VODAFONE|Between Us|2015|トルコ
男たちに見つからないように / Vodafone「Between Us」
見つかってはいけない広告、というものがある。トルコの女性を家庭内暴力から守るための、秘密のアプリの話クマ。
シーン
背景・課題
トルコでは3人に1人の女性が家庭内暴力に苦しんでいる。Vodafoneが向き合ったのは、助けを求めるアプリの存在そのものを、加害者の男性に絶対知られてはいけないという難題クマ。
ねらい・インサイト
使い方の情報を、女性用下着のラベルや脱毛ワックスのストリップ、メイクアップ動画の中にだけこっそり忍ばせた。全女性契約者には自動音声で通知したが、電話に出たのが男性なら普通のマーケティングメッセージに切り替わる。メディアの選び方そのものが、女性を守る仕組みになっているクマ。
アイデア
「Red Light」というアプリは、懐中電灯アプリの中に隠れている。スマホを振るだけで、位置情報つきのSOSが信頼できる3人に届く。「助けて」と言葉にする必要すらない、ただ振るだけクマ。Cannesの審査でも偽名で登録され、身元は明かされなかった。
展開・成果
トルコの女性スマホユーザーの24%にあたる25万4,000人がダウンロードし、10万3,000回以上起動された。Cannes Lions 2015でMedia部門Grand Prixを含む5つのライオンを獲得。トルコ初のGrand Prixだったクマ。
余韻
メディアバイイングが命綱になった仕事クマ。10万回以上起動されたという数字の裏に、10万回以上の「助けて」があったと思うと、言葉が出ないクマ。広告が本当に人を救う瞬間を見た気がするクマ。


