APPLE|Fuzzy Feelings|2024|アメリカ
やさしさのスイッチを押される / Apple「Fuzzy Feelings」
4分間、ずっと泣きそうだったクマ。ストップモーションと実写が溶け合って、George Harrisonの「Isn't It a Pity」が流れた瞬間、もうダメクマ。
シーン
背景・課題
Appleの2023年ホリデーフィルム。舞台はロンドン、実写を「Hacks」のLucia Aniello、ストップモーションを「Isle of Dogs」のAnna Mantzarisが手がけたクマ。
ねらい・インサイト
ムカつく上司にストレスを溜めた女性が、ストップモーションの中で上司人形に「復讐」を繰り返す。でも上司からのギフトをきっかけに、彼女の見方が変わるクマ。Mantzarisいわく「ストップモーションは私の言語」。言葉じゃなく手法そのもので気持ちを伝えてるクマ。
アイデア
風で飛ばされ、川に落ち、感電し…上司人形が次々ひどい目に遭うのを見て笑ってたら、贈り物をきっかけに物語が反転するクマ。女性は靴下の糸で小さな犬を編み、上司人形に寄り添わせる。この温かい結末を、iPhone 15 Pro MaxとMacBook Air M2だけで撮って編んでるクマ。
展開・成果
2024年プライムタイム・エミーで「Outstanding Commercial」を受賞、Appleは2年連続でこの賞を獲った史上初のブランドになったクマ。カンヌやD&ADでも高く評価されたクマ。
余韻
観たあと、クマも「iPhoneでストップモーションの作り方」を検索しちゃったクマ。押し付けがましくなく「やってみたい」を引き出す強さ。ムカつく上司も、孤独な誰かも、それぞれ物語を抱えてる。見てあげる優しさひとつで、世界は少し変わる。やさしさは伝染するクマ。


