性コピーライターが書いた4つの言葉が、50年以上経った今も世界中で使われ続けている。その言葉を生んだ本人が、人生の最期に語った言葉を記録したフィルムが、Cannes Lions 2025 でFilm部門のGrand Prixを獲った。これは広告の話であり、広告の話ではない。人間の話クマ。
▶DEGIRO & UN WOMEN|Pink Chip|2024バイアスを、データで殴る / DEGIRO & UN Women「Pink Chip」女性CEOが就任すると、株価が2〜3%下がる。理由は明白で、ハーバード大学の研究者が言うには「女性への偏見」クマ。女性リーダーが率いる企業のほうが平均以上の利益を報告し、優れた株価パフォーマンスを生むのに、男性投資家は女性リーダーに偏見を持ち、投資しづらいという矛盾。それを正面から殴り返す金融ツールが誕生したクマ。
▶PGLANG|WE CRY TOGETHER|2023ワンテイク6分、生歌、カメラを止めるな。 / PGLANG「WE CRY TOGETHER」2023年のカンヌでFilm Craft部門のGrand Prixを獲った6分間クマ。Kendrick LamarとTaylour Paigeが演じる、カップルの激しい口論。それをワンカットで、生歌で、2020年3月に撮りきったクマ。見ている間ずっと息ができなくなる強度。これは「広告」というより「作品」なんだけど、でも同時に、Kendrickと相棒Dave Freeが2020年に立ち上げたクリエイティブ・カンパニー pgLang の、圧倒的な Film Craft 能力を世界に見せつけた一本でもあるクマ。
▶HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL|SAVE RALPH|2022これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」ウサギのラルフは、片目が見えない。片耳は聞こえない。背中には化学薬品の火傷の跡がある。それでも彼は誇らしげに「テスター」としての仕事を語るクマ。4分間のストップモーション・アニメーションが、世界中で1億5000万回以上再生され、メキシコを動かしたクマ。
▶GRUPO ESTRATÉGICO GE PAE|MORNING AFTER ISLAND|2022海に浮かぶ小さな木の島が、国を動かした / Grupo Estratégico PAE「MORNING AFTER ISLAND」2009年、ホンジュラスは中南米で唯一、緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を全面禁止した国になったクマ。使用が発覚すれば、最大6年の懲役。その結果、33万人の未成年の少女が母親になり、4人に1人の女性が18歳になる前に妊娠するという状況に。NGOのGE PAEは10年以上この禁止令の撤回を求めて戦ってきたけれど、予算もなく、メディアは保守的な宗教指導者の味方で、まったく進展がなかったクマ。そこで彼らとOgilvy Hondurasは、ある場所に向かったクマ。自国で権利が拒まれるなら、どの政府も権力を持たない場所へ——国際水域へ。
▶POLITICAL SHAKTI + THE TIMES OF INDIA|The Nominate Me Selfie|2022セルフィーを、履歴書にした / Political Shakti + The Times of India「The Nominate Me Selfie」セルフィーを「nomination resume」に変えるなんて、聞いただけでゾクッとするクマ。インドの女性たちが、自分の顔と実績を一枚の自撮りに乗せて、男性ばかりの政党幹部たちに「私を候補に推薦して」と直訴した。WhatsAppで、一斉に、逃げ場なく。これは広告を超えた、政治の地殻変動クマ。
▶SANDY HOOK PROMISE|Back to School Essentials|2020「新学期に必要なもの」が、生き延びるための道具になる国 / Sandy Hook Promise「Back to School Essentials」これは、見てはいけない気がした。でも、見なければいけない気もした。新学期のワクワクした買い物風景が、66秒かけて地獄に変わっていく。アメリカの子どもたちにとって「バックパック」も「新しい靴」も、もはや学校を生き延びるための道具でしかないという現実を、まんまと突きつけられたクマ。
▶UNITED4RESCUE|DROWNED REQUIEM|2020欧州の理想が、海底に沈んでいく / UNITED4RESCUE「DROWNED REQUIEM」ベートーヴェンの「歓喜の歌」が、地中海の海底で、レクイエムとして演奏される。欧州連合の象徴である曲が、難民たちの墓標の上で鳴り響く。2020年、COVID-19とトランプで世界中の注意がそらされている間も、地中海では人々が溺れ続けていたクマ。でもメディアは報じなくなった。ドイツのプロテスタント教会が中心となった市民団体 UNITED4RESCUE は、欧州に「見ること」を強制するために、欧州が最も大切にしてきたシンボルを、海に沈めたクマ。
