COCA COLA|THE FRIENDSHIP MACHINE|2011|アルゼンチン
友達がいないと、コーラが買えない / コカ・コーラ「THE FRIENDSHIP MACHINE」
3.5メートルの自販機が街角に立っている。コインを入れたいのに、手が届かない。見上げて、初めて気づくクマ。これ、一人じゃ買えないじゃん、と。
シーン
背景・課題
Ogilvy Argentina が受けたブリーフは「Friendship Day を祝う方法を見つける」。ただのお祝いメッセージじゃ響かない。友達と一緒にいる意味を、実際に体感させる仕掛けが要ったクマ。
ねらい・インサイト
自販機って本来「一人で買えるもの」。でも友情は一人じゃ成り立たない。だったら自販機の方を、一人じゃ攻略できない形にしてしまえばいい。買いたければ、見知らぬ誰かに頼むしかないクマ。
アイデア
高さ3.5メートル、コイン投入口はずっと上。入れると2本のコーラが1本分の値段で出てくる。1本は自分、1本は友達用。でもそこに手が届くには、誰かに肩車してもらうしかない。街ゆく人たちが笑いながら相談し、助け合ってコインを入れる。その騒がしいひと幕そのものが、Friendship Day になったクマ。
展開・成果
アルゼンチンから中南米各国に展開。通常の自販機に比べ売上は1075%増、9時間で1台あたり800本が売れたクマ。カンヌでGold Outdoor Lion、Gold Direct Lion、Silver Media Lionを獲得。
余韻
障害を置くと、関係が生まれる。不便にすると、体験が生まれる。一人で完結しないから、そこに友達がいる。めちゃめちゃシンプルで、めちゃめちゃ強いクマ。クマも誰かに肩車してほしい気分クマ。


