GREENPEACE|Los Santos +3ºC|2022|ブラジル
GTAの街を水没させて、温暖化を見せつけた / GREENPEACE「Los Santos +3ºC」
GTAのロールプレイサーバーの街が、4日間だけ水に沈んだクマ。しかもこれ、Greenpeaceの仕業クマ。
シーン
背景・課題
Greenpeace ブラジルが舞台に選んだのは、『Grand Theft Auto V』の街ロサントス。ケース映像は、このゲームを最も人気のあるゲームのひとつと紹介している。
ねらい・インサイト
説教では届かないなら、彼らが本気で遊んでいる場所そのものを変えてしまえばいいクマ。自分たちの科学チームの将来予測をもとに、気候のシナリオをそのままゲームの街に組み込むという発想クマ。
アイデア
作り替えたのは、気温が3度上がったロサントス。通りは水に沈み、貯水池は干上がり、空気は汚れ、動植物は大きく減っている。街の看板は「水があるなら節水を」と呼びかける未来の広告に変わり、ラジオは、桟橋で飲み水を奪い合って2人が死んだと伝える。プレイヤーに用意されたのは、請願に署名する、避難所へ水を届ける、気候難民を助けるといった専用のミッション。この地図は Kings Roleplay のサーバーで、2022年2月22日から25日までだけ遊べるようにしたクマ。
展開・成果
ケース映像によると、ブラジルの人気ストリーマーたちが配信した時間は450時間を超え、請願の署名は340%増、寄付は40%増、メディア露出は3,000万に達した。CNN なども取り上げている。2022年のカンヌライオンズでは、Entertainment と Entertainment Lions for Sport でゴールドを受賞。
余韻
説教くさいキャンペーンを作る代わりに、みんなが遊んでいる街を書き換えたクマ。水浸しの道路を走りながら配信者が「これはやばい」と声を上げる、その一瞬でもう伝わってるクマ。クマもGTAやろうかな。

