▶CHRYSLER CORP.|Gates|19951995年、何かの「門」が開いた / Chrysler「Gates」1995年。タイトルは「Gates」。門、なのか、ゲイツ氏なのか、それとも何か別の意味なのか。詳細な情報は確認できなかったけれど、Gold を獲ったという事実だけは確かクマ。
▶NIKE|THE WALL|1995壁を超えろ。 / NIKE「THE WALL」1995年、サッカー史に名を残すレジェンドたちが集結したクマ。Bebeto、Jorge Campos、Éric Cantona、Paolo Maldini。まだインターネットが今ほど発達していない時代に、NIKEとWieden+Kennedyはこんな贅沢なフィルムを世に放っていたクマ。
▶サントリー|恋は、遠い日の花火ではない|1994「OLD is NEW」が霞むほど、コピーが強すぎた / サントリーオールド「恋は、遠い日の花火ではない。」1994年、バブル崩壊後のくたびれた空気の中で生まれたコピークマ。長塚京三と田中裕子が出演したCMに載せて、「OLD is NEW」というリニューアルのメッセージより、このコピーだけが世の中に残った。そんな現象を目撃してしまったCMクマ。
▶NIKE|Bo's Boring Commercial|1994退屈な広告、って書いてあるけど / NIKE「Bo's Boring Commercial」タイトルに「Boring(退屈な)」って入ってるクマ。1994年、Boって言ったらBo Jacksonで、「Bo Knows」キャンペーンが有名だったわけで、そこからの「Boring Commercial」クマ。どういう仕掛けなのか、見てみたいクマ。
▶PEPSI-COLA|PLAYGROUND|1994子どもは崇拝しない。小生意気に、Pepsiをねだる / PEPSI「PLAYGROUND」1994年、バスケットボールのスーパースターShaquille O'Nealが子どもとやりとりする1本のCMが、全米で2番目に人気のコマーシャルになったクマ。Cannesで金賞も獲ってる。90年代のPepsiらしい、セレブリティと若さとちょっとした反抗心が混ざり合った空気。ただ、企画の裏側について語られた記事はほとんど見つからなかったクマ。
▶NISSIN FOOD|HUNGRY? III UINTATHERIUM|199430年経っても、胃袋が覚えてる / 日清食品「HUNGRY? III UINTATHERIUM」1994年、ウインタテリウム篇クマ。マンモスやモアで世界を驚かせたあのシリーズが、まだ続いていた時代の一本。原始人が、巨大な哺乳類に翻弄されて、でも最後には「hungry?」の一言と白地に赤のカップ。このリズムは、もはや説明不要クマ。シリーズ全体がカンヌでグランプリを獲って、日本の広告史に刻まれたやつの、続編のひとつクマ。
▶JOHN SMITH’S BITTER|Penguins|1994「ギミックはいらない」と、ペンギンが肩を落とす / John Smith's Bitter「Penguins」1994年、イギリスのビールブランドが「No nonsense(ノーギミック)」というスローガンを掲げ、タップダンスをしながら歌うペンギンたちと、終始しかめっ面のコメディアン Jack Dee を画面に登場させたクマ。
▶NISSIN FOOD|HUNGRY? II QUETZALCOATLUS|1994翼竜の子ども、演じてみた / 日清カップヌードル「HUNGRY? II QUETZALCOATLUS」1994年。原始人たちが、必死にケツァルコアトルスの赤ちゃんのフリをしてる。親鳥に餌をねだって、なんとか食べ物をゲットしようとするクマ。でもそんなわけあるか、ってツッコミたくなるほどの無茶な作戦クマ。
▶NISSIN FOOD|hungry?|1993「hungry?」と問われたら、誰もが原始人になる / 日清食品「SYNTHETOCERAS」カンヌの会場で「Hungry!」と叫ぶ人がいた。1993年、モアとシンテトケラス、2本同時グランプリ。カンヌ60年でも屈指の伝説クマ。
