GOOGLE|All Is Not Lost|2012|日本
12枚の窓が踊りだす / Google Chrome「All Is Not Lost」
ブラウザの窓が12個に割れて、それぞれ勝手に動きながら一つの踊りになる。しかも最後には、自分が打ち込んだ言葉を足で綴ってくれる。2011年にこれを見たとき、クマは「インターネットってまだこんなことできるんだ」と震えたクマ。
シーン
背景・課題
HTML5でどこまでできるかを見せる実験企画「Chrome Experiments」の第3弾。相手はトレッドミルやピタゴラ装置で世界を驚かせてきたバンド、OK Go。震災直後にGoogle Chrome Japanが声をかけ、「All Is Not Lost(すべてが失われたわけじゃない)」という曲名に希望を託して、この実験に応じたクマ。
ねらい・インサイト
OK GoのDamian Kulashは「20世紀の表現ジャンルの境界線なんてもう関係ない」と語っているクマ。ミュージックビデオを宣伝素材で終わらせず、それ自体を体験にする。Google側も、新技術を説明するんじゃなく、体験として見せたかったクマ。技術デモを感動に変える、その一点に企画が集約されているクマ。
アイデア
透明な床の下から撮影し、その映像を12個のブラウザウィンドウに分割。OK Goのメンバーとダンス集団Pilobolusが、エメラルドグリーンの衣装で万華鏡のような形を作りながら動く。最後は、ユーザーが打ち込んだメッセージを足で綴る。監督はメンバーの妹Trish Sie。3週間かけて照明や振り付けを試し倒したクマ。
展開・成果
2012年カンヌライオンズでFilm・Cyber・Designの3部門にまたがり5つのライオンを獲得。グラミー賞のミュージックビデオ部門にもノミネートされたクマ。数百万回視聴され、Nintendo 3DS版も同時に出たクマ。
余韻
「ダンスベルトの紐は快適さのために作られてない」とDamianが零していたのが妙に印象に残るクマ。そういう地味な苦労ごと、本気の遊びだったんだと思うクマ。広告でもアートでも技術デモでもある、その全部を12枚の窓に分けて見せてくれた一本クマ。
クレジット
- 広告主
- 代理店
- 博報堂
- 制作
- Pilobolus
- 監督
- Trish Sie
- 音楽
- OK Go
- Other
- Damian Kulash
- 受賞
- Cannes Gold (2012)


