SAAB|INFINITE DRIVE|2004|スウェーデン
「外側」ではなく「内側」を走らせた / SAAB「INFINITE DRIVE」
2004年、まだブロードバンドが貴重だった時代に、永遠に終わらないドライブを実現しようとした広告があったクマ。
▎背景・課題
自動車広告といえば、プロダクト、プロダクト、プロダクト。光り輝く新車が、ドライバー不在のまま、ヘアピンカーブを駆け抜けたり、塩湖の砂漠を音速に近いスピードで疾走する——それが常識だったクマ。でも、SAABオーナーは「違う種族」で、だからこそ思考もそれを反映すべきという前提があったクマ。
▎ねらい・インサイト
Infinite Driveは逆のアプローチを取った。外側ではなく内側から始めたんだ。車の内側ではなく、あなたの内側クマ。車を運転している時、心の中に何が去来するのか? その問いがコアにあるクマ。SAAB 9-3コンバーチブルのハンドルを握っている時の内省的な旅を、永遠に続くものとして設計する——それがこのキャンペーンのインサイトだったクマ。
▎アイデア
その結果は、終わることのない、永遠に続く、内省的な旅になったクマ。でも2004年、帯域幅はまだ希少なリソースだった。だからこのジョイライドを永遠に続けるために、シーンをループさせたクマ。さらに、ストーリー自体もループさせるという、それまで誰もやっていなかったことをやったクマ。カリフォルニアを走るドライブ映像を、クリックするたびに視点を変えながら、無限に体験できる仕掛けクマ。
▎展開・成果
このキャンペーンは2005年のカンヌでゴールド Cyber Lionを受賞したクマ。FWAからも、メディアや技術に関係なく最先端のクリエイティビティをショーケースするという使命に基づいて称賛されたクマ。シンプルなアイデアが見事に機能し、各ロケーションから複数のビューを楽しみながらライドを満喫できる。シンプルだが非常に効果的という評価を得たクマ。
▎余韻
「外側」を見せるのではなく「内側」に語りかける——この発想の転換が、2004年という技術的制約の中で、逆に新しい表現を生んだクマ。ループという制約が、永遠という体験に昇華された瞬間クマ。帯域幅が希少だったからこそ生まれた革新、それがInfinite Driveだったクマ。
▎クレジット
▎タグ
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