EMOTION / 感情

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スマイルグリコCM 妻夫木聡 「あなたが笑うと、世界が変わる。」篇 60秒

グリコ|あなたが笑うと、世界が変わる。|2015

スマイルグリコCM 妻夫木聡 「あなたが笑うと、世界が変わる。」篇 60秒

相変わらずグリコよいなあ。これの続編、っていう感じなのかしら。妻夫木くんを擬人化ならぬ擬グリコ化した前作も可愛くて壮大で素敵だったんだけど、基本的にはされるがまま(お菓子だからそりゃそうなんだけど)で、そこから一歩前に、積極的に、笑顔にしていくんだ、という段になってしっかりキャラクターを作って、ハグしたり、ちょっと口角を上げたりすることにお菓子の役割を投影して描く、と。キャラクターおよびそれを使った活動って、一度始めるとやめづらいから、グリコ側も相当な決意なんだろうなあ。あと、提案しているチームがきっとブレてないピュアなチームなんだろうなあ、っていうのは観ていてひしひしと伝わります。年末にいいもの観た。

ドコモ dビデオ CM ①出会い篇 ②転校生篇 石井杏奈 小松菜奈

NTTドコモ|dビデオ|2015

ドコモ dビデオ CM ①出会い篇 ②転校生篇 石井杏奈 小松菜奈

冷静に考えれば「こんなこと起こりえない」と気づくのだけど、もしかしたら四国あたりの自然が残るどこかの公立高校の周りではこういうことが起きているのかもな、起きているんだろうな、と思わせるところに、まさに「物語」のちからなんだろうな、なんて。とにかく石井杏奈と小松菜奈がかわいすぎて、ここ最近で一番繰り返しみたフィルムかもしれないな、と思うほど。ちなみにサービスを使ってみようとか一切思いませんでした。割と広告にやられるほうだと思うんだけど、そのへんのバランス、ね。音楽も向井秀徳風(あくまで「風」)でかっこ良くて、あと、グラフィックもかっこよくて、コピーもかっこよくて、まあ、全部カッコ良かったっす。参りました。

動画なしクマ

高橋酒造|SHIRO Cheers System|2015

SHIRO Cheers System / 高橋酒造「しろ」

SHIRO Cheers System from HN on Vimeo. 元々はインタラクティブな仕掛けのあるフィルムで、確かTwitterでログインして、飲みたい人を自分以外に3人選んで、ムービーの最後に写真出てきて、それを「飲み会の誘い」としてTweetできる、みたいなことだった気がする。仕組みとかムービーのインタラクティブ(っていうかカスタマイズド)部分とか、すごい部分はいっぱいあるんだけど、兎にも角にも可愛さが異常。キャスティング、振付、曲などなど演出すべてが好きすぎて何度見たかわからない。今世紀に入って一番観た動画かもしれない、というほど好き。児玉裕一さすがだなあ。

Dumb Ways to Die

Metro Trains Melbourne|Dumb Ways to Die|2015

Dumb Ways to Die

たしかカンヌのグランプリを複数カテゴリでかっさらっていて、結果死ぬほど観た。(もちろん個人差があることは前提としつつ、それでも)何度も何度も繰り返しの試聴に耐えるフィルムというのには一定の法則がありそうな気がしてきた。たぶん音楽はその大きな要素のひとつで、昨日書いたBud(まあ、ビートルズだけども)も、Dumb Ways to Dieも強烈に曲が良い。そう考えると、CMのプランナーっていうのは映画の、シーンレベルでの描かれかたに詳しいだけじゃなく、音楽にも詳しくなきゃやってられないわけで、総合芸術だなあ、すごいなあ、と改めて思う朝なのであります。

NIKE ANTHEM / ナイキ アンセム

NIKE|ANTHEM|2015

NIKE ANTHEM / ナイキ アンセム

広告好きなので、たくさん広告観てきたけど、そのなかでも人生Top5に入るくらい好きな作品。まあ、ブランドとしてのNIKEを好きだから、ということが大きいのだけど、The Go! Teamの音楽がスポーツのストイックな感じをよく表現してるなあ、とか、スポーツはストリートから始まるし、ストリートを賑やかにするなあ、とか、亀田興毅使っちゃうところがNIKEだなあ、とか。これW+KのTOKYOだと思うんだけど、TOKYOじゃなくて”JAPAN”だったらこういう広告作ってないだろうなあ、TOKYO、ってしたのいいなあ、と思ったりとか。その他たくさん。

NIKE “Write The Future” / ナイキ

NIKE|Write The Future|2015

NIKE “Write The Future” / ナイキ

サッカーの持つ熱狂、ワールドカップのお祭り騒ぎを、抜群の妄想力(でも、現実もこんなもんなのかな)で描き切った名作中の名作。特にルーニーのおかげで映画1本観終わったよう読後感すら味わえる。ナイキは契約選手の時点でもうそのブランドが体現されていて、世界的スーパープレイヤーであることはもちろんなんだけど、ちょっとやんちゃな、枠に収まりきらない選手とばかり契約してるから、あとはその姿を描けばCMのできあがり、と、企業全体としてブランディングをどのように考えるかちゃんと考える、ということの大切さを感じたりもします。ただ、とにかく好き。

