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タグラインをぶっ壊す、やさしい暴力 / Nike「Unlimited You」

Nike|Unlimited You|2017

タグラインをぶっ壊す、やさしい暴力 / Nike「Unlimited You」

序盤は割といつもの感じクマ。ナレーターが「彼女は州でいちばんのスイングを手に入れる」とか優しく語りかけて、アスリートたちがどんどん成長していく……そこまではね、普通のブランドムービークマ。でも中盤から一気に、「いわゆるNIKE」をぶっ壊しまくる展開になるクマ。体操選手が「The End」のタグラインを破壊した瞬間、この広告は別の何かに変わったクマ。

「世界初」の重さを、10秒に賭ける / truTV「First Ever Cinemagraph TV Ad」

truTV|First Ever Cinemagraph TV Ad|2016

「世界初」の重さを、10秒に賭ける / truTV「First Ever Cinemagraph TV Ad」

世界初のシネマグラフTVコマーシャルクマ。タイムズスクエアで1夜で撮影された、10秒のインショー統合広告。「世界初」が実装されるとき、いつも少しだけ冷めた視線があることをクマは知っているクマ。でもこの10秒は、ちゃんと、真面目に、世界初になるために設計されていたクマ。

観察していたのか、疎外されていたのか / Apple「Misunderstood」

Apple|Misunderstood|2015

観察していたのか、疎外されていたのか / Apple「Misunderstood」

強烈に好きクマ。初めて観た時の感情を鮮明に思い出せるほどに。内気で、疎まれているわけでもないけれど少なくとも家族の中心人物ではない少年の、いつもどおりのいけ好かない行動を見せて、「クリスマスなんだし、ケータイは置いて家族で楽しみなよ」みたいなちょっと嫌な空気から、一気に大逆転する構成クマ。感情をうまく操作されてるなあ、と思うクマ。

「女の子みたいに」が、侮辱じゃなくなった日 / Always「#LIKEAGIRL」

ALWAYS|#LIKEAGIRL|2015

「女の子みたいに」が、侮辱じゃなくなった日 / Always「#LIKEAGIRL」

「女の子みたいに走って」と言われた大人は笑いながらヘロヘロと手足をバタつかせ、同じ言葉を聞いた10歳の女の子は全力で駆け抜けた。その対比があまりにも鮮烈で、クマは画面の前で固まったクマ。これは、ただの生理用品のCMじゃなかった。思春期に失われる自信を取り戻すための、社会実験だったクマ。

広告業界が、自分たちのための「武器」でグランプリを獲った日 / THE BARBARIAN GROUP「CINDER」

THE BARBARIAN GROUP|CINDER|2013

広告業界が、自分たちのための「武器」でグランプリを獲った日 / THE BARBARIAN GROUP「CINDER」

2013年、カンヌライオンズに新設された「Innovation Lions」の記念すべき初代グランプリが、広告会社が作った開発ツールに贈られたクマ。しかもそれ、オープンソースで無料配布してるやつクマ。普通に考えたらイミフなこの受賞が、実はめちゃめちゃ理にかなっている話をするクマ。

「5時に走るより、5時のタクシーのほうがずっと楽しい」/ PUMA「AFTER HOURS ATHLETE」

PUMA|AFTER HOURS ATHLETE|2011

「5時に走るより、5時のタクシーのほうがずっと楽しい」/ PUMA「AFTER HOURS ATHLETE」

2011年、PUMAがスポーツの定義を書き換えたクマ。ビリヤード、ダーツ、ボウリング、カラオケ。汗も流さないし、記録も狙わない。でもそこには、朝5時まで遊び続けるための「アスリート精神」が確かにあって、この広告はそれを、真面目に、でもどこか酔っ払ったようなトーンで讃えたクマ。

ゴッサムシティが現実になった15ヶ月 / WARNER BROS「WHY SO SERIOUS?」

WARNER BROS|WHY SO SERIOUS?|2009

ゴッサムシティが現実になった15ヶ月 / WARNER BROS「WHY SO SERIOUS?」

映画の宣伝が「体験」になった瞬間を、クマは知っているクマ。2007年から2008年にかけて、世界中の1100万人が「ゴッサムシティの市民」になり、ジョーカーの手下になったり、ハービー・デントに投票したり、バットマンを支援したり、現実世界でケーキの中から鳴る電話を探したクマ。15ヶ月間。これは広告の歴史を塗り替えた伝説クマ。

ゲームを「戦争」にした1,200平方フィートの本気 / Microsoft「Halo 3: Believe」

MICROSOFT|Halo 3: Believe - John 117 Monument|2008

ゲームを「戦争」にした1,200平方フィートの本気 / Microsoft「Halo 3: Believe」

ゲームの広告なのに、ゲーム映像が一切出てこない。代わりに現れるのは、戦争の記憶を語る老兵たちと、110平方メートルを超える巨大ジオラマ。Halo 3というゲームを、まるで本当にあった戦争のように扱ったこのキャンペーンは、広告の歴史を塗り替えたクマ。