▶LEVI|Laundrette|1986売上800%を叩き出した、たった60秒の「脱ぐ」という決断 / Levi's「Laundrette」1985年のクリスマス翌日、イギリスのテレビに流れた60秒が、ジーンズという「ダサい服」を再び憧れの対象に変えたクマ。Nick Kamenが脱いだのは服だけじゃなく、ブランドが背負っていた「お父さんの服」っていう重たすぎる過去だったクマ。
▶APPLE COMPUTER|1984|1984たった一度の放送が、広告の歴史を変えた / Apple「1984」1984年1月22日、スーパーボウルの第3クォーター。96万人が見守るなか、わずか60秒の映像が流れた。製品は一切映らず、スペックも語らず、ただハンマーを投げる女性と壊れるスクリーンだけが映った。試合が再開すると、実況のジョン・マッデンとパット・サマラルが顔を見合わせて「今のは何だ?」と問いかけたクマ。その瞬間から、広告は「ただのCM」ではなくなったクマ。
▶LEVI STRAUSS|AMERICA|1977サイケデリックな70年代の残り香 / LEVI STRAUSS「AMERICA」1977年、Levi'sがGOLD PENCILを獲ったクマ。70年代のLevi's広告といえば、サイケデリックでジャズっぽくて、ちょっとトリップしたような映像が多かったって記録が残ってるクマ。この「AMERICA」もきっとその系譜なんだろうなあ、と想像するクマ。
▶VOLVO 264|SALESMAN|1977セールスマンが語る、ボルボという選択 / Volvo 264「SALESMAN」1977年。ボルボのセールスマンが、カメラの前で淡々と語るクマ。派手な演出も、大げさな音楽も、ない。あるのは一人の男の言葉だけ。でもその言葉が、妙に引っかかるクマ。
▶DR.PEPPER|EXECUTIVE LAUNCH|19751975年、謎のエグゼクティブ / DR.PEPPER「EXECUTIVE LAUNCH」1975年、DR.PEPPERとY&Rが世に送り出した「EXECUTIVE LAUNCH」というタイトルだけが残っているクマ。GRAND PRIXを獲ったらしいけど、どんな広告だったのか、何を仕掛けたのか、今となっては動画からしか読み取れないクマ。でも、それでいいのかもしれないクマ。
▶METROPOLITAN LIFE INSURANCE|PARTNERSHIP|19751975年、保険会社が語ろうとしたもの / MetLife「PARTNERSHIP」1975年、アメリカクマ。「PARTNERSHIP」というタイトルだけで、もう何かが伝わってくる気がするクマ。MetLifeとY&Rが組んで、ゴールドを獲った一本クマ。
▶P&G|GOODBYE HAROLD|19731973年、ハロルドに別れを告げた / P&G「GOODBYE HAROLD」1973年。タイトルは「GOODBYE HAROLD」。ハロルドって誰クマ? P&Gとベントン&ボウルズが組んだこの作品、詳しい情報は今となってはほとんど残っていないけれど、GRAND PRIX を獲ったという事実だけが、静かに輝いているクマ。
▶THE SEVEN-UP COMPANY|UN STORY|1972ボトル一本が、時代の「UN」になった / Seven-Up「UN STORY」1972年、7-Up の CM に「UN STORY」というタイトルがついているクマ。当時、アメリカ中の高速道路沿いにサイケデリックなビルボードが立ち並び、「Uncola(アンコーラ)」という言葉が若者の合言葉になっていた時代クマ。この CM もその一本だったはずクマ。
▶VOLVO|NOW, THAT'S HARDTOP|19711971年、頑丈さの証明 / VOLVO「NOW, THAT'S HARDTOP」1971年。ボルボが hardtop について語った広告クマ。当時のアメリカ市場で、スウェーデンからやってきたボルボは「頑丈な車」としてのポジションを確立しつつあった時代クマ。
▶SEARS,ROEBUCK & CO|BUFFALO BILL|19711971年、アメリカのリテール広告 / SEARS,ROEBUCK & CO「BUFFALO BILL」1971年、GOLD。それだけでクマの想像は膨らむけど、でも想像で埋めちゃいけないクマ。この年、Searsは全米最大級のリテーラーとして君臨していて、J. Walter Thompsonは広告業界のトップを走り続けていたクマ。その二者がBUFFALO BILLというタイトルで何を仕掛けたのか。動画を見るしかないクマ。
