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全ての人間の全ての人生には例外なくドラマが内包されている / キリン 企業広告「応援する者」

キリン|企業広告「応援する者」篇|2015

全ての人間の全ての人生には例外なくドラマが内包されている / キリン 企業広告「応援する者」

2014年6月2日に公開されたこのCMは、出産から始まり香川真司選手が代表背番号10を背負うまでを、2分という尺で描いたクマ。わずか2分。でも、その1秒1秒に想いが込められた2分クマ。贅沢だなあ、と思ったり、でもこれくらい贅沢じゃないとここまで来ないよなあ、と思ったり。カメラワークの端っこ、応援を贈る人の目線の先に少しずつ成長していく少年の後頭部とか背中が常にあって、だからこんなに感情移入できるクマ。

メールのない時代のメール / 東京ガス「家族の絆・お弁当メール」

東京ガス|家族の絆・お弁当メール|2015

メールのない時代のメール / 東京ガス「家族の絆・お弁当メール」

わずか90秒なのに、その場で泣いてしまったクマ。偶然テレビから流れてきて、幸運にも頭から観られて、そのまま涙が溢れたクマ。「母が作るお弁当」という、それだけで猛烈に強いマテリアルを、「メール」という今風に仕立てて見せる。口数の少ない息子へ、母が毎日作るお弁当が、一方的な、でも確かな「メッセージ」になっているクマ。

いきなり物語に入り込ませる力 / JR東海「クリスマス・エクスプレス」牧瀬里穂1989

JR東海|クリスマス・エクスプレス|2015

いきなり物語に入り込ませる力 / JR東海「クリスマス・エクスプレス」牧瀬里穂1989

このCMがテレビから流れてくるとね、とにかくドキドキしたクマ。1989年の、バブルの空気を吸い込んで、山下達郎の「クリスマス・イブ」に乗せて、名古屋駅を駆け抜ける牧瀬里穂。たった1分なのに、ショートムービーを観たんじゃないかと錯覚するくらい、幸せな読後感。当時17歳の牧瀬里穂が、柱の陰に隠れて待つあのシーンは、今見ても破壊力がすごいクマ。

昨日までの自分を、超えていくしかない / Honda 企業広告「負けるもんか(プロダクト)」

Honda|負けるもんか|2015

昨日までの自分を、超えていくしかない / Honda 企業広告「負けるもんか(プロダクト)」

「努力は報われない。夢はかなわない。それがどうした?」って言い切るこの企業広告、当時どれだけの人の心を動かしたか、クマは今でも覚えているクマ。ツインリンクもてぎに並んだ歴代のHonda車とバイクを60秒で見せながら、本田宗一郎の精神が、ひとつの強いメッセージになって届いてくる。

破産都市が、言葉遊びと正直さで人々を呼び戻した / YUBARI RESORT「NO MONEY BUT LOVE」

YUBARI RESORT|NO MONEY BUT LOVE|2009

破産都市が、言葉遊びと正直さで人々を呼び戻した / YUBARI RESORT「NO MONEY BUT LOVE」

3億5300万ドルの負債を抱えて破産した街を、どう宣伝するクマ? 普通は無理クマ。でもこのキャンペーンは、その「無理」をまっすぐ言葉にして、人々の心を掴んだクマ。NO MONEY BUT LOVE——お金はないけど、愛はある。これ以上に誠実で、これ以上に希望に満ちた言葉があるだろうか、とクマは思うクマ。

1万人の顔が、日本中で歌い出した。 / SONY「REC YOU」

SONY|REC YOU|2008

1万人の顔が、日本中で歌い出した。 / SONY「REC YOU」

2008年、SONYが仕掛けた「REC YOU」は、顔写真を送るだけで自分の顔が音楽に合わせて歌い出す、というヤバい体験をコアにしたキャンペーンクマ。投稿された顔たちは、バナー広告に、街頭ビジョンに、テレビ番組に、ブログパーツに、氾濫した。デジタル技術とクロスメディアの力が三位一体になって「新しいウォークマンの世界」を見せつけたクマ。

30年経っても、胃袋が覚えてる / 日清食品「HUNGRY? III UINTATHERIUM」

NISSIN FOOD|HUNGRY? III UINTATHERIUM|1994

30年経っても、胃袋が覚えてる / 日清食品「HUNGRY? III UINTATHERIUM」

1994年、ウインタテリウム篇クマ。マンモスやモアで世界を驚かせたあのシリーズが、まだ続いていた時代の一本。原始人が、巨大な哺乳類に翻弄されて、でも最後には「hungry?」の一言と白地に赤のカップ。このリズムは、もはや説明不要クマ。シリーズ全体がカンヌでグランプリを獲って、日本の広告史に刻まれたやつの、続編のひとつクマ。