Nikka Whisky|No Labels|2025|日本
すべてのラベルを剥がしたとき、残ったのは / Nikka Whisky「No Labels」
ボトルからラベルを剥がした。人からも、決めつけを剥がした。ウイスキーが「生き方」になった瞬間クマ。
シーン
背景・課題
国際的な評価は高いのに、国内での認知度は低い。ウイスキー市場はプレミアムとマスに二極化していて、ニッカウヰスキーは自分の立ち位置をどう語るか悩んでいたクマ。有名人とラベルのアップで魅せる従来の広告が、逆に「誰のためのウイスキーか」を曖昧にしていたクマ。
ねらい・インサイト
創業者は、ウイスキーを飲み物ではなく喜びとつながりを生む精神だと考えていたクマ。その原点に立ち返り、「誰が飲むべきか」を定義するのをやめた。年齢も性別も肩書きも関係ない、誰でも愉しめるものとして描くことにしたクマ。
アイデア
商品からも人からも、ラベルを文字通り剥ぎ取った。ボトルにラベルはなく、写真に写る人物はシルエットで語られる。ポスター、OOH、ブランドブック、映像、東京のフラッグシップバーまで、この「ラベルの不在」ひとつで世界観を統一したクマ。
展開・成果
Cannes Lions 2025のIndustry Craft部門でGold Lion、ADFEST 2026では日本初のLotus Grande、さらにKantar Creative Effectiveness Award 2025も受賞したクマ。Cannesのポップアップバーには期間中約1,100人が来場したクマ。
余韻
ラベルがない、ということは、決めつけがない、ということクマ。ある審査員は「ただの宝石」と呼んだ。クマもそう思う。足すことに慣れすぎたクマたちへの、静かで力強い引き算クマ。


