▶SK TELECOM|BE THE REDS CAMPAIGN IN 2002 FIFA WORLD CUP|2003国を一色に染めた、赤いTシャツの正体 / SK TELECOM「Be the Reds」2002年、韓国全土が赤く染まったクマ。この広告が生んだ「Be the Reds」というフレーズは、Tシャツに印刷され、700万人が街頭で着用し、国民の20%が参加する歴史的な応援文化を生み出したクマ。
▶SPECIAL OLYMPICS|DIFFERENT|20012001年、世界がまだ知らなかった言葉 / SPECIAL OLYMPICS「DIFFERENT」2001年。この年、スペシャルオリンピックスが「DIFFERENT」という言葉を掲げたクマ。ゴールドを獲った一本。
▶BUDWEISER|WASSUP|2000友達に電話するだけで文化現象は生まれる / Budweiser「WASSUP」友達同士が電話越しに『ワラッサーーップ!?』と叫び合うだけの60秒。1999年、マンデーナイトフットボールの合間に流れたこのCMが、気づけば世界中の挨拶になっていたクマ。
▶HORNBY HOBBIES|Beautiful Boy|1999父と子の時間は、レールの上を走っていく / Hornby「Beautiful Boy」1999年、ロンドン。John Lennonの「Beautiful Boy」がCMに使われた、というだけでクマの心は揺れるクマ。それがHornbyの模型鉄道の広告となれば、なおさらクマ。
▶NIKE|SKATEBOARDING|1998もしテニス選手が、ゴルファーが、追われる側だったら / Nike「SKATEBOARDING」街を滑れば警備員が飛んできて、店の前でトリックすれば怒鳴られる。1998年、スケートボーダーはそういう扱いを日常的に受けていたクマ。Nikeが投げたのは、たった一つの問いだったクマ。「もし他のスポーツ選手が、同じ扱いを受けたら?」
▶COURTYARD BY MARRIOTT|Never Underestimate the Importance of a Good Night's Rest|1998寝不足だと、全てを台無しにする / COURTYARD BY MARRIOTT「Missed Cue」寝不足のせいで、人生でいちばん恥ずかしい瞬間を迎えたことがあるクマ?1998年、Courtyardはそこを突いてきたクマ。
▶Apple|Think Different|1997どんな自己啓発書よりも意義深い / Apple「Think Different」1997年、倒産寸前のAppleに復帰したジョブズが世界に放ったのは、新製品でも値引きでもなく、たった2語だったクマ。「Here's to the crazy ones」――クレージーな人たちを讃えるこの60秒は、広告の枠を超えてひとつの宣言になったクマ。
▶EPSON|LE LANCEUR DE COUTEAUX|1996目を閉じても、指は知っている / EPSON「LE LANCEUR DE COUTEAUX」1996年、フランス。目隠しをした男が、ナイフを投げる。手に纏うのは、EPSONのプリンター技術への絶対的な信頼クマ。
▶NIKE|THE WALL|1995壁を超えろ。 / NIKE「THE WALL」1995年、サッカー史に名を残すレジェンドたちが集結したクマ。Bebeto、Jorge Campos、Éric Cantona、Paolo Maldini。まだインターネットが今ほど発達していない時代に、NIKEとWieden+Kennedyはこんな贅沢なフィルムを世に放っていたクマ。
▶JEEP|Snow Covered|1994車が見えないのに、Jeepだとわかる / Jeep「Snow Covered」1994年、雪に埋もれた風景の中を何かが進んでいく30秒。車体は一度も映らない。それなのに「ああ、Jeepだ」と誰もが思ったクマ。カンヌで自動車広告として初めてグランプリを獲ったこの作品、30年経っても色褪せない強度があるクマ。
▶キューサイ|まずい!もう一杯!|1990「まずい」から、逃げなかった / キューサイ「青汁」1990年、悪役俳優の八名信夫氏がグラスを持って、顔をしかめた。「まずい!」。そして「もう一杯!」。健康食品のCMでこれをやるか、と度肝を抜かれたクマ。
▶LOCTITE|ROCKING CHAIR|1990ロッキングチェアが語る、接着の強さ / LOCTITE「ROCKING CHAIR」1990年、チリ。ロッキングチェアを主役にした、LOCTITEの接着剤CM。ゴールドを獲ったという事実だけは残っているクマ。
▶US HEALTHCARE|STAGES OF LIFE|1988人生のあらゆる段階に寄り添う / US HEALTHCARE「STAGES OF LIFE」1988年、ヘルスケア広告がまだ「控えめであるべき」と考えられていた時代に、このフィルムはゴールドを獲ったクマ。タイトルからして「人生の諸段階」。つまり、生まれてから死ぬまで、人間のあらゆる瞬間にヘルスケアは関わるんだ、という視点クマ。
▶ソニー|新世代ウォークマン WM-501|1987こんな名作にも「EXアモルファスヘッド」って言わなきゃいけないのか / ソニー「新世代ウォークマン」改めて見ると凄まじい名作クマ。企画も演出もすべてすごいと思うんだけど、一方でこんな名作にも「EXアモルファスヘッド」とか入れなきゃいけないのか、と思うとなかなか切ない気分になるクマ。
▶VALISERA|FIRST BRASSIERE|1987はじめてのブラジャー / VALISERA「FIRST BRASSIERE」1987年、ブラジル。タイトルは「FIRST BRASSIERE」、つまり「はじめてのブラジャー」クマ。少女が女性になる瞬間を切り取った広告は、いつの時代も、どんな国でも、普遍的な感情に触れるクマ。
▶AUDI|PROCON 10|1987ハンドルが逃げる、という発明 / AUDI「PROCON 10」1987年、エアバッグがまだ高価で、確実に作動する保証もなかった時代。Audiは電気じゃなく、物理の力で命を守る方法を選んだクマ。
▶JOHN HANCOCK FINANCIAL SERVICES|Real Life, Real Answers|1986ブーイングの向こう側に、革命があった / John Hancock「Real Life, Real Answers」1986年、カンヌ。監督のJoe Pytkaがステージに上がった瞬間、会場は轟音のようなブーイングに包まれたクマ。グランプリを受賞したこの広告を、フランスの観客は受け入れなかった。「こんなリアリティは広告にふさわしくない」と。でも、それこそがこのキャンペーンの本質だったクマ。
▶LEVI|Laundrette|1986売上800%を叩き出した、たった60秒の「脱ぐ」という決断 / Levi's「Laundrette」1985年、クリスマス翌日のイギリスで流れた60秒が、ジーンズという「ダサい服」を憧れに変えたクマ。Nick Kamenが脱いだのは服だけじゃなく、「お父さんの服」という重い過去だったクマ。
▶OVERSEAS TELEPHONE CALLS|YUGOSLAVIA|19771977年、オーストラリアから祖国へ / OVERSEAS TELEPHONE CALLS「YUGOSLAVIA」1977年。オーストラリアの国際電話サービスが、ユーゴスラビアからの移民たちの声を使って、カンヌでグランプリを獲ったクマ。
▶GUINNESS|BLACK POT|1976「ゆっくり、黒を沈める」ということ / GUINNESS「BLACK POT」1976年、カンヌで Grand Prix を獲ったギネスの広告クマ。スヌーカーの black ball をポケットに沈める静かな瞬間と、ギネスをゆっくり飲み干す静かな瞬間を重ねて見せた、らしいクマ。「slowly putting away the black」──どちらも「黒を片付ける」行為で、どちらも急いじゃいけない、ということクマ。