SPECSAVERS|THE MISHEARD VERSION|2024|イギリス
聞き間違えで、国中の耳を試した / SPECSAVERS「THE MISHEARD VERSION」
Rick Astleyの『Never Gonna Give You Up』を、わざと歌詞を聞き間違えたバージョンで録り直して、何の説明もなくリリースしたクマ。8時間で2,000万再生。カンヌで6ライオン、グランプリ2つ。PR代理店が単独でPRライオンズのグランプリを獲った、これが初めてのことクマ。
シーン
背景・課題
聴力の衰えを認めるのは怖い。検査を受けずに10年放置する人もいるほどクマ。Specsaversはメガネの会社であって、耳の専門店だとは思われていない。恐怖で予約を増やすのは無理筋クマ。
ねらい・インサイト
この曲は世界一聞き間違えられる曲として有名クマ。『あなたを見捨てない』が『デザートスプーンを持って走り回らない』に化ける、あの現象。聞き間違いなら誰でも笑って話せる。老いを突きつけずに、耳の話に持ち込めるクマ。
アイデア
ネットの掲示板に集まった空耳歌詞を、Rick本人にそのまま歌わせて再録音。ブランド名を出さずソーシャルとラジオに流し、国中をリック・ロールしたクマ。自分の耳は大丈夫かと人々が騒ぎ始めたところで、Specsaversが種明かし。Rick自身の難聴と補聴器の話も明かされたクマ。有料広告費はゼロ。
展開・成果
聴覚検査の予約は目標の1,220%増。聴力低下のGoogle検索は138%増え、補聴器がネットのトレンド1位に。英国主要メディアの95%がニュースにしたクマ。
余韻
審査員長は「簡単な道もあった。曲を流して最後に一言添えるだけでよかったのに、彼らはわざと難しい道を選んだ」と評したクマ。有料広告ゼロで1,220%、この数字がPRの強度をそのまま物語ってるクマ。こういう本気の悪ふざけ、クマも一枚噛みたかった。


