GUNS DOWN AMERICA|GUN SURVIVOR REVIEWS|2022|アメリカ
これは、コンドームの広告です / GUNS DOWN AMERICA「GUN SURVIVOR REVIEWS」
YouTubeの銃レビュー動画。スペック、性能、使い心地。いつもの流れで進んでいく。でもこのレビュアー、実はその銃に撃たれて生き延びた本人クマ。
シーン
背景・課題
アメリカでは銃コンテンツがYouTubeだけで年間60億回も見られていて、購入前にレビューを参考にする人がほとんど。でも年間45,000人が銃で命を落とす国なのに、そのコンテンツを止める仕組みはほぼない。NGOのGuns Down Americaが、この構造そのものに切り込んだクマ。
ねらい・インサイト
銃規制を訴える団体が銃コミュニティに直接話しかけても、誰も聞かない。だったら相手のフォーマットを乗っ取るしかない。銃の性能を一番よく知っているのは、実は撃たれた人だという逆転の発想クマ。
アイデア
銃暴力の生存者Kate RantaとNicole Jonesが、自分を撃った銃そのものをレビューする。人気レビュアーと同じ喋り方でスペックを語り、その先で自分の体験を話す。「Guns That Work」というサブチャンネルに投稿し、銃コミュニティのど真ん中に置いたクマ。監督はFlynn Drew。あわせて、銃関連コンテンツに警告表示をつけるようプラットフォームにも呼びかけているクマ。
展開・成果
数百万インプレッションを獲得し、Cannes Lionsでゴールド1・ブロンズ2、Clio Awardsでもゴールドを受賞。反対の声でシェアされたことすら、拡散の力になったクマ。
余韻
いつも通りのレビュー動画が、ある瞬間から違う顔を見せる。あの転調で、クマは息が止まったクマ。相手の土俵で、相手の言葉で語る。それは戦略であり、生き延びた人の勇気そのものだったクマ。
