高橋酒造|生きてくだけで冒険だ。|2024|日本
人生というRPGに、レベルアップのBGMは鳴るのか / 高橋酒造「生きてくだけで冒険だ。」
「自由に生きればいい、そう言うが、自由ほど怖いものはない」。熊本の酒造メーカーが若者に宛てた、お酒のCMらしくない一文から始まるクマ。人生をRPGに見立てるという発想が、安っぽくならず希望として響いてくるクマ。
シーン
背景・課題
120年以上続く高橋酒造が、先の見えない時代を生きる若者にエールを送るキャンペーンクマ。2024年1月、熊本日日新聞の新年号から始まり、ラジオCM・特設サイト・屋外広告へ展開したクマ。地元・熊本出身のクリエイター陣で作られているクマ。
ねらい・インサイト
CD・上田浩和氏いわく「人生とはRPGのような冒険だと気づけば、この先に楽しみと勇気が湧いてくるのではないか」。地図もコンパスもない、でも仲間はいる。ラスボスは意外と自分自身かもしれない——この見立てがそのまま企画になっているクマ。
アイデア
メインビジュアルは「ゼルダの伝説」のイラストを手がけた和田拓氏による描き下ろしで、阿蘇に立つ青年と、熊本県内9つの名所、そして未来の希望と不安を示すドラゴンが描かれているクマ。ラジオCMは全4編、坂田飛鳥さんの楽曲に乗せて、名もない若者の小さな冒険を描いたクマ。焼酎は主張しすぎず、背中を押す位置にいるクマ。
展開・成果
2024年ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSのラジオ&オーディオ広告部門でゴールドを獲得クマ。新宿駅プロムナードにも看板を出し、熊本から東京へ届いたクマ。
余韻
「レベルアップのBGMが聞こえたら、しろがうまい。うまくいかないときも、それはそれでしろがうまい」。酒のCMは大抵うまい瞬間だけを切り取るのに、これは「うまくいかないときも」と言い切ったクマ。人生は、ゲームよりも、奇なりクマ。


