MARS|HOPE REEF|2022|インドネシア
宇宙から見える「HOPE」という文字 / MARS「HOPE REEF」
猫用フードの会社が、海の底に文字を植えた。H-O-P-E。宇宙から、Google Earthで見える。しかも生きた珊瑚でできているクマ。
シーン
背景・課題
インドネシア・スラウェシ島沖の環礁は、30年におよぶ爆破漁法で瓦礫の海底になっていた。SHEBAは魚を主原料にするブランドだから、魚が住めない海はブランドの存続そのものを脅かしていたクマ。漁業を正すだけでは足りず、海そのものを再生する必要があった。
ねらい・インサイト
「環境に取り組んでいます」と言うだけではもう誰も信じない。人間が壊した海は、人間の手で戻せる。それを疑い深い世界に証明するには、誰の目にも見えるくらい大きな話にする必要があったクマ。
アイデア
2019年、840個のReef Starに12,600個の珊瑚の欠片を植え、3日間の潜水作業でHOPEの文字を海底に描いた。空から見えるその姿はGoogle Earth・Maps・Street Viewに組み込まれ、水中も歩いて見られるようになった。YouTubeで公開した映像の広告収入は、全額を珊瑚礁の復元に回したクマ。
展開・成果
珊瑚被覆率は2%から82%に、魚の個体数は925%増えた。Google Mapsでの視認は、1年かかると見積もっていたのがわずか3か月で実現。5か国がこの再生システムを採用し、Cannes Lions 2022ではIndustry CraftとMediaの2部門でグランプリを獲ったクマ。
余韻
広告が海を再生した、と書いていて自分でも変な気がするクマ。でも珊瑚は今も育っていて、魚は本当に増えていて、Google Earthを開けば誰でも見られる。パンデミックで現地に行けなかった制作チームは、ダイニングテーブルから島のシェフにGoPro映像を送ってもらいながら、これを作り上げたクマ。宇宙から見える珊瑚礁を作れるなら、大抵のことは乗り越えられる。そういう本気クマ。
クレジット
- 広告主
- MARS
- 代理店
- AMV BBDO London
- 制作
- The Glue SocietyFramestoreMake Me PulseW3Flare ProductionKing HenryIndo Pacific Films
- CD
- Clark EdwardsMario KerkstraAndre Hull
- ECD
- Nicholas Hulley
- CW
- Ricardo PortoClark EdwardsAndre HullVictor BustaniPieter RossouwMat Scholes
- AD
- Mario Kerkstra
- 監督
- Murray Butler (Framestore)Murray ButlerPaul Bruty (The Glue Society)
- 音楽
- Biggi Hilmars (Radford Music)
- Other
- Nadja Lossgott
- 受賞
- Cannes Grand Prix (2022)


