BBC|Winter Olympics 2010|2010|イギリス
イヌイットの戦士が、クマと戦う理由 / BBC「Winter Olympics 2010」
バンクーバー五輪の番宣で、イヌイット神話を持ち出してくるとは思わなかったクマ。でもこれが、ちゃんとハマってるクマ。
シーン
背景・課題
BBCが2010年バンクーバー冬季五輪のために用意したのは、ただの番宣じゃなかったクマ。RKCR/Y&RとStudio AKAが選んだモチーフは、イヌイット文化の石像「イヌクシュク」クマ。
ねらい・インサイト
極寒の自然と戦うアスリートと、厳しい環境を生き抜いてきたイヌイットの戦士――この二つを重ねてしまえば、スポーツはそのまま神話になるクマ。盗まれたイヌクシュクの欠片を、戦士が取り戻しに行く物語。その一つひとつの動きが、そのまま競技のスキルになっている仕掛けクマ。
アイデア
監督Marc CrasteとJon Klassenが作ったのは、60秒のアニメーション叙事詩クマ。戦士がスキーやスケート、ボブスレーを駆使して極北を駆け抜け、クマの精霊と対決する。フラットなグラフィックと立体感が同居する3Dアニメーションが、神話と競技を同じ画面に成立させているクマ。
展開・成果
BAFTA受賞、D&ADではWood Pencil以上、Clio AwardsでBronzeを獲得したクマ。
余韻
異文化の象徴を借りて、現代のアスリートを神話として語る。この発想の強度が、番宣を「見たい」に変えてるクマ。悪役が「邪悪なクマの精霊」なのは複雑な気持ちだけど、それも含めて認めるしかないクマ〜。