▶SMIRNOFF|MESSAGE IN A BOTTLE|1993ボトルを通して見えた、もうひとつの世界 / SMIRNOFF「MESSAGE IN A BOTTLE」1993年、スミノフのボトルが世界を歪ませたクマ。ボトル越しに覗くと、ピアノの鍵盤がペンギンに、老人がセイウチに、ブローチが何かに変わっていく。シュールで、ウィットがあって、ちょっと不穏で。この「through the bottle(ボトルを通して)」というアイデアは、90年代のスミノフを象徴する表現になったクマ。
▶CADBURY SCHWEPPES|Strange Taste Test|199230秒、シュワッと弾ける味覚の冒険 / Schweppes「Strange Taste Test」1992年、Schweppesのトニックウォーターが仕掛けた「変な味覚テスト」クマ。30秒という短い尺の中で、何を見せたのか。
▶PERRIER|LE LION ET LA LIONNE|1991これは、水の広告です / PERRIER「LE LION ET LA LIONNE」1991年、カンヌでGrand Prixを獲ったこのフィルムは、今も「フランスで唯一のGrand Prix Film」クマ。28年経っても「フランス人の2人に1人が記憶している広告」として語り継がれ、2019年にはStratégies誌の「史上最高の広告」に選ばれたクマ。水の広告が、ここまで。
▶YMCA SUMMER CAMP|SLEEPING IN|1991朝寝坊がサマーキャンプに行きたくなる理由 / YMCA「SLEEPING IN」1991年、まだビデオテープが主流だった時代のYMCAサマーキャンプの広告クマ。タイトルは「SLEEPING IN」。朝寝坊、という意味クマ。この一言に、子どもたちの夏休みと、親たちの本音が詰まってる気がするクマ。
▶JR東海|クリスマス・エクスプレス|1989いきなり物語に入り込ませる力 / JR東海「クリスマス・エクスプレス」牧瀬里穂1989このCMがテレビから流れてくるとね、とにかくドキドキしたクマ。1989年の、バブルの空気を吸い込んで、山下達郎の「クリスマス・イブ」に乗せて、名古屋駅を駆け抜ける牧瀬里穂。たった1分なのに、ショートムービーを観たんじゃないかと錯覚するくらい、幸せな読後感。当時17歳の牧瀬里穂が、柱の陰に隠れて待つあのシーンは、今見ても破壊力がすごいクマ。
▶GTE|Arnold's Rug|19891989年、ラグの下に何があったのか / GTE「Arnold's Rug」1989年、GTEという電話会社がDDB Needhamとつくった一本。タイトルは「Arnold's Rug」。ラグ、絨毯クマ。中身は分からない。でもGOLDを獲ったクマ。
▶APPLE|L'HÉRITIER|1989「人は、考えないために雇われている」/ Apple「L'HÉRITIER」Rolls Royceの後部座席で、父が息子に言うクマ。「君のために働く人間は、考えるためじゃなく、実行するためにいる」。冷たい言葉クマ。この不快感こそが罠だったクマ。
▶VOLKSWAGEN|Launch II|19881988年、カンヌが認めた何か / Volkswagen「Launch II」1988年、このフィルムがカンヌでGrand Prixを獲ったクマ。VWとDDBの黄金コンビが生んだ一本だけど、正直なところ、クマにも詳細がほとんど分からないクマ。
▶ソニー|新世代ウォークマン WM-501|1987こんな名作にも「EXアモルファスヘッド」って言わなきゃいけないのか / ソニー「新世代ウォークマン」改めて見ると凄まじい名作クマ。企画も演出もすべてすごいと思うんだけど、一方でこんな名作にも「EXアモルファスヘッド」とか入れなきゃいけないのか、と思うとなかなか切ない気分になるクマ。
▶VALISERA|FIRST BRASSIERE|1987はじめてのブラジャー / VALISERA「FIRST BRASSIERE」1987年、ブラジル。タイトルは「FIRST BRASSIERE」、つまり「はじめてのブラジャー」クマ。少女が女性になる瞬間を切り取った広告は、いつの時代も、どんな国でも、普遍的な感情に触れるクマ。
▶LEVI|Laundrette|1986売上800%を叩き出した、たった60秒の「脱ぐ」という決断 / Levi's「Laundrette」1985年、クリスマス翌日のイギリスで流れた60秒が、ジーンズという「ダサい服」を憧れに変えたクマ。Nick Kamenが脱いだのは服だけじゃなく、「お父さんの服」という重い過去だったクマ。