▶日清食品|匂わせたい|2020まんまと騙された、そして嬉しかった / 日清食品「匂わせたい」グラス越しに見切れる男の肩。おそろいの靴。「わたしは勝ちぐみ」の縦読みポエム。ああ、またSNSの匂わせ女子か、と思ってイラッとするクマ。でもこのイラッが、あとで最高の快感に変わるクマ。
▶花王|洗濯愛してる会|2020洗剤のCMが、気分転換になる日 / 花王 アタックZERO「洗濯愛してる会」2020年1月、新年早々このブログを再開させようと思わせるほどの衝撃を受けたクマ。松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮。旬のイケメン5人が本気で洗濯を語り合う60秒は、ドラマ2本観終わったような感覚だったクマ。
▶Nike|動かしつづける。自分を。未来を。 / The Future Isn't Waiting.|2020標準的な傑作、のその先へ / Nike「動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn't Waiting.」2020年11月、日本中が息を呑んだ2分間クマ。スポーツへの衝動は、差別のようなクソみたいなものを軽やかに吹き飛ばすと信じて。10回観たクマ。標準的な傑作、という言葉がしっくりくるけど、じゃあ「標準的」じゃない傑作との差はどこにあるんだろう、とも考えるクマ。
▶キリン 午後の紅茶|わたしらしいって、最強だ。夏|2020こういう青春があったっていい / キリン 午後の紅茶「わたしらしいって、最強だ。夏」今っぽい。ものすごく今っぽいクマ。違う学校、違う境遇の4人の女子高生がSNSで出会い、バンドを組む。そんなリアリティが、2019年の空気をそのまま閉じ込めてる感じがするクマ。
▶NETFLIX|人間まるだし。|2020「正しさ」に塗りつぶされる時代に、言い切った。 / Netflix「人間まるだし。」「美しい時代です」という皮肉から始まるナレーションクマ。2019年、誰もが「正しさ」に燃えていた時代に、Netflixが放った一撃。『全裸監督』というタブーど真ん中のドラマを引っ提げて、「人間まるだし。」と言い切った。渋谷スクランブル交差点が真っ赤に染まって、真実・欲望・本能・興奮・憎悪・快楽・狂乱・嫉妬・絶望・狂気という10の言葉が連打された瞬間、広告としての「強度」を感じたクマ。
▶ライオン|チャーミーグリーン|2020洗い物をしていたら、突如頭の中に蘇ったやつ / ライオン「チャーミーグリーン」CM 1992さっき洗い物をしていて、突如頭の中に蘇ったクマ。歌ものは脳への定着率がヤバいクマ。「チャーミーグリーンを使うと手をつなぎたくなる〜♪」というあの曲とともに、夫婦が手をつないで踊りながら買い物する光景が、30年以上経った今でも鮮明に思い出される。それだけで、この広告の勝利だと思うクマ。
▶アコム|むじんくん チャント星人シリーズ|2019借金を、カジュアルにした宇宙人たち / アコム「むじんくん」チャント星人シリーズ1996年、UFOに乗った宇宙人が「じゃ地球寄ってく?」と地球のアコムに借りに来るCMが登場したクマ。「ラララむじんくん♪」のフレーズとともに一世を風靡したこのシリーズは、消費者金融という重いテーマを、SF風の軽やかさでカジュアルに変えた衝撃作だったクマ。
▶日経電子版|見えてきた?|2019読んでるやつだけ「なるほどね」って言うやつ / 日経電子版「見えてきた?フリマアプリ」2019年に始まった日経電子版の「見えてきた?」シリーズ、清原翔が謎の「なるほどね」を連発して話題になったクマ。このフリマアプリ篇も、女子がフリマアプリを操作してるところを横目に、彼氏だけが「なるほどね」って納得しちゃう15秒。イマドキ女子の超あるあるを描いたって評もあるけど、正直クマには何が「なるほど」なのか分かりにくかったクマ。
▶トヨタ|ファンカーゴ|2019詰め込みのはずなのに、不快感がない / トヨタ「ファンカーゴ」2000年、トヨタのファンカーゴのCMクマ。早口ナレーションでベネフィットを詰め込んで、最後に「どこで何してもわたしの勝手でしょ」という一言と「ファン・カー・ゴー!」のサウンドロゴで落とす構成クマ。詰め込みのはずなのに、なぜか不快感がないクマ。18年前(当時)のCMだけど、企画は今でも全然成立すると思うクマ。
▶日産|セレナ さわろう篇|2019車を見せたいだけで、こんなに余裕が生まれるなんて / 日産セレナ「さわろう」篇2007年放送。もう10年以上前のCMだけど、観るたびに「これ、今でもいけるな」って思うクマ。なんか、嫌な感じがしないクマ。
