▶東京ガス|がんばれ私たち|2020なぜ歌にしたんだろう / 東京ガス「がんばれ私たち」2020年11月、コロナ禍の真っ只中に流れた東京ガスのCMクマ。女優を目指す25歳の女性が、石橋静河さん本人の歌声に乗せて、思い通りにいかない日々を生きていく。父親が軽トラで現れて、おばあちゃんがスマホ越しに応援して、そこで降参クマ。
▶THE BIG ISSUE & LINKEDIN|Raising Profiles|2020路上に立てなくなった人々を、ビジネスパーソンに変えた / The Big Issue & LinkedIn「Raising Profiles」ホームレスの雑誌売りが、LinkedInに登録する。パンデミックへの答えとして、これ以上ないくらい筋の通った発想クマ。
▶HEINEKEN|SHUTTER ADS|2020閉ざされたシャッターが、バーを救う広告になった / HEINEKEN「SHUTTER ADS」2020年、パンデミックでバーのシャッターが降りた。街の灯りが消えた。だったらそのシャッターに、灯りを戻す仕事をさせようクマ。
▶NOTPLA|Making Packaging Disappear|2020消えるロゴと、消えるパッケージ / Notpla「Making Packaging Disappear」「Notpla」はnot plasticの略。それだけで、やろうとしていることが伝わってくるクマ。海藻でできた、食べられるパッケージ。そのブランドそのものが、カンヌのDesign部門でグランプリを獲ったクマ。
▶Nike|動かしつづける。自分を。未来を。 / The Future Isn't Waiting.|2020標準的な傑作、のその先へ / Nike「動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn't Waiting.」2020年11月、日本中が息を呑んだ2分間クマ。スポーツへの衝動は、差別のようなクソみたいなものを軽やかに吹き飛ばすと信じて。10回観たクマ。標準的な傑作、という言葉がしっくりくるけど、じゃあ「標準的」じゃない傑作との差はどこにあるんだろう、とも考えるクマ。
▶カロリーメイト|My Way|2020音が、あの頃に引き戻す / カロリーメイト「My Way」篇楽曲とSEがめちゃめちゃいいクマ。聞いてるとあの頃にぐぐぐっと引き戻されるクマ。つまり、それらの音は(あまり)大人の世界には存在しない、ということクマ。
▶BECO|#STEALOURSTAFF|2020「うちのスタッフを盗んでください」という、逆さまの求人広告 / BECO「#STEALOURSTAFF」「うちのスタッフを盗んでください」。ボトルに履歴書を刷って、大手スーパーの棚に置いたクマ。普通なら悪夢のはずの引き抜きを、BECOは自分から仕掛けたクマ。
▶CARREFOUR|ACT FOR FOOD|2020法律を変えるために、法律を破った / Carrefour「ACT FOR FOOD」スーパーが法律を破って、法律を変えたクマ。しかもそれでカンヌのグランプリを獲った。広告が社会を動かすって、こういうことクマ。
▶SPINNEYS THE LEBANESE BREAST CANCER FOUNDATION|THE BREAD EXAM|2020パンを焼くことで、命を守れる / SPINNEYS「THE BREAD EXAM」パン生地をこねる手つきと、乳がんのセルフチェック。動きがそっくりだった。その気づきひとつで、タブーの壁を越えたキャンペーンクマ。
▶MERCADO LIVRE|FEED PARADE|2020世界最大のパレードが、279枚の写真になった / MERCADO LIVRE「FEED PARADE」2020年、世界最大のプライドパレードが消えたクマ。500万人が歩くはずだった2.5kmの道が、パンデミックでまるごと無くなったクマ。ブラジルのGUTは、その道を279枚の写真でInstagramに作り直したクマ。
