JOHN LEWIS|The Bear and the Hare|2015|イギリス
冬眠するクマに、はじめてのクリスマスを / John Lewis「The Bear and the Hare」
冬になると眠ってしまうクマは、クリスマスを一度も見たことがなかった。親友のウサギが目覚まし時計を贈り、はじめてのクリスマスを見せてあげる——たった2分の話クマ。
シーン
背景・課題
John Lewisは英国の百貨店で、毎年クリスマス広告に力を入れてきたクマ。前年を超え続けなければならないというプレッシャーの中で作られた一本。
ねらい・インサイト
贈り物として一番いいのは、モノじゃなくて体験そのものなんじゃないか、という発想クマ。冬眠して一度もクリスマスを知らないクマに、はじめての夜を見せてあげる。それ以上に「思慮深い贈り物」はないという結論にたどり着いたクマ。
アイデア
手描きの2Dアニメとストップモーション、3Dセットを組み合わせて作られた映像。キャラクターデザインは『ライオン・キング』のAaron Blaiseが担当。楽曲はKeaneの「Somewhere Only We Know」をLily Allenがカバー。ストーリーは20回以上書き直されたクマ。ラストに映るのは、John Lewisの目覚まし時計ひとつだけ。
展開・成果
Lily Allenのカバー曲はUKチャートで2位、のちに1位を記録。視聴者の48%が強い感情反応を示し、John Lewisのクリスマス広告史上もっとも効果があったキャンペーンと評価されたクマ。Cannes LionsやD&ADでも受賞したクマ。
余韻
目覚まし時計ひとつに全部を託す構造が美しいクマ。20回以上書き直したという執念が、あの2分に詰まってるクマ。クマもいつか、誰かに忘れられない何かを贈りたいクマ。


