▶NEW ZEALAND AIDS FOUNDATION|Sperm Positive|2020これは、精子バンクの広告です / NEW ZEALAND AIDS FOUNDATION「Sperm Positive」HIV陽性者の精子バンク。そう聞いて何を思うクマ? 2019年11月27日、世界エイズデー直前のニュージーランドに、それは実在したクマ。
▶BECK’S|BECK'S FREQUENCY|2020ライバルのビールを飲ませて、自分たちの苦味を証明する / BECK'S「BECK'S FREQUENCY」ブラジルはピルスナー天国。BECK'Sは一番苦いビールで、配荷も予算も競合以下。それでもやったのは「ライバルのビールを飲んでください」クマ。
▶JOHNSON & JOHNSON|5B|2019ブランドが、映画として成立してしまった / Johnson & Johnson「5B」94分のドキュメンタリーが、広告の賞であるカンヌライオンズのEntertainment部門でグランプリを獲った。しかもカンヌ映画祭で正式上映され、全米100館以上で劇場公開された。ブランドが作ったのに、映画として成立してしまったクマ。
▶DOCONOMY|DO BLACK|2019世界で初めて、お金じゃなくてCO2で止まるカード / DOCONOMY「DO BLACK」クレジットカードが止まる。使いすぎたからじゃない。CO2を出しすぎたから。そんなカードが、本当にあるクマ。
▶UNITED NATIONS|THE PEOPLE'S SEAT|2019予算ゼロで、194番目の椅子を国連に作った話 / UNITED NATIONS「THE PEOPLE’S SEAT」国連の会議室には193カ国分の椅子しかなかった。そこに194番目の椅子を足したクマ。座ったのは、どの国の代表でもない「世界中の人々」だったクマ。
▶MAKE SOMETHING WONDERFUL - APPLE|MAKE SOMETHING WONDERFUL / BEHIND THE MAC|2019有名人も無名の人も、同じ画面の中で平等だった / APPLE「BEHIND THE MAC」オプラ・ウィンフリーもセリーナ・ウィリアムズもポール・マッカートニーも、誰も彼もがMacに向かって黙々と作業する姿で映るクマ。しかもその合間に、名もなき誰かの作業机が同じ重さで挟み込まれているクマ。
▶WILLIAM PATRICK CORGAN|Aeronaut VR|2018106台のカメラで捉えたホログラムが、音楽体験の次元を変えた / William Patrick Corgan「Aeronaut VR」ミュージックビデオなのに、ビリー・コーガンの真横に立てる。ピアノを弾く彼の周りで景色が変わり、色が変わり、気づけば一緒に旅をしている感覚になるクマ。
▶KPN|EVERT_45|20181945年から、SNSで語りかけてくる / KPN「EVERT_45」1945年に生きていた少年が、今の子と同じようにvlogを撮っていたら。KPNはその空想を、本当にYouTubeとInstagramに投稿してしまったクマ。
▶NIKE|BREAKING2|201825秒の不可能に、世界は息を止めた / NIKE「BREAKING2」マラソンで2時間を切る。たったそれだけのために、Nikeは3年をかけたクマ。2017年5月6日、イタリアのF1サーキットに、世界最速のランナー3人が集まったクマ。
▶EDEKA|THE MOST GERMAN SUPERMARKET|2018空っぽの棚が、言葉より雄弁に語ったこと / EDEKA「THE MOST GERMAN SUPERMARKET」ある日いつものスーパーに行ったら、棚がスッカラカンだったクマ。カフェもチョコレートもフルーツもジュースもない。何かの間違いかと思うクマ。
▶TRANSPORT ACCIDENT COMMISSION VICTORIA|MEET GRAHAM|2017人間の脆さを、進化させて見せた / Transport Accident Commission Victoria「MEET GRAHAM」グロテスクで、奇妙で、でも目が離せない。道路で生き残るためだけに設計された唯一の人間、それがグラハムクマ。首がなくて、頭蓋骨が分厚くて、胸に12個の乳首みたいなエアバッグがついていて、皮膚はゴツゴツ。見た瞬間「うわっ」ってなるけど、その「うわっ」の奥に、ものすごく大事なメッセージが埋まってるクマ。