三菱自動車 Heart-Beat Motors CM

三菱自動車|Heart-Beat Motors|2015

三菱自動車 Heart-Beat Motors CM

ドキドキするような自動車、ワクワクするような自動車。そういうことが本質というか、本能を刺激するというか、まあ、車ってそういうことでいい気もする。ぶつからないとか、ピタッと止まるとか、燃費がいいとか環境が良いとか。いいんだけど、そうじゃなくて、ほしいでしょ? 素敵でしょ? みたいな車が、広告が、もっとみたいな! この中だと結婚式間近の女性と父親(これもセオリーのひとつ)を描いたものがとても良くて、新聞15段もすごくすごく良かった記憶があります。三菱自動車ってもはや具体的なイメージがないけど、こういうのもう一度、やらないかなー。

Heineken Star Player / ハイネケンスタープレイヤー

Heineken|Star Player|2015

Heineken Star Player / ハイネケンスタープレイヤー

完成度の高いスポンサードアプリ、というのは簡単だけど、そもそもチャンピオンズリーグにスポンサードしている、という状況があるからこそ、という感じはしますが、それにしても素晴らしいアプリ。TVでスポーツを視聴する、楽しむ、という体験をそもそもからひっくり返しに行っていて、このケースビデオを見るだけでも「ああ、成功してるな」ということが伝わってしまうシンプルさ。日本でもこういうのもっとやったらいいと思うのです。dボタンとかじゃなくて。バスキュールさんあたりががんばるんでしょうか。TVはもっと楽しくなるはず。スポーツ観戦にかぎらず。

キリン/FIRE「サラリーマン編」木村拓哉

キリン|FIRE「サラリーマン編」|2015

キリン/FIRE「サラリーマン編」木村拓哉

モンティ・パイソンの曲に乗って突き進むリーマン・キムタク。もうそれだけでいいんだけど猛烈な手間を感じさせない軽快な編集で一気に見せ切る30秒。朝見ると「今日はツイてる」と思ったほど好きだった。けど、今日までなんのCMかすっかり忘れていたし、それに缶コーヒーは嫌いじゃなかったけど「CLASSICO & VANILLA」なんてものは街中でも見なかったしもちろん飲んだこともない。すばらしい作品でも商品性に落ちてないとまったく印象に残らないのね、と今強く印象に残りました。

SORRY I SPENT IT ON MYSELF

Harvey Nichols|SORRY I SPENT IT ON MYSELF|2015

SORRY I SPENT IT ON MYSELF

クリスマスなので、クリスマスっぽいものを。2013年にイギリスを苦笑の嵐に巻き込んだハーヴェイ・ニコルズの名作。ただのコンセプトムービーじゃなくて、ちゃんと売った、っていうところに尽きるのかなー。もちろんフィルムに出てくる家族、特にプレゼントをもらう方の演技がみんな秀逸で、っていうのもありつつ、そこまでだとただのCMなんだけど、やっぱり「事実を作る」ってのが大切で、利益が出ようが出まいが、「あの商品、ほんとに売ってる」となることがニュースバリューとしてとても大事。

ジョージアで行きましょう(明日があるさ)

ジョージア|明日があるさ|2015

ジョージアで行きましょう(明日があるさ)

コカ・コーラの缶コーヒー、ジョージアのビッグキャンペーン。当時の吉本人気芸人勢揃い、だけならまだしも、坂本九の名曲「明日があるさ」を現代風にアレンジしてキャンペーンソングに使用。プライズも(今見るとちょっとダサいかな、と感じるものの)豪華で、私の周りでもCMも、キャンペーンも話題になっていたのを思い出します。最終的には「Re:Japan」というユニットとして紅白に出て大盛り上がりと、いち企業のキャンペーンの枠を超えたスケールの大きさが印象的です。

TOSANDO/東山堂 music CM 披露宴編

東山堂|披露宴|2015

TOSANDO/東山堂 music CM 披露宴編

ありがたいなシチュエーションにありがちなストーリーとありがちな曲、と言ってしまってはアレだけど、なにひとつサプライズもなければ仕掛けもないのにこんなにも号泣してしまうのはやはり演技と演出に尽きる、はず。泣き崩れる新婦役もすばらしいけど、ほとんど同じトーンで演じきる(からこそリアリティと味がある)父親役の役者の演技には鳥肌が立つ。ドキュメンタリーでもこういうの作れるだろうけど、3分ではまとまらないだろうな、こういうのがCMの役目のひとつだな、と。