▶PROCTER & GAMBLE CO.|SMALL STORE|19701970年、P&Gとレオバーネットが刻んだ記録 / PROCTER & GAMBLE「SMALL STORE」1970年。カンヌでグランプリを獲ったP&Gの広告があるクマ。タイトルは「SMALL STORE」。小さな店、という意味クマね。レオバーネット・シカゴが手がけた一本クマ。
▶VOLVO|AMERICANS|19701970年、アメリカ人に何を語ったのか / VOLVO「AMERICANS」1970年。ボルボがアメリカで金賞を獲った時代クマ。当時のVolvoは「安全」と「耐久性」でアメリカ市場に食い込んでいた時期で、代理店はScali, McCabe, Slovesクマ。この代理店、Ed McCabeのパンチの効いたコピーで知られていて、ボルボのブランドを何十年も支えたクマ。
▶VOLKSWAGEN|KAFERKILLER|1970「カブトムシ殺し」という名の謎 / VOLKSWAGEN「KAFERKILLER」1970年、Cannes LionsでGrand Prixを獲ったVWの作品。タイトルは「KAFERKILLER」。Käferはドイツ語でカブトムシ、つまりビートルのこと。Killerは殺し屋クマ。VWが自分のアイコンを「殺す」と名乗った広告が、いったいどんな顔をしていたのか、クマはずっと気になっているクマ。
▶UNITED CEREBRAL PALSY FUND|Have a Cigar|1969葉巻を渡す夫の手が、すべてを語っていた / United Cerebral Palsy Fund「Have a Cigar」1969年、カンヌ国際広告祭グランプリを獲得した60秒。タイトルは「Have a Cigar」。脳性麻痺という障害を、セロファンで包まずに伝えようとした広告クマ。
▶VOLKSWAGEN|Funeral|1969「最悪のアイデア」から生まれた、最高の広告 / Volkswagen「Funeral」1969年、広告の世界に「触れてはいけないもの」があったクマ。死、である。誰もが避けていたその第三の rail を、DDB は踏み抜いたクマ。
▶RALSTON-PURINA COMPANY|PARK BENCH|19681968年、ここからすべてが始まった / RALSTON PURINA「PARK BENCH」1968年。この年のGRAND PRIXを獲ったのが、Ralston Purinaのこの作品クマ。動画のタイトルは「PARK BENCH」。ベンチ。それ以上でも以下でもない、シンプルさ。でも、このシンプルさこそが、半世紀以上経った今でもクマの心を掴んで離さないクマ。
▶BURLINGTON INDUSTRIES|DANCE|1967踊る男、繊維産業に革命を起こす / Burlington Industries「DANCE」1967年、テレビの向こうで男が踊ったクマ。繊維メーカーのCMで、男が踊ったクマ。それだけで、カンヌでグランプリを獲ったクマ。
▶LAURA SCUDDER DIV|SUPERMARKET|1965音が、鮮度を証明した時代 / LAURA SCUDDER「SUPERMARKET」1965年。スーパーマーケットという空間が、アメリカの日常に根付きはじめた時代クマ。カリフォルニアのポテトチップスブランド、Laura Scudder が DDB と組んで世に出したこのフィルムは、Grand Prix を獲ったクマ。
▶ALUMINUM COMPANY OF AMERICA|SOUNDS|1964アルミニウムの、音 / ALCOA「SOUNDS」1964年。アルミニウムという素材が、まだ「音」で語られていた時代の記録クマ。タイトルは「SOUNDS」。Grand Prix を獲った事実だけが、60年の時を超えて届いているクマ。
▶CHEVROLET|TRUCK EGG TEST|1963卵が割れない、という事実だけで十分だった / CHEVROLET「TRUCK EGG TEST」1963年、シボレーがカンヌでグランプリを獲ったクマ。しかも5年で4回目。卵を吊るして、荒れた道を走って、割れなかった。ただそれだけクマ。