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衝撃のデビュー / 広末涼子 ドコモ ポケベル CM 1996年 「はじめる」篇

NTTドコモ|ポケベル「はじめる」篇|2016

衝撃のデビュー / 広末涼子 ドコモ ポケベル CM 1996年 「はじめる」篇

たぶん同世代を生きたほぼすべての男子に何らかの引っ掛かりを残しているに違いない衝撃作。細かい、いや、そうでもないか、演出として、エアマックスが超いいですね。こういうのは10年とか経ってみてもう一度見返すとどれくらい丁寧に作られていたかが改めて分かってとてもとても感慨深い。あと、カジヒデキは気分だったんだろうな、っていうのと、ナレーションいい。

俺は一度も終わってないよ。/ 勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。 / 競輪

競輪|勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。|2016

俺は一度も終わってないよ。/ 勝つのは、誰だ。勝利とは、何だ。 / 競輪

今どんなCMやってるかはまったく印象に残ってないけど、何年経ってもずっと心に残りそうな名作。設定から音楽から何から何までいいんだけど、やっぱり、「俺は一度も終わってないよ」と「東京だけが成功か? 誰が故郷を守ってるんだ。」が最高。しびれまくる。ともあれ、こういう路線で攻めたほうがいいと思うんだよね。競輪。もっともっとこういうの観たい!

アスリート・榮倉奈々 / adidas Training|I GOT THIS 榮倉奈々

adidas|I GOT THIS|2016

アスリート・榮倉奈々 / adidas Training|I GOT THIS 榮倉奈々

まだいける。もっとできる。というシンプルで力強いメッセージで始まった新キャンペーン、てなことはさておき(さておかなくてもすばらしいのだけど)、とにかく榮倉奈々の鍛え上げられた身体が大げさでなく神々しく、そして、結果、トレーニングしたい、と強く思わざるをえない、すばらしいフィルム。adidas最近いいですね。NIKEとの対決たのしみ。

ぽっちゃり、の魅力 / John Lewis Home Insurance – Tiny Dancer – adam&eveDDB

John Lewis|Tiny Dancer|2016

ぽっちゃり、の魅力 / John Lewis Home Insurance – Tiny Dancer – adam&eveDDB

キャスティングが全てだと思う。ストーリーラインはそんなに目新しくもないんだけど、女の子、そんなにうまくない、ぽっちゃりメガネ、というわけで超印象に残る作品に。花瓶もグラスも割れたほうが良かったようなきがするんだけど、それだと最後まで見ないかもな、とも。ちょっとしたハラハラする余白を残すことで視聴時間も延びている気がする。

できないことが、できるって、最高だ。 / PS4

PlayStation|できないことが、できる|2016

できないことが、できるって、最高だ。 / PS4

あまり話題になってない気がするんだけど、結構、サイコーだと思う1本。ゲームのコア・バリューってこういうことなんだろうなあ、というポイントをズバッとついて、15秒とかケチることなく長尺の人生讃歌。制作会社どこかなー、日本でこういうの作れるのかな、なんて思いましたとさ。

屋上の少女 / 人生の素敵なことは、だいたい最後のほうに起こる。物語がそうであるように。

H&I|屋上の少女|2016

屋上の少女 / 人生の素敵なことは、だいたい最後のほうに起こる。物語がそうであるように。

株式会社H&Iというのがクライアントらしいのだけど、どういうオリエンだったんだろう。日本語だけどグローバルにも通じる名作中の名作。物語というものの特性をうまく捉えて、だいたいみんな辛い思春期に対する強い強いエールになってる。すばらしい。

ブラピと、キャメロンディアスと、ソフトバンクと。

SoftBank|ブラッド・ピット|2015

ブラピと、キャメロンディアスと、ソフトバンクと。

初めてテレビで観たとき、さすがに「うおぉ」と声に出して言ってしまった記憶がある。それ以外の記憶は曖昧だけど、Vodafone買って一気に勝負に来る感じみたいなのが社会に伝わってきてて、で、ブラピとキャメロンディアスでどーん、と。ただただカッコイイだけのCMなんだけど、ただただカッコよければいいんだな、って。同じようにジョージ・クルーニーがめちゃめちゃカッコイイやつは翌年かー。構造は似てるんだけど、ソフトバンクの方はコピー一切なしで「=」だけでコミュニケーションしてるのが映像から一切の説明的要素を削っててすごい。

「女の子みたいに」が、侮辱じゃなくなった日 / Always「#LIKEAGIRL」

ALWAYS|#LIKEAGIRL|2015

「女の子みたいに」が、侮辱じゃなくなった日 / Always「#LIKEAGIRL」

「女の子みたいに走って」と言われた大人は笑いながらヘロヘロと手足をバタつかせ、同じ言葉を聞いた10歳の女の子は全力で駆け抜けた。その対比があまりにも鮮烈で、クマは画面の前で固まったクマ。これは、ただの生理用品のCMじゃなかった。思春期に失われる自信を取り戻すための、社会実験だったクマ。

Honda CM「負けるもんか(プロダクト)篇」

Honda|負けるもんか|2015

Honda CM「負けるもんか(プロダクト)篇」

がんばっていれば、いつか報われる。 持ち続ければ、夢はかなう。 そんなのは幻想だ。 たいてい、努力は報われない。 たいてい、正義は勝てやしない。 たいてい、夢はかなわない。 そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。 けれど、それがどうした? スタートはそこからだ。 新しいことをやれば、必ずしくじる。腹が立つ。 だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、 何度でもやる。 さあ、 きのうまでの自分を超えろ。 きのうまでのHondaを超えろ。 傑作というほかないんだけど、世の中の捉え方というか、Hondaに対する視線の注がれ方というか、そういうのを本当に丹念に考えたんだろうなあ、という印象が強い一本。「私たちはがんばります」っていうことを言っているだけだし、ともすると「はいはいがんばって」になりそうなテーマを、うまく国民の最大公約数まで持って行った感じ。人はひとりも出てこないけど、けれど、自分を投影したひとが多いんじゃないかしら。大好きです。

ネスカフェ「朝のリレー(谷川俊太郎)」

ネスカフェ|朝のリレー|2015

ネスカフェ「朝のリレー(谷川俊太郎)」

カムチャツカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする この地球では いつもどこかで朝がはじまっている ぼくらは朝をリレーするのだ 経度から経度へと そうしていわば交替で地球を守る 眠る前のひととき耳をすますと どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ 良い広告を構成する要素のひとつに「新しい視点の呈示」というのがあると思うのだけど、「この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている」というファクトにはっとさせられる。あたりまえのことなんだけど、そういえばそうだ、と思い、その気付きが詩の力によって一気に視聴者を遠いところまで連れて行く感じ。ネスカフェはこんなイメージをOwnできて幸せだなあ。ずっとやればいいのに。何年かに一回でいいから。