GAP「Girl」

GAP|Girl|2015

GAP「Girl」

そうそう、こういう展開(最後のあたり)だったねGAPって! ジュリエット・ルイスが死ぬほどかわいいので結果Daft Punkも♡出しちゃう。それだけ。確実に左脳で考えてなくて潔い。オシャレでかわいくてかっこいい、以上。ファッションって最終的には理屈で買わないから、ほかのどの分野よりも作り手側のセンスとノリとテンションが大事。あと、身体動く感じってやっぱりいいなー。ダンスできないけど「ジャジャっ!」ってとこに合わせて首振ったりしちゃう。

ホットペッパーのアテレコCM

ホットペッパー|アテレコCM|2015

ホットペッパーのアテレコCM

自分がもし関西人だったらこういうのを思いつく脳の作りだったのだろうか、と思うほど、自分の思考回路とは遠いところにある、それでも大好きな快作。この作品について語られる時にはほぼ必ず「これ、ありものじゃなくて新撮したやつにアテレコしたらしいよ」「アテレコの声はCMプランナーらしいよ」みたいなことが語られるわけで、つまるところ伝説には必ず(バック)ストーリーが存在するということ、なのかな。表に出ないけど、語られると納得するような裏話が。

ファンタ「先生」シリーズ

ファンタ|先生シリーズ|2015

ファンタ「先生」シリーズ

中高生、特に中学生に強烈にフォーカスして下らなさ(褒め言葉)を極めたシリーズ。最後にキッズが突っ込むところまで含めたフォーマットを統一させて「次何来るかな」と期待感を煽らせる仕組み。上手。教育を取り巻く環境も2003年当時とはだいぶ様変わりしてるけど、「多様性」とか言うんだったらこういう先生がホントにいてもちょっと楽しいのにな、と思う程度に日本の教育には絶望しております。個人的なお気に入りはDJ先生。ノリがいいから。

川口春奈 au LISMO「LISMO Fes!」篇

au|LISMO Fes!|2015

川口春奈 au LISMO「LISMO Fes!」篇

土曜日だし、可愛い女の子のCMでも。いくつか、とんでもなくかわいいと思ってるものがあって、そのうちのひとつ。川口春奈が今ほど有名じゃなかったころの今はなきauのLISMO。0:22あたりの口をパカっと大きく開けるあたりに、この女優さんの魅力が凝縮されている。それを引き出したスタッフすごい。あと、Fesっていう位置づけは無理があるけど夢の描き方としてはいいし、でもやっぱりフェスはフェスがいいよね、普通に。

JR東海 クリスマスエクスプレス 牧瀬里穂1989

JR東海|クリスマス・エクスプレス|2015

JR東海 クリスマスエクスプレス 牧瀬里穂1989

この年のバージョンにかぎらず、クリスマスエクスプレスのCMがテレビから流れると、とにかくドキドキした。いきなり物語に入り込ませる力が他のCMとは段違いで、1分間だけどショートムービーでも観たんじゃないか、と感じるような、そしてなにより幸せな読後感。牧瀬里穂は改めて見ると演技が全体的にオーバーめだけど、これくらいが1989年の気分だったんだろうな。とはいえ、最後の「いよいよ」な演技は最高。

ファンタだよ!TVに出よう

コカ・コーラ|ファンタだよ!TVに出よう|2015

ファンタだよ!TVに出よう

腹に顔の絵を書いてマシュマロを食べます、という男の子が最高に面白かったんだけど、この子もなかなか。先生のやつと同じ考え方だけど、中高生のインサイトをくすぐるのがうまいなあ。この辺を企画した人が中高生向けのテレビ番組を作ったら猛烈に人気になりそう。まあ、CM作るのと継続を前提としたテレビ番組を作るのとでは脳みそも筋肉も違うのは何となく分かるんだけど。「バカッコイイ」とかよりも全然いいなあ。

東京メトロ「Tokyo Heart」

東京メトロ|Tokyo Heart|2015

東京メトロ「Tokyo Heart」

ガッキーがかわいいかどうかはこの際どうでもよくて(超かわいいけど)、注目は0:32の女子高生の演技。割と有名な話だけど箭内CDが女子高生に気になる男の子を連れてきてもらって、「3歩進んだら手を繋いで」っていう演技指導をした、という結果の奇跡。語らずとも大いに語る。これぞ演技。東京メトロはこのフォーマットでずっと押してるけど、いつまで続けるのかなー、「次」は難しいだろうけど、楽しみだなあ。

smile.Glico / みんなのキゲンがよくなれば きっと世界はうまくいく

Glico|smile.Glico|2015

smile.Glico / みんなのキゲンがよくなれば きっと世界はうまくいく

ピエロだから、長尺だから、ということもありつつ、それでもまるで映画のような読後感。素敵だなあ。お菓子はキゲンを良くするもので、みんなのキゲンが良くなれば世界が良くなる、という、小学生でも分かるレベルの理屈。そういうレベルのものだからこそ、強く伝わるんだろうなあ。なお、こんなにいいCMなのにリーチしてないのはなんでだろう。TV観なくなったからかなあ。観ないとなあ。