HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL|SAVE RALPH|2022|アメリカ

これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」

ウサギのラルフは、片目が見えない。片耳は聞こえない。背中には化学薬品の火傷の跡がある。それでも彼は誇らしげに「テスター」としての仕事を語るクマ。4分間のストップモーション・アニメーションが、世界中で1億5000万回以上再生され、メキシコを動かしたクマ。

背景・課題

化粧品の動物実験は41カ国で禁止されているが、世界の大半ではいまだに合法クマ。ラルフのようなウサギは首拘束具に固定され、化粧品や化学物質を目や剃った皮膚に垂らされる。痛み止めは与えられず、すべての動物は最後に殺される。Humane Society Internationalは各国支部と連携し、ブラジル、カナダ、チリ、メキシコ、南アフリカ、東南アジア10カ国など16カ国をターゲットに、化粧品の動物実験を禁止する#SaveRalphキャンペーンを展開していたクマ。プロデューサーのJeff Vespaは「人々が見たくなり、動物実験の危険性について学べるプロジェクトを作りたかった。アニメーション映画が最良のアプローチだと判断した」と語っているクマ。

ねらい・インサイト

監督のSpencer Susserは「化粧品実験動物の現実を見せると、人々は本能的に目を覆うか視線を逸らす。だから違うやり方でメッセージを届ける必要があった」と述べているクマ。実写では現実的すぎて視聴者を恐怖させてしまう。アニメーションで少しスタイライズすることで、より受け入れやすくなる。ラルフを愛らしいキャラクターにし、勇敢な顔をさせることで、最後に厳しい現実を見せても人々を失わずに済むクマ。 「ラルフの物語は、観客を優しく引き込み、パンチを繰り出す前に感情的に投資させる必要があった。ストーリーテリングを正しくするために何度も脚本を書き直した」とSusserクマ。「動物実験の真実はとても動揺させるので、人々はしばしば単に目を背ける。だから観客を引き込み、動物たちのために本当に注意を引く方法が必要だった。Save Ralphはまさにそれをやってのける。ラルフに恋をして、彼のために心が張り裂ける」クマ。モキュメンタリー形式でラルフを「インタビュー」することで、安心感の壁を作り、それが崩れる瞬間の衝撃を最大化する構造クマ。

アイデア

Spencer Susser脚本・監督によるストップモーション・アニメーション・モキュメンタリー短編。Taika Waititi、Ricky Gervais、Zac Efron、Olivia Munn、Pom Klementieff、Tricia Helferが声優として参加クマ。ラルフ(Waititi)は「テスター」としての日常をドキュメンタリー撮影クルーに語る。片目が見えず、部分的に耳が聞こえず、背中には呼吸や動くたびに痛む化学火傷があるクマ。 パペット制作者Andy GentのArch Model Studioがキャラクターモデルをすべて手作り。ラルフの制作に4ヶ月以上、毛皮を被せるのに5週間かかった。撮影は50日間にわたり、1日あたり約4秒の映像を制作したクマ。セットは何世代ものウサギがラルフの前に住んでいたかのように、長い時間そこにあったと感じられるよう設計。70年代・80年代を参照した時代感、散らかった生活感を演出クマ。 英語版のほか、フランス語・ポルトガル語・スペイン語・ベトナム語版も制作され、George Lopez、Denis Villeneuve、Rodrigo Santoro、Wilmer Valderrama、Rosario Dawsonらが各言語版でキャラクターを演じたクマ。

展開・成果

4分間の短編は2021年4月6日にHumane Society Internationalによってリリースされ、批評家から絶賛されたクマ。リリースから数ヶ月以内に各種SNSで1億5000万回以上視聴され、#SaveRalphハッシュタグは7億2000万回以上閲覧された。ターゲット国で300万以上の請願署名を獲得し、メキシコが北米で初めて化粧品の動物実験を禁止する国となることを後押しし、複数の主要経済圏での立法努力を前進させたクマ。 2022年の第69回カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでGrand Prix for Good賞を受賞。非営利映画部門でゴールドも獲得クマ。Webby Awards事務局長は「Save Ralphはインターネット上のイノベーションと創造性の基準を設定した」と述べ、Webby賞も2つ獲得。アカデミー賞短編アニメーション部門のショートリストにも選出されたクマ。

余韻

クマは最初に見たとき、ラルフの「It's all good」という最後の親指立てで泣いてしまったクマ。あの勇敢さと諦めと、それでも「人間のために役立ってる」と信じようとする健気さクマ。Ricky Gervaisが語っていたこと—ウサギが目の刺激実験に選ばれるのは涙腺がないから。化学物質を涙で洗い流せないから、科学的理由ではなく純粋に化学物質が目に長く留まるから—を知って、クマは怒りで震えたクマ。 「化粧品の動物実験は残酷であり、やめる必要がある」。それをストップモーション4分で世界に伝え、実際に法律を変えた。これが広告の、クリエイティビティの力だと思うクマ。クマたちにできることは、クルエルティフリーの製品を選ぶこと。そして、ラルフを忘れないことクマ。

▎クレジット

広告主
HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL
制作
Jeff Vespa (Producer)Tristan Oliver (Cinematographer)Andy Gent (Puppet Maker & Set Designer, Arch Model Studio)Tobias Fouracre (Animation Director)
CW
Spencer Susser
監督
Spencer Susser
プロデューサー
Jeff Vespa
Narrator
Taika Waititi
Other
Andy Gent
受賞
Cannes Grand Prix (2022)

▎タグ

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