▶DIESEL|ENJOY BEFORE RETURNING|2020年間1兆6千億円の損失を、祝福に変えた / DIESEL「ENJOY BEFORE RETURNING」服を買って、着て、返して、お金を取り戻す。この「ワードローブ」という行為、ファッション業界に年間150億ドルの損害を与えているクマ。DIESELはこれを取り締まらず、逆に堂々と奨励したクマ。
▶APPLE|The Whole Working-From-Home Thing|20207分間、ずっと笑ってた / Apple「The Whole Working-From-Home Thing」2020年7月、パンデミック真っ只中のアメリカから7分間のショートフィルムが届いたクマ。タイトルは「The Whole Working-From-Home Thing」。直訳すると「在宅勤務ってやつ全部」。そう、あの在宅勤務クマ。子どもが乱入して、犬が吠えて、パジャマのまま会議して、画面共有でミスって、でもなんとか締め切りに間に合わせる、あの在宅勤務クマ。公開2日で1,000万回再生を超えたこの動画、2019年の名作「The Underdogs」の続編として、全人類が体験していた混沌をユーモアで包み込んだクマ。
▶APPLE|Apple at Work - The Underdogs|20193分なのに、誰も離脱しない / Apple「The Underdogs」3分クマ。もう短編映画クマ。冴えない会社員4人が2日でアイデアを形にするだけの話なのに、Appleの宣伝だってこと忘れて見入っちゃうクマ。
▶Joburg Ballet|Breaking Ballet|20183〜5日でバレエを時事ネタに変える狂気 / Joburg Ballet「Breaking Ballet」ミレニアル世代の多くはバレエを「古臭い」と見ていたクマ。白鳥の湖もシェイクスピアもすばらしいけど、ヨハネスブルグの若者たちにとっては「自分とは関係ない芸術」。そんな認識をひっくり返すために、バレエ団がやったことは、SNSのトレンドそのものをバレエにしてしまうことだったクマ。
▶Microsoft Surface|夢中って無敵だ|2017なんとなくいい感じの若者ムービーになっていまして / Microsoft Surface「夢中って無敵だ」2017年春、新大学生に向けて公開されたWebムービークマ。「夢中って無敵だ」というメインコピーのもと、バイトしながら夢を追いかける学生やビルの屋上で絵を描く学生、夜中に友達と走り回る学生たちが映し出されるクマ。
▶スタッフサービス|オー人事 秀吉編|2017猿でくくっちゃっていいの?からの安定のオチ / スタッフサービス CM「秀吉編」ベタベタの展開で想定内の領域で戦いつつ、「え、猿でくくっちゃっていいの?」って一瞬ヒヤッとさせてからの安定のオチクマ。一時代を作ったオー人事シリーズの、時代劇バージョンクマ。
▶GINZA SIX|メインストリート|2017椎名林檎が見せる「幸せ全開モード」の銀座 / GINZA SIX「メインストリート」椎名林檎がたまに見せる「幸せ全開モード」が、銀座の中央通りで炸裂しているクマ。トータス松本との夢のデュエット、オーケストラ、ダンサー、風船、魔法。90秒の映像がミュージカル映画みたいに多幸感で満ちていて、観終わったあと思わず銀座の目抜き通りを歩きたくなるクマ。
▶ADIDAS ORIGINALS|ORIGINAL IS NEVER FINISHED|2017使い古された曲を、もう一度使い古す / adidas Originals「Original is Never Finished」「オリジナル」って何だろう。adidasは、その答えを出すために史上もっとも使い古された曲、フランク・シナトラの「My Way」をもう一度リミックスしたクマ。やってることがめちゃくちゃで、めちゃくちゃ好きクマ。
▶STOCKHOLM PRIDE|LOS SANTOS PRIDE|2017世界一暴力的なゲームに、壊せないパレードを仕込んだ / STOCKHOLM PRIDE「LOS SANTOS PRIDE」GTA5の世界に、絶対に壊せないプライドパレードを実装したクマ。歩行者を轢いても犯罪者を撃っても許される街に、唯一「攻撃できない」ものを作った意味を考えると鳥肌が立つクマ。
🐻❄️動画なしクマRethink|One Dollar One Show|20161ドルでCCOになれる広告業界への皮肉 / Rethink「One Dollar One Show」1ドル出すだけで、あの権威ある広告賞にクレジットが載る。そんな企画がまさかの本気で始まったクマ。
