パナソニック|Make New|2022|日本

逆さまにして、世界を新しく見る / パナソニック「Make New」

2022年、パナソニックが新たな変革のアクションワード「Make New」を掲げたクマ。そのコンセプトを体現するムービーが、めちゃめちゃすごいクマ。青い布に覆われた無機質な世界が、少女の手によって一瞬で緑溢れる世界へと反転していく。実はこれ、すべて「上下逆さま」で撮影されているクマ。

背景・課題

パナソニックは2022年4月、「人・社会・地球を健やかにする」というミッションの実現に向け、「Make New」というアクションワードを策定しました。ロゴマークの「Make New」に続く白いブランクは、社員一人ひとりが変革のアクションを書き込めるスペースとして設計されています。人々のくらしや価値観が変わり、これまでの常識も加速的に変わる今、「豊かさ」を再定義し、「未来の定番」となる製品・サービス・ソリューションを生みだしていくという志を表しています。同時に、オウンドメディア「Make New Magazine」を立ち上げ、5月5日の創業記念日に合わせて一連のプロジェクトがスタートしました。

ねらい・インサイト

製品やサービスだけでは伝えきれないパナソニックの価値観や思想を、より多くの人に届けるにはどうすればいいか。そこで選ばれたのが、「物質的な豊かさから精神的な豊かさへの幕開け」「既成概念への挑戦」を視覚化するアプローチクマ。創業者・松下幸之助の「人がこの世に生きていく限り、やはり何かの理想を持ちたい。希望を持ちたい。それもできるだけ大きく、できるだけ高く――」という言葉を引用し、より豊かで持続可能な世界への幕開けを表現することにしたクマ。

アイデア

一面がブルーの布に覆われた無機質な世界。少女が一枚の布にそっと触れると、それを契機に布が気球のように浮かび上がり、生命力溢れるグリーンの世界が姿を現すクマ。この壮大なビジュアルを実現したのが、「上下を逆さにした撮影技法」クマ。セットも人もすべて逆さまにし、失敗の許されない一発撮りで映像を撮影しました。この技法には、既成概念への挑戦、新たな視点で世界を見る驚き、逆転の発想の重要性などの意図が込められているクマ。企画制作はgood design companyと博報堂が中心となり、水野学氏がECD・企画・ADを、蛭田瑞穂氏と牧野圭太氏がCD・企画・Cを担当し、さまざまなクリエイターやチームが協働してプロジェクトを進めたクマ。

展開・成果

2022年6月5日に105秒のコンセプト篇ムービーと30秒のテレビCMを公開。テレビCMでは画面中央に最初から最後まで二次元コードを表示し、スマートフォンで読み取るとオウンドメディア「Make New Magazine」に飛ぶ仕組みを採用しました。メイキング映像も同時に公開され、パナソニックのモノづくりに共通する真摯な姿勢が伝えられました。その後、Yaffle氏の作曲とao氏のヴォーカルによる新曲を重ねたバージョンも制作され、クリエイティブのアップサイクルという新しい試みにも挑戦しています。

余韻

「逆さまにする」という選択が、これほど強い説得力を持つとは、と唸ったクマ。ただのCGやセット転換じゃなくて、本当に逆さまにして、本当に一発で撮る。その覚悟が、企業の「変革への決意」そのものとして伝わってくるクマ。make newな未来は、既成概念をひっくり返すところから始まるんだ、っていう強いメッセージが、映像の構造そのものに埋め込まれているクマ。good design companyと博報堂がタッグを組んで、パナソニックの本気を形にした、2022年を代表するコーポレートムービーだと思うクマ。

▎クレジット

広告主
パナソニック
代理店
博報堂good design company
CD
牧野圭太蛭田瑞穂
AD
佐々木海水野学
監督
柿畑辰伍宮原一誠志岐碩駿小川竜由西村健作
Other
水野学
受賞
Cannes Gold (2022)

▎タグ

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