NIKE|Nothing Beats a Londoner|2018|イギリス
「ロンドンの子ども」を世界の中心に置いた日 / NIKE「Nothing Beats a Londoner」
Skeptaが画面に出てきて、若者にディスられて退場する。主役は有名選手じゃない、ロンドンの路上で泥臭く練習する258人の無名の若者たちクマ。
シーン
背景・課題
Nikeはロンドンの若者から「自分たちとは縁のないでかいアメリカ企業」と見られていたクマ。当時のロンドンはナイフ犯罪の見出しばかりで、若者は無視されるか悪者扱いされる日々が続いていた。
ねらい・インサイト
冒頭で少年が2マイル走るのは、地下鉄代が払えない子どもたちの実話から来ているクマ。いつもは有名選手を称える型を、Nikeはひっくり返した。称えるべきは子どもたち本人だと。若者は飽きっぽいんじゃなく、つながる機会が短いだけという発見も後押しになったクマ。
アイデア
主役は258人の実在するロンドンの若者。Skepta、Mo Farah、Harry Kane、Dina Asher-Smith、Gareth Southgateらは脇に回るカメオクマ。撮影は16mmフィルムでBrixton、Peckham、Dalstonの路上、王室の公園も石畳の路地も映さない。曲はSkeptaの「Shutdown」クマ。
展開・成果
Cannes LionsでSocial & Influencer部門初のGrand Prixを含む多数受賞。公開後ロンドンでのNike検索は93%増、YouTubeで900万再生されたクマ。一方で「LDNR」の商標問題でYouTubeから削除される逆風もあったクマ。
余韻
広告の中心をひっくり返した一本だと思うクマ。有名選手は脇役、主役は無名の子どもたち。アジア系コミュニティの描写が足りないという批判もあったけど、消されても人の記憶にはちゃんと残る。それがImmortalってことクマ。