🐻❄️動画なしクマWARNER MUSIC GROUP|SAYLISTS|2020「退屈な反復練習」を、ポップスで塗り替える / Warner Music「Saylists」12人に1人の子どもが抱える言語障害(SSD)。療法のカギは「繰り返し」なんだけど、それがまあ、子どもには退屈クマ。でも音楽なら? ていうか音楽こそが、最高の繰り返しじゃん? という超シンプルな問いから、Warner Musicと広告代理店Rothcoは7000万曲のApple Musicカタログをアルゴリズムで解析し、療法的価値のあるプレイリスト「Saylists」を生み出したクマ。
▶TELENOR|NAMING THE INVISIBLE PAKISTANIS|20206000万人を「見える」存在にした、たった10分のアプリ / TELENOR「NAMING THE INVISIBLE PAKISTANIS」パキスタンには、出生証明書を持たない子どもが6000万人いたクマ。医療も教育も受けられない、いわば国に存在を認められていない子どもたちクマ。それを変えたのは、たった10分で終わるアプリだった。2021年カンヌライオンズで2部門Grand Prix、パキスタン初の快挙クマ。
▶LACOSTE|CROCODILE INSIDE|2020世界が崩れても、飛び越える / LACOSTE「CROCODILE INSIDE」喧嘩する二人。その言葉の激しさで、建物が本当に真っ二つに割れていく。最後、彼女は瓦礫を飛び越えて戻ってくるクマ。これはもう、映画クマ。
▶BEATS BY DRE|You Love Me|2020「文化は愛すのに、クマたちは愛さないの?」 / Beats by Dr. Dre「You Love Me」「あなたはブラック・カルチャーを愛してる。でも、クマたち自身は愛してる?」2020年11月、Beatsが2分のフィルムでそう聞いてきたクマ。
▶CITY OF CHICAGO|Boards of Change|2020怒りと希望を、民主主義に変える方法 / City of Chicago「Boards of Change」2020年、シカゴの街を覆っていた合板が、投票ブースに生まれ変わったクマ。壊された窓を塞ぐための板が、そのまま一票を届ける箱になる。この転換だけで、もう強いクマ。
▶DIESEL|ENJOY BEFORE RETURNING|2020年間1兆6千億円の損失を、祝福に変えた / DIESEL「ENJOY BEFORE RETURNING」服を買って、着て、返して、お金を取り戻す。この「ワードローブ」という行為、ファッション業界に年間150億ドルの損害を与えているクマ。DIESELはこれを取り締まらず、逆に堂々と奨励したクマ。
▶BURGER KING|THE MOLDY WHOPPER|2020腐ったバーガーが、広告の教科書を塗り替えた / BURGER KING「THE MOLDY WHOPPER」カビだらけのバーガーが、世界でいちばん美しい広告になった。2020年、バーガーキングが出したのは35日間腐り続けるワッパーの映像。タグラインは「人工保存料ゼロの美しさ」。食品広告のタブーを正面から破ったクマ。
🐻❄️動画なしクマCOPI|ADDRESSPOLLUTION.ORG|2020「この家、命に関わります」と言い切る勇気 / COPI「ADDRESSPOLLUTION.ORG」家を買うとき、アスベストの有無は教えてもらえる。でも空気の汚さは、誰も教えてくれない。この非対称に気づいた瞬間、クマは思わず唸ったクマ。
▶ABINBEV|Contract for Change|2020広告が、農業を変えられるのか / AB InBev「Contract for Change」ビールのCMだと思ったら、契約書の話だったクマ。しかもその契約が、アメリカの農業システムを変えようとしているクマ。広告が何かを伝えるんじゃなく、広告そのものが仕組みになった話クマ。
▶DIESEL|FRANCESCA|2020デニムを脱いで、修道服を着た / DIESEL「FRANCESCA」2020年のプライド月間に放たれたこのフィルム、トランスジェンダーの物語だと思って見ていると、最後の最後でまんまと裏切られるクマ。DIESELのデニムを脱いで、修道服に着替えるんクマ。