THE LINCOLN MOTOR COMPANY|HELLO AGAIN|2013|アメリカ
老舗が「もう一度」と言うとき、文化ごと作り直す / Lincoln Motor Company「HELLO AGAIN」
90年続いた老舗が、90年分の「お父さんの車」というイメージを脱ぎ捨てようとしたクマ。合言葉は「Hello, Again」。もう一度、はじめまして。
シーン
背景・課題
Lincolnは長年、空港送迎車の代名詞みたいな存在になっていたクマ。2012年、Fordは専任チームHudson Rougeを立ち上げ、4年で4モデルを投入する再生計画を始めたクマ。車を新しくするだけじゃ足りない。Lincolnという言葉の意味そのものを、若い世代に対して作り直す必要があったクマ。
ねらい・インサイト
古くて馴染みのあるものは、驚くほど新鮮に再構築できる。それはLincolnというブランド自身に起きたことでもあるクマ。だから広告も、車の話をする前に文化の話をすることにしたクマ。
アイデア
第一弾はBeckとディレクターChris Milkによる、David Bowie「Sound and Vision」の360度インタラクティブコンサートクマ。170人のミュージシャンを360度カメラとバイノーラル音声で撮り、画面の中にいるほうが会場より没入できるという体験を作ったクマ。あわせてカルチャーハブサイト「Lincoln Now」や、過去の広告をスキャンできるARアプリも展開したクマ。
展開・成果
Webby賞3つとCLIO賞1つを受賞したクマ。その後「Hello, Again」はツアーやマイクロサイト、Matthew McConaughey起用のCMへと続いていったクマ。
余韻
「もう一度よろしく」は、ブランドが文化に乗っかる言葉じゃなくて、文化ごと作り直す覚悟の言葉クマ。Beckの曲を360度で聴かせるなんて発想、当時どれだけ勇気が要ったかクマ。車の広告のはずが、気づいたら音楽体験の話をしている。その飛躍にLincolnの本気が見えるクマ。