▶CITY OF CHICAGO|Boards of Change|2020怒りと希望を、民主主義に変える方法 / City of Chicago「Boards of Change」2020年、シカゴの街を覆っていた合板が、投票ブースに生まれ変わったクマ。ただの再利用じゃない、意味の転換クマ。破壊の象徴を、変革の道具に変えるっていう発想が、もう強すぎるクマ。
▶NETFLIX|人間まるだし。|2020「正しさ」に塗りつぶされる時代に、言い切った。 / Netflix「人間まるだし。」「美しい時代です」という皮肉から始まるナレーションクマ。2019年、誰もが「正しさ」に燃えていた時代に、Netflixが放った一撃。『全裸監督』というタブーど真ん中のドラマを引っ提げて、「人間まるだし。」と言い切った。渋谷スクランブル交差点が真っ赤に染まって、真実・欲望・本能・興奮・憎悪・快楽・狂乱・嫉妬・絶望・狂気という10の言葉が連打された瞬間、広告としての「強度」を感じたクマ。
▶THE FEMALE COMPANY|THE TAMPON BOOK|2020法律を、法律で出し抜いた本 / THE FEMALE COMPANY「THE TAMPON BOOK」タンポンを本に詰めて売る。バカバカしい? いや、これが最高にクールなアイデアなんだクマ。ドイツでは生理用品が19%の「贅沢品税」で課税される一方で、キャビアやトリュフ、油絵といった本物の贅沢品は7%。そしてなんと本も7%。だったら、タンポンを本として売ればいいじゃない――そんな逆転の発想から生まれたのがこの「THE TAMPON BOOK」クマ。
▶Nike|Dream Crazier|2019「ちゃんと言う」強さ / Nike「Dream Crazier」2019年2月24日、オスカーの放送中にデビューしたこのフィルムは、わずか1日でYouTubeだけで600万回再生、Twitterで2,840万回再生を記録したクマ。セリーナ・ウィリアムズがナレーションを担当し、90秒間、女性アスリートたちがバリアを壊す姿を描き出した。構造的には新規撮影とアーカイブ素材の組み合わせにナレーションが乗るシンプルなもので、最先端技術が使われているわけでも見たことのない絵があるわけでもないけど、2019年の代表作になることがほぼ決まった作品クマ。
🐻❄️動画は記事にあるクマBRBR|HEROES OF TODAY|20191936年のベルリンで、2019年のツイートが響く / BRBR「HEROES OF TODAY」モノクロの映像に映るのは、1936年のベルリン。鉤十字が掲げられた街を、ひとりの黒人アスリートが歩いている。道行く人々が振り返り、囁き、子どもたちまでもが差別的な言葉を投げかける。でも、オリンピックスタジアムに入った瞬間、気づくクマ。これ、全部いまのツイートじゃん、と。
▶KRAFT|LEGAL-ADE|2019子どもをレモネードで逮捕する国で、弁護士を雇ってやった / KRAFT「LEGAL-ADE」夏の風物詩であるレモネードスタンドが、役所の官僚によって閉鎖されるという理不尽な現実があった、アメリカで、クマ。子どもたちが小遣い稼ぎと起業家精神を学ぶ場所を、古い法律が奪っている。その矛盾に、レモネードブランドが立ち上がったクマ。
▶CARREFOUR|Black Supermarket|2018法を破って、法を変える / CARREFOUR「Black Supermarket」これは、スーパーマーケットの広告じゃないクマ。法律への反逆であり、農業への愛であり、5億人のヨーロッパ人の食卓を変えた革命クマ。
▶MARCH FOR OUR LIVES PARKLAND STUDENTS|Price on Our Lives|2018$1.05という数字が、政治家の沈黙を許さなかった / March For Our Lives「Price on Our Lives」$1.05。この数字は、フロリダ州の全学生数で、マルコ・ルビオ上院議員がNRAから受け取った献金総額を割った値クマ。パークランドの高校で起きた銃乱射事件の生存者たちが、自分たちの命の「値段」として着けた、オレンジ色のプライスタグ。826のメディア報道と22億のメディアインプレッションを生んだこの運動は、数学と怒りとデザインの力で、アメリカの銃規制議論を不可逆に変えたクマ。
▶UNILEVER (CLEAR)|BULLISH BOSS|2017ストレスが白い粒になって落ちてくる / CLEAR「BULLISH BOSS」怒り狂った上司が、最後には小さな白い点になって髪に落ちていく。白黒の映像と舞踏の身体表現で「ストレスがフケを生む」という因果を一発で伝えてくるクマ。
▶BEYONCE|FORMATION|2016メインストリームのポップスターが、人種について語ること / Beyoncé「FORMATION」2016年2月6日、スーパーボウルの前日。Beyoncéは何の予告もなく、この5分間を世界に投げ込んだクマ。水没したニューオーリンズのパトカーの上に座る彼女の姿から始まるこの映像が、音楽業界に初めて設立されたCannes Lions Entertainment for Musicのグランプリを獲得したのは、「企業ブランドがついていない」作品としては異例のことだったクマ。