▶NIKE|STICKMAN|2003棒人間が、スーパースターを超えてゆく / NIKE「STICKMAN」2003年、黒い棒人間がロナウジーニョと並んでボールを蹴った。いや、並んだだけじゃない。丸呑みして、自分の脚をもぎ取ってシュートを打つ。反則みたいな一本クマ。
▶NZ FIRE SERVICE|SPEED OF FIRE|20033分を見せる / NZ Fire Service「SPEED OF FIRE」タイマーが刻々と進む中で、リビングが煙に包まれていく。2002年のニュージーランドから届いた、火災の速度を「そのまま」見せる広告クマ。
▶TANGO|SEAL|2003赤ちゃんアザラシの死、からの一言どんでん返し / Tango「SEAL」シャチが赤ちゃんアザラシをボール代わりに弄び、浜に打ち上げる。冒頭40秒、ずっと自然ドキュメンタリーのフリをしてるクマ。
▶ホットペッパー|アフレコCMシリーズ|2002「声」と「格」のギャップがすべて / ホットペッパー アフレコCMシリーズ関西人じゃない自分には到底思いつかない世界がある、とクマは深く共感するクマ。けれども同時に、これは関西人しか作れないんじゃなくて、山崎隆明という一人の天才にしか作れなかったものだとも思うクマ。
▶Xbox|Life is Short, Play More (Champagne)|2002口をあけて見た、人生が墓まで一直線になる衝撃 / Xbox「Life is Short, Play More」分娩室で生まれた赤ん坊が、そのまま窓を突き破って空を飛び、みるみる老いていって墓に突っ込む。52秒。2002年、この一本がヨーロッパを震撼させたクマ。
▶BURNING HEART RECORDS|MILLENCOLIN BATTLE|2002Guitar Heroより3年早く、CDに仕込まれた未来 / BURNING HEART RECORDS「MILLENCOLIN BATTLE」2002年、CDをパソコンに入れるとゲームが起動したクマ。中身を見て驚いた。これ、Guitar Heroの3年前に、もうGuitar Heroだったクマ。
▶REEBOK|Escape The Sofa|2002ソファが追いかけてくる / Reebok「Escape The Sofa」運動しようと立ち上がった男に、ソファが襲いかかる。それだけの話が、カンヌでゴールドを獲ったクマ。
▶FOX INTERNATIONAL|Regional Sports Campaign|2001水のない崖から飛び込む狂気を、誰が笑えるだろう / FOX Sports Net「CHINA, INDIA, TURKEY, RUSSIA」崖から飛び込むダイバーが、あるはずの水面がなくて地面に激突する。巨木を素手でキャッチしようとした選手が、木に押しつぶされる。酔っ払い同士の本気の殴り合い。目隠しした男たちの棍棒試合。本物のスポーツ中継そっくりに作られた、完全に狂った4本の広告がカンヌでグランプリを獲ったクマ。
▶TELECOM ARGENTINA|Yawn (Bostezos)|2001あくびを1本の線でつなぐと、CMになった / テレコム・アルヘンティーナ「YAWN」あくびが人から人へ伝染していくだけの50秒が、カンヌ金賞を獲ったクマ。説明はいらない、あくびは見た瞬間に「分かる」から強いクマ。
▶RED SALMON|Bear|2001「クマの股間を蹴る」で売上90%増やした男 / John West Red Salmon「Bear」ネイチャードキュメンタリー風の映像の中で、漁師がグリズリーの股間を蹴り飛ばす。それだけの話だけど、これで売上が90%伸びたっていうんだからクマも開いた口が塞がらないクマ。
▶プロバイダーZERO|Don't Spend Money!!|2000もはや「プロバイダー」という概念は歴史になってしまった / プロバイダーZERO「Don't Spend Money!!」スティーブ・ブシェーミだもん。それだけで完全にホームラン狙いに来てるクマ。
▶NIKE|DRIVING RANGE|2000彼がいなくなった瞬間、全員スライスした / NIKE「DRIVING RANGE」タイガー・ウッズがドライビングレンジを歩くだけで、周りの素人たちのスイングが次々と完璧になっていくクマ。でも彼が立ち去った瞬間、全員スパーンとスライスする。この落差だけで笑えるクマ。
▶BUDGET|AROMATHERAPY|2000却下されたアイデアが、金獅子を獲った / BUDGET「AROMATHERAPY」レンタカーにキャンドルを置いたら、乗客みんな眠りに落ちて、運転手まで寝て、車が勝手に車線をはみ出していくクマ。この「ダメなアイデア」のおかげでカンヌの金獅子を獲ったクマ。
▶サントリー|BOSS セブン 世界を敵に篇|1999「うのたんはどうしますか?」 / サントリー BOSS「セブン 世界を敵に篇」1999年。神田うのが今どうしているんだろう、と思いつつ見返したこのCM、史上最大級の揚げ足取りでエンターテインメントに昇華してるクマ。
▶コンタクトのアイシティ|透明人間|1999「おめー頭いいな」「おめー目いいな」 / アイシティ「透明人間」1999年、日本のテレビに、とんでもない勢いのCMが流れたクマ。透明人間になれる薬を手に入れた眼鏡男子たちが、全裸で街を駆け抜ける60秒。座薬だったり、眼鏡だけ浮いてたり、ツッコミどころ満載なのに、なぜか笑えて、なぜか納得してしまう名作クマ。
▶TOYOTA|BUGGER|1999犬が「bugger」と言っただけで、国がひっくり返った / TOYOTA HILUX「BUGGER」農作業中の小さな事故が次々起きて、そのたびに誰か(もしくは犬)がひとこと「bugger」とつぶやくだけ。それだけのCMが、放送前からクライアントを本気で震え上がらせたクマ。
▶LEVI STRAUSS & CO.|ID|1999これは、パペットの広告です / Levi's「ID」1999年、黄色いパペットが世界を席巻したクマ。ボロい青い車に乗って、テクノビートに頭を振る。警察に止められても、ちゃんとIDを見せる。人間もパペットも、どっちも普通。この不条理を、誰も説明しようとしなかったクマ。
▶HOLLYWOOD VIDEO|DON|1999あの声が、レンタルショップのカウンターから出てきた / HOLLYWOOD VIDEO「DON」レンタルビデオ店のカウンターの下から、あの予告編の声が出てくるクマ。1999年、Hollywood Videoの一本クマ。
🐻❄️動画なしクマMILLER BREWING CO.|Fly|1998「広告の広告」という実験 / Miller Brewing「Fly」1998年、ミネアポリスの名門 Fallon McElligott が Miller Lite のために作った「Dick」シリーズの一本クマ。架空のクリエイター「Dick」が作ったという体裁で、広告そのものをネタにするメタ構造。当時としてはかなり攻めた試みだったはずクマ。
▶FOX NETWORK|BILLIARDS|1998ビリヤードがホッケーだったら / FOX NETWORK「BILLIARDS」1998年、クマが見たのは「ビリヤードがホッケーみたいにフィジカルだったら」という仮定を映像化した30秒クマ。