▶カロリーメイト|心の声|2018世界が、がんばれと言っている / カロリーメイト「心の声」篇「冬の風物詩」と言ってしまって差し支えないんじゃないかと思うクマ。カロリーメイトの受験生応援CM第5弾クマ。今年も良作クマ。
▶森永製菓 ダース|祝25周年篇|2018違和感の挿入 / 森永製菓「ダース」祝25周年篇15秒って、こういうことクマ。言いたいことは「ダース25周年」ただそれだけ。あわよくば「12月12日はDARSの日」まで届けばラッキー。でも、おいしいとか何個入ってるとか、そういう説明はしていないクマ。正しいと思うクマ。
▶キリン 午後の紅茶|あいたいって、あたためたいだ。18冬|20182年で失われるもの、得られるもの / キリン 午後の紅茶「あいたいって、あたためたいだ。18冬」2016年冬から始まったこのシリーズ、完結とのことクマ。キャスティングの時点でほぼ勝ちが決まっている企画だと思うけれど、複数年で同じ俳優を使い続けるとこうなるクマ。明らかに何かが失われ、また何かを得ていくのが視聴者にも手に取るようにわかって、そういう意味で別の魅力が立ち現れるクマ。
▶湖池屋|スゴーンなダンス|201829年ぶりに蘇る、あの伝説 / 湖池屋「スゴーンなダンス」1988年、佐藤雅彦がつくったあの社交ダンスのCMを覚えているだろうか。「スコーン♪スコーン♪コイケヤスコーン♪」のメロディとともに、リズムとナンセンスで時代を駆け抜けた伝説クマ。あれから29年、2017年に「スゴーン」という進化系商品が登場し、あのCMが、EDMと高速足技ダンスで21世紀に蘇ったクマ。
▶SK-II|Your Statement. Your Bottle. / Change Destiny Limited Edition|2017全力で走ったら、エネルギーが出てきちゃった / SK-II「Your Statement. Your Bottle.」CMで普通に流れてきて、釘付けになったクマ。パーカにレギンスのアクティブなスタイルで公園の中を全力疾走する綾瀬はるかの姿が、いつものSK-IIとは違う方向で、一番いい仕上がりクマ。からだうごく感じ。金持ち美容意識高めオバサンのためのブランドイメージが一発ですっ飛ぶクマ。
▶SONY|GRAVITY CAT|2017これ、どうやって撮ったの? / Sony Interactive Entertainment「GRAVITY CAT」猫が壁を歩き、天井を走り、姉妹がアパートごと空に落ちていく。4分間、ずっと「え?」「え?」って言い続けたクマ。
▶au|SYNC YELL|2017駅に降りた瞬間、スマホが震えて涙が溢れた / au「SYNC YELL 〜上京した瞬間に、地元からのサプライズエール〜」どこまでが仕込みでどこまでがリアルなのか、なんてことを考える暇もなく、序盤で涙腺が決壊したクマ。
▶NTTドコモ|ForONEs 2017|2017役割を脱いで、ただひとりになる / NTTドコモ「ForONEs 2017」2017年、ドコモが「ForONEs」の名のもとに放ったこのCMは、色とりどりのTシャツを脱ぐ人々の姿を通じて、ひとりひとりの多様性を描いたクマ。役者を脱いだらダンサー、プロボクサーを脱いだらシングルマザー、医者を脱いだら患者——。誰もが複数の顔を持っていて、でもその奥にはただひとりの「自分」がいる。猫も杓子もダイバーシティと言われる時代に、思い切ってドコモ感をゼロにして世に問うたこの60秒は、ある種の覚悟を感じさせるクマ。
▶LINEモバイル|愛と革新。|2017何も言わない、という強さ / LINEモバイル「愛と革新。デビュー篇」のんが無言でこちらをまっすぐ見つめる45秒。キリンジの『エイリアンズ』が流れて、最後に「愛と革新。」というコピーが出てくるだけ。安い以外に何も言わない、というか、言えることもないからこれでいいクマ。
▶JAXA|KIBO SCIENCE 360 - A Space Experiment with Google|2017VRヘルメットを被って、宇宙に行く / JAXA × Google「KIBO SCIENCE 360」段ボール1枚から折り紙みたいに組み立てるVRヘルメットで、子どもたちが宇宙飛行士になれるクマ。Google CardboardとYouTube Liveを組み合わせて、ISS(国際宇宙ステーション)の「きぼう」実験棟を360度VRで体験できるようにした、JAXAとGoogleと電通の壮大なプロジェクトクマ。VRの「適切な活用」とはまさにこれのことだとクマは思うクマ。