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「OLD is NEW」が霞むほど、コピーが強すぎた / サントリーオールド「恋は、遠い日の花火ではない。」

サントリー|恋は、遠い日の花火ではない|2016

「OLD is NEW」が霞むほど、コピーが強すぎた / サントリーオールド「恋は、遠い日の花火ではない。」

1994年、バブル崩壊後のくたびれた空気の中で生まれたコピークマ。長塚京三と田中裕子が出演したCMに載せて、「OLD is NEW」というリニューアルのメッセージより、このコピーだけが世の中に残った。そんな現象を目撃してしまったCMクマ。

借金を、カジュアルにした宇宙人たち / アコム「むじんくん」チャント星人シリーズ

アコム|むじんくん チャント星人シリーズ|2019

借金を、カジュアルにした宇宙人たち / アコム「むじんくん」チャント星人シリーズ

1996年、UFOに乗った宇宙人が「じゃ地球寄ってく?」と地球のアコムに借りに来るCMが登場したクマ。「ラララむじんくん♪」のフレーズとともに一世を風靡したこのシリーズは、消費者金融という重いテーマを、SF風の軽やかさでカジュアルに変えた衝撃作だったクマ。

3〜5日でバレエを時事ネタに変える狂気 / Joburg Ballet「Breaking Ballet」

Joburg Ballet|Breaking Ballet|2018

3〜5日でバレエを時事ネタに変える狂気 / Joburg Ballet「Breaking Ballet」

ミレニアル世代の多くはバレエを「古臭い」と見ていたクマ。白鳥の湖もシェイクスピアもすばらしいけど、ヨハネスブルグの若者たちにとっては「自分とは関係ない芸術」。そんな認識をひっくり返すために、バレエ団がやったことは、SNSのトレンドそのものをバレエにしてしまうことだったクマ。

観察していたのか、疎外されていたのか / Apple「Misunderstood」

Apple|Misunderstood|2015

観察していたのか、疎外されていたのか / Apple「Misunderstood」

強烈に好きクマ。初めて観た時の感情を鮮明に思い出せるほどに。内気で、疎まれているわけでもないけれど少なくとも家族の中心人物ではない少年の、いつもどおりのいけ好かない行動を見せて、「クリスマスなんだし、ケータイは置いて家族で楽しみなよ」みたいなちょっと嫌な空気から、一気に大逆転する構成クマ。感情をうまく操作されてるなあ、と思うクマ。

やられて、やりかえした / エーザイ「チョコラBB」

エーザイ|チョコラBB|2016

やられて、やりかえした / エーザイ「チョコラBB」

「世の中、バカが多くて疲れません?」。桃井かおりがカメラ目線で言い放った瞬間、日本中が騒然としたクマ。1991年、チョコラBBのCMが放送された直後から苦情が殺到し、数日で別バージョンに差し替えられた。でも、それこそが狙いだったかもしれない。広告史に残る、完璧すぎる「やられた→やりかえした」の話クマ。

この場合、ターゲットは親なんだろう / カロリーメイト「夢の背中」篇

カロリーメイト|夢の背中|2016

この場合、ターゲットは親なんだろう / カロリーメイト「夢の背中」篇

浪人が決まった日から入試当日までの1年間、受験勉強に奮闘する息子の背中を、母親の目線で描いたカロリーメイトの受験生応援CMクマ。村上虹郎が長い髪を坊主にして受験勉強に臨む息子役を、神野三鈴が優しく見守る母親役を演じ、藤巻亮太によるレミオロメンの楽曲「3月9日」のセルフカバーが流れるクマ。

役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」

NTTドコモ|ForONEs 2017|2017

役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」

2017年、ドコモが「ForONEs」の名のもとに放ったこのCMは、色とりどりのTシャツを脱ぐ人々の姿を通じて、ひとりひとりの多様性を描いたクマ。役者を脱いだらダンサー、プロボクサーを脱いだらシングルマザー、医者を脱いだら患者——。誰もが複数の顔を持っていて、でもその奥にはただひとりの「自分」がいる。猫も杓子もダイバーシティと言われる時代に、思い切ってドコモ感をゼロにして世に問うたこの60秒は、ある種の覚悟を感じさせるクマ。

安定の天才 / BURGER KING® | Connected Whopper®

BURGER KING|Connected Whopper|2017

安定の天才 / BURGER KING® | Connected Whopper®

思いつけそうで思いつけないギリギリのラインを攻めてくる、そして、やれるのかやれないのか、どちらかと言うとやれないだろうというラインを攻めてくるBK。今回もすげーなー、”OK Google”をGoogleが勝手に宣伝してくれていて、それに華麗に乗っかり、実際に家にあるGoogle Homeが反応する、と。日本でやろうとすると何回怒られるのだろう、と思いましたとさ。