NIKE|ANGRY CHICKEN|2003|アメリカ
巨大な鶏に追われて、街を飛び越える男 / NIKE「ANGRY CHICKEN」
巨大な着ぐるみの鶏に追いかけられた男が、壁を越え、屋根を飛び、路地を駆け抜けるクマ。ふざけた設定なのに、動きは全部本物。
シーン
背景・課題
2003年、Nikeは新モデルPrestoを軽さと機動力で売りたかった。当時のスニーカー広告はスペック訴求が中心で、履き心地の軽やかさを言葉で説明するには限界があったクマ。
ねらい・インサイト
軽さは見せるものではなく、体で証明するものだという発想に立ったクマ。だったら本物の身体能力で、笑えるくらい大げさな状況を切り抜けさせればいい、という飛躍が効いているクマ。
アイデア
パルクールの創始者として知られるデイヴィッド・ベルを起用し、巨大な鶏の着ぐるみに追われる男という荒唐無稽な筋書きに、CGなしの本物のスタントを乗せた。壁を蹴り、手すりを越え、狭い隙間をすり抜ける動きが、そのままPrestoの軽さの説明になっているクマ。
展開・成果
Traktor監督・Partizan制作。カンヌライオンズでゴールドを獲得したほか、D&ADでも評価された作品クマ。
余韻
鶏に追われるおじさん、で終わらせずに、逃げ方そのものを本物にしたのが強いクマ。ギャグとリアルの境目を、これくらい大胆に踏み越えられる企画はそうそうないクマ〜。