▶John Lewis|Buster The Boxer|2016トランポリンをめぐる、静かな欲望の夜 / John Lewis「Buster The Boxer」毎年恒例、ジョン・ルイスのクリスマスCM。2016年の主役は犬のBuster。庭に隠されたトランポリンが欲しくて欲しくてたまらないのに、それは少女Bridgetへのプレゼント。夜な夜な野生動物たちが跳ね回るのを、Busterだけがじっと見ている。クリスマス当日、少女より先に駆け出したのはBusterだったクマ。
▶COMMERCIAL RESIDENCE|House of Clicks|20162億回のクリックが、1軒の家になった / Hemnet「House of Clicks」2億回。途方もない数字クマ。でもそれは、ただの「数」じゃなかった。スウェーデン人200万人が夢見た家の姿が、無数のクリックに刻まれていた。そのデータをレンガとモルタルに変えて、本物の家を建ててしまったクマ。ビッグデータ時代の、最もロマンチックな使い方クマ。
▶高橋酒造|SHIRO Cheers System|2015今世紀で一番観た動画かもしれない / 高橋酒造「SHIRO Cheers System」可愛さが異常クマ。キャスティング、振付、曲、演出のすべてが好きすぎて何度見たかわからないし、今世紀に入って一番観た動画かもしれないクマ。児玉裕一さすがだなあと思うクマ。
▶LIGA CONTRA EL CANCER|Shadow WiFi|2015WiFiが日陰にしかつながらない、という発明 / LIGA CONTRA EL CANCER「Shadow WiFi」ペルーの海に、青くて大きな壁が立っている。近づくとスマホが勝手にWiFiを拾う。ただし電波が届くのは、壁がつくる影の中だけクマ。
▶COCA COLA|HAPPY ID|2014政府を広告チャネルにする、という発明 / コカ・コーラ「HAPPY ID」身分証明書の顔写真を、広告キャンペーンにする。しかもそれを国の制度として実装してしまう。2014年カンヌライオンズのメディア部門グランプリを獲ったこのキャンペーン、「メディアとは何か」を拡張した一本クマ。
▶AMERICAN HONDA MOTOR|PROJECT DRIVE IN|2014車がなければ、ドライブインも存在しない / Honda「PROJECT DRIVE IN」ドライブインシアターに行くには、車がいる。あたりまえすぎて誰も言わないその一点に、Hondaは本気で乗っかったクマ。
▶日清カップヌードル|SURVIVE!|2013おじさんには、わからないCMにしてほしい / 日清食品「SURVIVE!」2013年、日清がやらかしたクマ。若手サラリーマンが甲冑を着て西洋軍に突撃し、「ナイス・トゥ・ミーチュー!」と叫びながら大砲で吹き飛ばされる。就活生は吹雪の中で白クマ面接官に詰められ、海では「いいね!」を強要するリア獣ザメに襲われる。ハチャメチャなのに、2013年の空気をそのまま切り取ってるクマ。
▶CAPE TOWN TOURISM|SEND YOUR FACEBOOK PROFILE TO CAPE TOWN|2013Facebookプロフィールを送り込む、という発明 / CAPE TOWN TOURISM「SEND YOUR FACEBOOK PROFILE TO CAPE TOWN」「みんなをケープタウンに送れないなら、Facebookプロフィールを送ればいい」。2013年、そんな発想を本当にアプリにしてしまったクマ。
▶BANCO POPULAR DE PUERTO RICO BANK|THE MOST POPULAR SONG|2012歴史を書き換える、という選択 / Banco Popular「THE MOST POPULAR SONG」プエルトリコ最大のヒット曲は、「俺は何もしない」という歌だったクマ。働かないことを国民的に祝福する曲。それを、歌っている本人たちに書き換えさせたクマ。そんな無茶が、カンヌ史上初めてプエルトリコにグランプリをもたらしたクマ。
▶HYATT HOTELS|THE GREATEST MOVIE EVER SOLD|2012広告について語る映画を、広告で作るというパラドックス / POM Wonderful「THE GREATEST MOVIE EVER SOLD」プロダクトプレイスメントを批判する映画を、プロダクトプレイスメントで作るクマ。矛盾そのものを企画にしてしまう、Morgan Spurlockのあの挑発的なユーモアクマ。