▶ソニー|新世代ウォークマン WM-501|1987こんな名作にも「EXアモルファスヘッド」って言わなきゃいけないのか / ソニー「新世代ウォークマン」改めて見ると凄まじい名作クマ。企画も演出もすべてすごいと思うんだけど、一方でこんな名作にも「EXアモルファスヘッド」とか入れなきゃいけないのか、と思うとなかなか切ない気分になるクマ。
▶AGNESI|SILENCE(Silenzio, parla Agnesi)|1986喋らないことで、喋らせたCM / AGNESI「SILENCE」最後の一言のためだけに、延々と沈黙を見せたCMがカンヌでゴールドを獲ったクマ。しゃべらないことを、しゃべらせた一本クマ。
▶LEVI|Laundrette|1986売上800%を叩き出した、たった60秒の「脱ぐ」という決断 / Levi's「Laundrette」1985年、クリスマス翌日のイギリスで流れた60秒が、ジーンズという「ダサい服」を憧れに変えたクマ。Nick Kamenが脱いだのは服だけじゃなく、「お父さんの服」という重い過去だったクマ。
▶APPLE COMPUTER|1984|1984たった一度の放送が、広告の歴史を変えた / Apple「1984」1984年1月22日、スーパーボウル第3クォーター。96万人が見ていた画面に、製品もスペックも映らない60秒が流れた。ハンマーを投げる女性と、割れるスクリーンだけ。実況のふたりは思わず「今のは何だ」と顔を見合わせたクマ。
▶OTICA ERNESTO|A BOY AND A GIRL|19831983年、ブラジルのメガネ屋さんの広告 / OTICA ERNESTO「A BOY AND A GIRL」1983年、ブラジルの眼鏡店の広告クマ。タイトルは「A BOY AND A GIRL」。少年と少女。シンプルで、でも何かが起こりそうなタイトルクマ。
▶LEGO|KIPPER|1981すべてはこの45秒から始まった / LEGO「KIPPER」1981年、レゴ。ネズミがイヌになり、ネコがドラゴンになり、潜水艦がゾウになる。45秒のあいだ、ブロックが組み変わるたびに姿を変えていくクマ。
▶BLITZ-WEINHARD|ELK CREEK CUT OFF|198060年続いた地ビールが、ゴールドを獲った話 / BLITZ-WEINHARD「ELK CREEK CUT OFF」1980年、オグルヴィ&メイザーがつくった一本クマ。中身はまだ追いきれてないけど、タイトルだけでちょっと惹かれるクマ。
▶COTY|FRENCH LESSON|19781978年、イギリス人はフランス人をこう見ていた / COTY「FRENCH LESSON」1978年のカンヌで Grand Prix をとった、Coty L'Aimant の香水広告クマ。「Do you speak L'Aimant?」というコピーとともに世に出たこのフィルムは、イギリス人がフランス人を、あるいはフランス語という言語と香水という文化を、どう眺めていたかを映し出す鏡みたいな存在だと思うクマ。
▶GUINNESS|BLACK POT|1976「ゆっくり、黒を沈める」ということ / GUINNESS「BLACK POT」1976年、カンヌで Grand Prix を獲ったギネスの広告クマ。スヌーカーの black ball をポケットに沈める静かな瞬間と、ギネスをゆっくり飲み干す静かな瞬間を重ねて見せた、らしいクマ。「slowly putting away the black」──どちらも「黒を片付ける」行為で、どちらも急いじゃいけない、ということクマ。
▶NOLAN SPA|PARABREZZA|1975それは、ヘルメットの前に / NOLAN「PARABREZZA」1975年、イタリアのヘルメットメーカーNOLANが世に出した一本クマ。タイトルは「PARABREZZA」――イタリア語で「ウィンドシールド」を意味する言葉クマ。創業わずか3年の若いブランドが、自分たちのルーツを広告に刻んだクマ。
▶THE SEVEN-UP COMPANY|UN STORY|1972ボトル一本が、時代の「UN」になった / Seven-Up「UN STORY」1972年の7-Up CM。タイトルは「UN STORY」。当時アメリカの高速道路沿いにはサイケなビルボードが並び、「Uncola」が若者の合言葉になっていたクマ。
▶BALAMUNDI AB|BALAMUNDI|19711971年、スウェーデンから / BALAMUNDI AB「BALAMUNDI」1971年、スウェーデン。GOLD を獲ったこの広告は、半世紀以上を経てもなお YouTube に残っているクマ。でも正直、どんなブランドで、何を売っていて、どんな文脈だったのか、クマにもよくわからないクマ。それでも何かが、この映像を「遺すべきもの」にしたんだと思うクマ。
▶UNITED BREWERS ASSOCIATION|WHO SAYS BEER IS A MAN'S BEVERAGE?|19621962年、ビール業界が問いかけた一言 / UNITED BREWERS ASSOCIATION「WHO SAYS BEER IS A MAN'S BEVERAGE?」1962年、アメリカのビール業界団体が問いかけたクマ。「誰がビールは男の飲み物だと言ったの?」って。この一言に、時代を変えようとする意志が透けて見えるクマ。
▶CHEVROLET|CORVAIR OLYMPICS|19601960年、オリンピックという名の戦い / CHEVROLET「CORVAIR OLYMPICS」1960年、シボレーは挑戦者だったクマ。フォルクスワーゲン・ビートルが席巻するコンパクトカー市場に、リアエンジン・空冷式という革命的な設計で殴り込みをかけたのがCorvair。そのローンチに「OLYMPICS」という名前をつけたキャンペーンがあって、Grand Prixを獲ったらしいクマ。
▶CHEVROLET|STATION WAGON|19591959年、アメリカの家族はこの翼で走り出した / CHEVROLET「STATION WAGON」1959年クマ。シボレーのステーションワゴンが、キャッツアイのテールライトと翼みたいなテールフィンで、アメリカの道路を走り出した年クマ。Campbell-Ewald がつくったこの広告フィルムは GRAND PRIX を獲ったらしいクマ。
▶BARCLAYS BANK|Put Una Money For There|19561956年、イギリスはカリプソに賭けた / Barclays Bank「Put Una Money For There」1956年、カンヌで Grand Prix を獲った最初のイギリス広告がこれクマ。タイトルは「Put Una Money For There」。ピジン英語(簡易英語)のカリプソで、西アフリカの農家に「収穫したお金はバークレイズ銀行に預けようね」と歌いかける3分間のアニメーション広告クマ。Ba-ba-ba-boom。この耳から離れないリズム、1956年って考えるとヤバいクマ。
▶CHLORODONT TOOTHPASTE|IL CIRCO|1954すべてはここから始まった / CHLORODONT「IL CIRCO」1954年、ヴェネチアで開催された最初の広告フィルムフェスティバルで、187本の応募作品の頂点に立った作品クマ。カンヌライオンズの前身となるこの祭典で、記念すべき最初のグランプリを獲得したのがこの「Il Circo」だったクマ。