▶BURGER KING|Google Home of The Whopper|2017テレビCMが、リビングルームをハックした日 / Burger King「Google Home of The Whopper」たった15秒のCMが、数時間後には世界中のリビングルームで「事件」を起こしていたクマ。テレビの中の店員が「OK Google, what is the Whopper burger?」と言った瞬間、視聴者の家にあるGoogle Homeが勝手に喋り出す。Googleは激怒、Wikipediaは大荒れ、世論は真っ二つ。で、Cannes Lionsで Direct部門グランプリ。こんなの見たことないクマ。
▶BJÖRK|NOTGET VR|2017この6分間、すべての視聴が異なる / BJÖRK「NOTGET VR」VRでミュージックビデオを観る、と言われて想像するものを、たぶん超えてくるクマ。見るたびに体験が変わる6分間。2017年カンヌライオンズDigital Craft部門グランプリを獲った作品クマ。
▶JAMIE XX|GOSH|2017CGIなしで400人が疾走する狂気 / Jamie xx「GOSH」CGじゃない。これ全部、本物クマ。金髪に染めた少年400人が、偽物のパリで、偽物のエッフェル塔に向かって駆けていく。最初に観たとき「うっわ」としか言えなかったクマ。
▶CONSTRUCTION AND TRANSPORT DEPARTMENT OF THE CANTON OF BASEL-STADT|Light Frieze|2017古代の装飾が、光のピクセルに生まれ変わる / バーゼル美術館「Light Frieze」レンガの壁が、呼吸するように光るクマ。古代ギリシャから建築を飾ってきた「フリーズ(帯状装飾)」を、21世紀のメディアファサードとして蘇らせた作品クマ。
▶ADDICT AIDE|LIKE MY ADDICTION|2017いいねを押すたび、依存症を見逃していた / ADDICT AIDE「LIKE MY ADDICTION」シックなパリジェンヌが、たった数週間でフォロワーを集めた。旅行、パーティー、ボート——誰も気づかなかったけど、全部の写真にお酒が写っていたクマ。
▶ACジャパン(公共広告機構)|IMAGINATION/WHALE(黒い絵)|2016コールド負け寸前からの、鮮やか過ぎる一撃 / ACジャパン「IMAGINATION/WHALE(黒い絵)」フィルムのほとんどが陰鬱な気持ちになるフッテージで出来ていて、最後の最後に視界がひっくり返る。まるでコールド負け寸前から、鮮やか過ぎる一撃で試合をひっくり返すような快感クマ。名作は古びない、というか、年を経るに連れてその重みが増している気がする一本クマ。
🐻❄️動画なしクマGOOGLE, GE, MINI, NEW YORK TIMES|NYT VR|2016段ボール100万個で、ジャーナリズムの未来を配った / New York Times「NYT VR」段ボールが100万個、新聞と一緒に配られた。中身はGoogle Cardboard。2016年、ニューヨーク・タイムズがそれで新聞社をひっくり返したクマ。
▶BEYONCE|FORMATION|2016メインストリームのポップスターが、人種について語ること / Beyoncé「FORMATION」2016年2月6日、スーパーボウル前夜。予告なしに世界へ投げ込まれた5分間は、水没したニューオーリンズのパトカーの上に座るBeyoncéから始まるクマ。企業ブランドが一切ついていないこの作品が、音楽部門で初めてのカンヌグランプリを獲得したクマ。
▶NYT VR|THE DISPLACED|2016100万人に、VRで難民の瞳を覗かせた / The New York Times「THE DISPLACED」ニューヨーク・タイムズが、日曜版の新聞に100万個のGoogle Cardboardを挟み込んだ。中身は11分のVRドキュメンタリー「THE DISPLACED」。開いた読者は、そのまま難民キャンプのど真ん中に立たされるクマ。翌年、Cannesで2冠。