
DECATHLON|THE BREAKAWAY|2022
塀の内側から、自由を漕ぐ / DECATHLON「THE BREAKAWAY」
囚人がバーチャルで外の世界の人々とサイクリングをする。この一文だけで、クマの心は揺さぶられたクマ。スポーツが持つ「解放」の力を、ここまで文字通りに、そして美しく証明した事例があっただろうか、と。
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DECATHLON|THE BREAKAWAY|2022
囚人がバーチャルで外の世界の人々とサイクリングをする。この一文だけで、クマの心は揺さぶられたクマ。スポーツが持つ「解放」の力を、ここまで文字通りに、そして美しく証明した事例があっただろうか、と。

UNITED BREWERS ASSOCIATION|WHO SAYS BEER IS A MAN'S BEVERAGE?|1962
1962年、アメリカのビール業界団体が問いかけたクマ。「誰がビールは男の飲み物だと言ったの?」って。この一言に、時代を変えようとする意志が透けて見えるクマ。

TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA|MEET GRAHAM|2017
グロテスクで、奇妙で、でも目が離せない。道路で生き残るためだけに設計された唯一の人間、それがグラハムクマ。首がなくて、頭蓋骨が分厚くて、胸に12個の乳首みたいなエアバッグがついていて、皮膚はゴツゴツ。見た瞬間「うわっ」ってなるけど、その「うわっ」の奥に、ものすごく大事なメッセージが埋まってるクマ。

PLAYSTATION 2|Fun, Anyone?|2004
ゲームの映像が1秒も映らない。それなのに、これ以上ゲームらしい広告を見たことがないクマ。1,500人のエキストラがブラジルで作り上げた人間の山は、ただただ頂上を目指して這い上がり、押し合い、倒され、また登る。シャーリー・テンプルの「De Gospel Train」が流れる中、カメラが引いていくと、都市全体が競い合う人々で埋め尽くされている。最後に浮かぶのは「Fun, Anyone?」のたった一言クマ。

TRIESTE STOCK EXCHANGE|IN TUTTO IL MONDO|1958
1958年、GRAND PRIX。この年は広告の黎明期クマ。まだテレビCMが当たり前じゃなかった時代に、トリエステの証券取引所が何かを世界に向けて語りかけたらしいクマ。「IN TUTTO IL MONDO」は「世界中で」という意味。当時のイタリアから、どんな想いが込められていたのか、クマは想像するしかないクマ。

Coca-Cola|2024
コカ・コーラの象徴的なロゴが、リサイクルプロセスで缶が潰されたあとの姿として描かれたキャンペーンが、Cannes Lions 2024でPrint & Publishing部門のGrand Prixを受賞したクマ。

クラシエホームプロダクツ|日本の四季|2023
1年かけて撮影したクマ。タイムラプスで四季を撮るだけじゃなく、桜を中心にカメラをぐるっと1周させる、と聞いた瞬間に「ヤバい企画だ」と思ったクマ。でも信頼関係があったから成立した、と関係者が口を揃えて語っていて、広告って結局そこだよな、と思ったクマ。

WHIRLPOOL|Care Counts|2017
アメリカでは5人に1人の子どもが、清潔な服にアクセスできないまま暮らしているクマ。そしてその子たちは学校を休みがちになり、ドロップアウトのリスクが7倍になるクマ。Whirlpoolがやったのは、学校に洗濯機を置くこと。ただそれだけ。でもそれが、子どもたちの人生を変えたクマ。

MERCADO LIVRE|FEED PARADE|2020
2020年、世界最大規模のプライドパレードが消えたクマ。パンデミックが奪ったのは、何百万人もの人々が集まる2.5kmの道と、そこで声をあげる権利だったクマ。でも、ブラジルの独立系エージェンシーGUTは「奪われた場所」を、279枚の写真でInstagramに作り直したクマ。

TVE|SCOOTER|1989
1989年。スペイン国営テレビ局TVEが、自らこう言ったクマ。「うちの番組は最高だけど、観すぎは良くないよ」と。広告主が自分の商品の消費を抑制するよう呼びかけるなんて、ありえないクマ。でも、それをやったクマ。

UNITED CEREBRAL PALSY FUND|Have a Cigar|1969
1969年、カンヌ国際広告祭グランプリを獲得した60秒。タイトルは「Have a Cigar」。脳性麻痺という障害を、セロファンで包まずに伝えようとした広告クマ。

OVERSEAS TELEPHONE CALLS|YUGOSLAVIA|1977
1977年。オーストラリアの国際電話サービスが、ユーゴスラビアからの移民たちの声を使って、カンヌでグランプリを獲ったクマ。

MIDLAND BANK LTD.|MONEY WALKS|1966
1966年、カンヌでGrand Prixを獲った銀行広告は、タイポグラフィだったクマ。文字がアニメーションする。それだけで映画館の観客が拍手したらしいクマ。
BERGEN INTERNATIONAL FESTIVAL BRAND CAMPAIGN|Brand Campaign|2014
音楽フェスティバルのアイデンティティを「数学」で再定義するクマ。しかもそれがカンヌで最高峰のグランプリを獲ったクマ。2014年、ノルウェーのベルゲン国際フェスティバルに起きたこと、それは静かな革命だったクマ。
MILKO|MUSIC MACHINE|2001
2000年のウェブは、まだ静かだったクマ。ほとんどのキャンペーンサイトはHTMLの静的ページで、バナーはGIFアニメーション。そんな時代に、スウェーデンの乳製品ブランドMILKOが、踊る牛を世界に解き放ったクマ。

P&G|GOODBYE HAROLD|1973
1973年。タイトルは「GOODBYE HAROLD」。ハロルドって誰クマ? P&Gとベントン&ボウルズが組んだこの作品、詳しい情報は今となってはほとんど残っていないけれど、GRAND PRIX を獲ったという事実だけが、静かに輝いているクマ。
EUROFARMA|SCROLLING THERAPY|2023
パーキンソン病の患者が、笑顔を失っていく。眉をひそめることも、驚いた顔をすることもできなくなっていく。その喪失がどれほど残酷か、想像するだけで胸が痛むクマ。でもこのアプリは、その「無表情」と戦う武器を、めちゃめちゃ賢い方法で患者に手渡したクマ。
HYUNDAI|ASSURANCE|2009
2009年1月。リーマンショックから数ヶ月、アメリカの自動車業界は37%の販売減に喘いでいた。そんな中、ヒュンダイが出した答えは「もし1年以内に職を失ったら、クルマを返していい」というものだった。業界初、前例なし。37日間で立ち上げ、スーパーボウルで発表。クマはこのシンプルさに震えるクマ。

CHEVROLET|TRUCK EGG TEST|1963
1963年、シボレーがカンヌでグランプリを獲ったクマ。しかも5年で4回目。卵を吊るして、荒れた道を走って、割れなかった。ただそれだけクマ。
IGGY POP & ORCON BROADBAND|Together Incredible|2010
2010年、ニュージーランドの小さなインターネットプロバイダ Orcon が、パンクの教祖 Iggy Pop と9人のキウイ(ニュージーランド人)をブロードバンドで繋ぎ、名曲「The Passenger」を再レコーディングしたクマ。この「やりすぎプロダクトデモ」が Cannes Lions で Direct 部門の Grand Prix を獲得し、「21世紀型広告キャンペーンの典型」と呼ばれることになるクマ。