▶Apple|Macの向こうから — まだこの世界にない物語を|2020「っぽい」ものも含めて紹介する、Appleの横綱相撲 / Apple「Macの向こうから — まだこの世界にない物語を」アニメのキャラクターたちがMacに向かってるシーンだけで、30秒のCMを作ってしまったクマ。しかもAppleのロゴがハートになってたり梨になってたり、明らかに「っぽい」ものまで含めて。このふところの深さ、横綱相撲クマ。
▶トヨタモビリティパーツ|連続10秒ドラマ「愛の停止線」SEASON2|202015秒ですら長い時代に、10秒で起承転結をつけた / ジェームス「愛の停止線」SEASON210秒のCMに、起承転結と商品オチまで詰め込んでしまったクマ。それも1本じゃなく連作で。笑って、続きが気になって、気づけば商品名を覚えている。
▶SINYI REALTY|IN LOVE WE TRUST|2020不動産屋が「家」じゃなくて「希望」を売った日 / SINYI REALTY「IN LOVE WE TRUST」7分23秒の不動産ブランドフィルムが、台湾全土を泣かせたクマ。そして台湾の広告史上初のカンヌグランプリを獲ったクマ。不動産屋なのに物件を一切映さず、ひたすら「結婚への恐怖」を語り続けるこの勇気、しびれるクマ。
▶CARREFOUR|ACT FOR FOOD|2020法律を変えるために、法律を破った / Carrefour「ACT FOR FOOD」スーパーが法律を破って、法律を変えたクマ。しかもそれでカンヌのグランプリを獲った。広告が社会を動かすって、こういうことクマ。
▶カロリーメイト|My Way|2020音が、あの頃に引き戻す / カロリーメイト「My Way」篇楽曲とSEがめちゃめちゃいいクマ。聞いてるとあの頃にぐぐぐっと引き戻されるクマ。つまり、それらの音は(あまり)大人の世界には存在しない、ということクマ。
▶加賀市|加賀市新幹線対策室|2020嫉妬を、誘致に変える。 / 加賀市「加賀市新幹線対策室」嫉妬心を全面に押し出す自治体PRって、今まであったクマ? 金沢に新幹線を取られてくやしい、という感情をそのまま武器にして、「加賀市頑張れ!」っていう応援ムードに変えていく。こんなに正直で、こんなに愛おしい地方PRは、そうそう見られないクマ。
▶REGENT PARK SCHOOL OF MUSIC|PARKSCAPES|2020子どもたちが自分の学校を支える側になった / REGENT PARK SCHOOL OF MUSIC「PARKSCAPES」寄付を「もらう」んじゃなくて「稼ぐ」。音楽を学ぶ子どもたちが、音楽で食べていくプロと同じ土俵に立ったクマ。
▶CHARITÉ BERLIN UNIVERSITY HOSPITAL|Printed by Parkinson's|2020病気が、はじめて機械に感染した / シャリテ・ベルリン大学病院「Printed by Parkinson's」3Dプリンターが震えている。患者の震えのデータを注入されて、クマ。
▶TINDER|SWIPE NIGHT|2020「スワイプ」に、物語を宿した夜 / Tinder「Swipe Night」世界の終わりまであと3時間。Tinderを開くと、一人称視点の終末ドラマが始まる。7秒以内にスワイプで選択を迫られ、その選択が物語だけでなく、マッチング相手まで変えるクマ。
▶NOTPLA|Making Packaging Disappear|2020消えるロゴと、消えるパッケージ / Notpla「Making Packaging Disappear」「Notpla」はnot plasticの略。それだけで、やろうとしていることが伝わってくるクマ。海藻でできた、食べられるパッケージ。そのブランドそのものが、カンヌのDesign部門でグランプリを獲ったクマ。
▶BURGER KING|CONFUSING TIMES|2020混乱それ自体が、商品だった / BURGER KING「CONFUSING TIMES」2020年、誰もが混乱してた年クマ。バーガーキングが作ったのは「肘でくしゃみを受けて、肘でハイタッチ」みたいな、あの混乱した気分そのものを喋るラジオ広告クマ。しかも中身は、肉じゃないのに肉の味がするImpossible Whopperの宣伝クマ。混乱を混乱のまま出す。それが一番誠実だったクマ。
▶Nike|動かしつづける。自分を。未来を。 / The Future Isn't Waiting.|2020標準的な傑作、のその先へ / Nike「動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn't Waiting.」2020年11月、日本中が息を呑んだ2分間クマ。スポーツへの衝動は、差別のようなクソみたいなものを軽やかに吹き飛ばすと信じて。10回観たクマ。標準的な傑作、という言葉がしっくりくるけど、じゃあ「標準的」じゃない傑作との差はどこにあるんだろう、とも考えるクマ。
▶HEINEKEN|SHUTTER ADS|2020閉ざされたシャッターが、バーを救う広告になった / HEINEKEN「SHUTTER ADS」2020年、パンデミックでバーのシャッターが降りた。街の灯りが消えた。だったらそのシャッターに、灯りを戻す仕事をさせようクマ。
▶MASTERCARD|Roadside Market|2020道端で待つだけだった農家を、地図上のビジネスに変えた / Mastercard「Roadside Market」ルーマニアの田舎道には、自家製の野菜やチーズを並べて座る農家がいる。地図にも載らず、現金しか受け取れない。地図上に存在しないビジネスクマ。
▶ABINBEV|Contract for Change|2020広告が、農業を変えられるのか / AB InBev「Contract for Change」ビールのCMだと思ったら、契約書の話だったクマ。しかもその契約が、アメリカの農業システムを変えようとしているクマ。広告が何かを伝えるんじゃなく、広告そのものが仕組みになった話クマ。
▶NETFLIX|人間まるだし。|2020「正しさ」に塗りつぶされる時代に、言い切った。 / Netflix「人間まるだし。」「美しい時代です」という皮肉から始まるナレーション。2019年、誰もが「正しさ」に燃えていた時代に、Netflixが『全裸監督』を引っ提げて「人間まるだし。」と言い切ったクマ。渋谷が真っ赤に染まった瞬間、広告の強度を感じたクマ。
▶NEW ZEALAND AIDS FOUNDATION|Sperm Positive|2020これは、精子バンクの広告です / NEW ZEALAND AIDS FOUNDATION「Sperm Positive」HIV陽性者の精子バンク。そう聞いて何を思うクマ? 2019年11月27日、世界エイズデー直前のニュージーランドに、それは実在したクマ。
▶MUMBAI POLICE|THE PUNISHING SIGNAL|2020クラクションを鳴らすほど、待たされる街 / ムンバイ警察「THE PUNISHING SIGNAL」鳴らせば鳴らすほど、信号が長くなるクマ。世界有数のやかましい街ムンバイが、クラクションそのものを罰する信号機を作ったクマ。
▶THE FEMALE COMPANY|THE TAMPON BOOK|2020法律を、法律で出し抜いた本 / THE FEMALE COMPANY「THE TAMPON BOOK」タンポンを、本として売る。ドイツでは生理用品に19%の税金がかかるのに、キャビアやトリュフ、そして本には7%しかかからない。だったらタンポンを本にすればいいクマ。
▶FONDATION DE FRANCE|BEE_INFLUENCER|2020インフルエンサーが、ミツバチになった理由 / FONDATION DE FRANCE「BEE_INFLUENCER」インフルエンサーって人間がやるものだと思ってたクマ。でもこの子は違う。1インチにも満たないミツバチが、Instagramで28万人を集めて、広告収入を種の保存に注ぎ込んだクマ。実話クマ。