SAAB|INFINITE DRIVE|2004|スウェーデン

「外側」ではなく「内側」を走らせた / SAAB「INFINITE DRIVE」

2004年、まだブロードバンドが貴重だった時代に、永遠に終わらないドライブを実現しようとした広告があったクマ。

背景・課題

自動車広告といえば、プロダクト、プロダクト、プロダクト。光り輝く新車が、ドライバー不在のまま、ヘアピンカーブを駆け抜けたり、塩湖の砂漠を音速に近いスピードで疾走する——それが常識だったクマ。でも、SAABオーナーは「違う種族」で、だからこそ思考もそれを反映すべきという前提があったクマ。

ねらい・インサイト

Infinite Driveは逆のアプローチを取った。外側ではなく内側から始めたんだ。車の内側ではなく、あなたの内側クマ。車を運転している時、心の中に何が去来するのか? その問いがコアにあるクマ。SAAB 9-3コンバーチブルのハンドルを握っている時の内省的な旅を、永遠に続くものとして設計する——それがこのキャンペーンのインサイトだったクマ。

アイデア

その結果は、終わることのない、永遠に続く、内省的な旅になったクマ。でも2004年、帯域幅はまだ希少なリソースだった。だからこのジョイライドを永遠に続けるために、シーンをループさせたクマ。さらに、ストーリー自体もループさせるという、それまで誰もやっていなかったことをやったクマ。カリフォルニアを走るドライブ映像を、クリックするたびに視点を変えながら、無限に体験できる仕掛けクマ。

展開・成果

このキャンペーンは2005年のカンヌでゴールド Cyber Lionを受賞したクマ。FWAからも、メディアや技術に関係なく最先端のクリエイティビティをショーケースするという使命に基づいて称賛されたクマ。シンプルなアイデアが見事に機能し、各ロケーションから複数のビューを楽しみながらライドを満喫できる。シンプルだが非常に効果的という評価を得たクマ。

余韻

「外側」を見せるのではなく「内側」に語りかける——この発想の転換が、2004年という技術的制約の中で、逆に新しい表現を生んだクマ。ループという制約が、永遠という体験に昇華された瞬間クマ。帯域幅が希少だったからこそ生まれた革新、それがInfinite Driveだったクマ。

▎クレジット

広告主
SAAB
代理店
LOWE TESCH AB (現LOWE Brindfors)
制作
Flodell Film
CD
Johan Tesch
CW
Tom EriksenDan MacDonald
AD
Johan ÖhrnPatrik Westerdahl
監督
Joakim Sandström
Other
Tom Eriksen
受賞
Cannes Gold (2004)

▎タグ

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