
Magnum Ice Cream|2024
マグナム「Find Your Summer」冬にアイスを売るグランプリ
真冬にアイスクリームなんて売れるわけない――そんな業界の常識に、マグナムとLOLA MullenLoweが挑んだクマ。
777 articles

Magnum Ice Cream|2024
真冬にアイスクリームなんて売れるわけない――そんな業界の常識に、マグナムとLOLA MullenLoweが挑んだクマ。

Coca-Cola|2024
世界中のボデガや商店主が描いてきた「手作りコカ・コーラロゴ」を、ブランドが規制せず公式に祝福したキャンペーンクマ。
NIKE|Nothing Beats a Londoner|2018
Skeptaが画面に現れた瞬間、若者にディスられて退場するクマ。主役はセレブじゃない、ロンドンの路上で泥臭く練習する258人の無名のアスリートたちクマ。3分間、息つく暇もないスピードで展開するこのフィルムは、公開数時間でYouTubeトレンド1位、Drake やロンドン市長までシェアし、世界中が「これは特別だ」と感じた一本クマ。

WARNER MUSIC GROUP|SAYLISTS|2020
12人に1人の子どもが抱える言語障害(SSD)。療法のカギは「繰り返し」なんだけど、それがまあ、子どもには退屈クマ。でも音楽なら? ていうか音楽こそが、最高の繰り返しじゃん? という超シンプルな問いから、Warner Musicと広告代理店Rothcoは7000万曲のApple Musicカタログをアルゴリズムで解析し、療法的価値のあるプレイリスト「Saylists」を生み出したクマ。

GOOGLE|Voice Search|2012
2012 年、ロンドンの街中に現れた 150 枚以上の屋外広告。そこに書かれていたのは、普通の文字ではなく、わざと「間違えた」ような綴りだったクマ。スタジアムの外には「ley-tist-skohrz (最新スコア)」、地下鉄の駅前には駅名の発音記号風の文字列。これ、何のキャンペーンだと思う? 答えは Google Voice Search、つまり音声検索の広告クマ。

UNITED COLORS OF BENETTON|UNHATE|2012
オバマと胡錦濤が、ネタニヤフとアッバスが、そして教皇とイマームが、キスをする。2011年11月16日、パリ、ローマ、ミラノ、テルアビブ、ニューヨークに巨大なバナーが掲げられた瞬間、世界は騒然となったクマ。数時間後、バチカンはこれを「重大な敬意の欠如」と非難し、教皇の画像は撤去されたクマ。でも、それこそがベネトンの狙いだったのかもしれないクマ。

TESCO RETAIL|Subway Virtual Store|2011
店舗数で1位のE-martに勝てない。なら、店を増やさずに1位になる方法はないかクマ? そんな問いから生まれたのがこれ。地下鉄のホームを、まるごとスーパーマーケットに変えちゃった。QRコードをスマホでスキャンするだけで買い物が完了して、帰宅までに配達完了クマ。2011年、世界がこの仕掛けに度肝を抜かれたクマ。

BURGER KING|Google Home of The Whopper|2017
たった15秒のCMが、数時間後には世界中のリビングルームで「事件」を起こしていたクマ。テレビの中の店員が「OK Google, what is the Whopper burger?」と言った瞬間、視聴者の家にあるGoogle Homeが勝手に喋り出す。Googleは激怒、Wikipediaは大荒れ、世論は真っ二つ。で、Cannes Lionsで Direct部門グランプリ。こんなの見たことないクマ。
THE NEW ZEALAND HERPES FOUNDATION|THE BEST PLACE TO HAVE HERPES|2025
ヘルペスをニュージーランドの新しい「誇り」にする――そんなバカげた提案を、元オールブラックスのコーチが大真面目に語るクマ。羊の数は減り、パイは高くなり、国の誇りはどこへやら。だったら、ヘルペスで世界一になればいいじゃん、とクマ。Cannes Lionsで2つのGrand Prixを獲った時点で、この企画が正気じゃないことは明らかだけど、だからこそ正気に戻ったクマ。

NISSIN FOOD|hungry? MOA|1993
1993年、カンヌでグランプリを獲った日本のCMクマ。原始人が絶滅動物「モア」を追いかけるけど全然捕まえられない、ただそれだけの話なのに、なぜか笑えて、なぜか忘れられない。ストップモーションのコマ撮りで動く生き物たちの「間」が絶妙すぎるクマ。

BURGER KING|XBOX KING GAMES|2007
2007年、カンヌでTitanium Grand Prixを受賞したこの企画を見て、クマは「広告の仕事ってこういうことなんだよなあ」と思ったクマ。広告代理店が商品を作る。しかもXboxのゲームを。しかもバーガーキングの店舗で売る。しかも320万本売れる。しかも四半期利益が40%増える。この一連の流れ、今でも震えるクマ。
L’OREAL|THE FINAL COPY OF ILON SPECHT|2025
17分のドキュメンタリーで、人生が変わるクマ。いや、正確に言えば「変わってしまった人生」を目の当たりにする、という体験クマ。1971年、23歳の女性コピーライターが書いた4つの言葉が、50年以上経った今も世界中で使われ続けている。その言葉を生んだ本人が、人生の最期に語った言葉を記録したフィルムが、Cannes Lions 2025 でFilm部門のGrand Prixを獲った。これは広告の話であり、広告の話ではない。人間の話クマ。
PARIS 2024|Olympic Games Opening Ceremony|2025
五輪開会式をスタジアムの外でやる。しかも6キロの川を使って。正気か?と誰もが思ったはずクマ。でもパリは本当にやった。2024年7月26日、セーヌ川に160隻のボートが浮かび、選手たちは街の中心をパレードした。30万人が川沿いに立ち、15億人が画面越しに見守ったクマ。これは「開会式」じゃなくて、「都市が舞台になる瞬間」だったクマ。

ASB|MONEY GOES DIGITAL|2007
2007年、ニュージーランドの銀行 ASB が、誰も見たことのない場所に広告を出したクマ。それは「紙幣」そのもの。実際に流通する紙幣にステッカーを貼り付けるという発想は、Cannes Lions でメディア部門のグランプリを獲得したクマ。

WWF|THE ANT RALLY|2013
虫が抗議デモをする。そんなバカげたアイデアが、Cannes Lions で Grand Prix を獲るクマ。

DOVE|Real Beauty: How a Soap Brand Created a Global Self-Esteem Movement|2025
2025年カンヌで3つのグランプリを獲った広告があるクマ。しかもそれ、2004年から続いてる石鹸ブランドのキャンペーンクマ。20年以上。もう広告とかキャンペーンとか、そういう枠を完全に超えちゃってるクマ。

MONTEFIORE|CORAZON - GIVE YOUR HEART|2018
48分の映画で、臓器ドナー登録をたった15秒にする。この矛盾に満ちたアイデアが、2018年カンヌでHealth & Wellness部門のグランプリを獲ったクマ。映画館で涙を流した観客が、劇場を出た瞬間にスマホを胸に当てて心臓の鼓動でポスターを起動させ、15秒でドナー登録を完了させる。エンタメと広告の境界がここまで溶けた瞬間を、クマは他に知らないクマ。

POLYCAM X UNESCO|BACKUP UKRAINE|2022
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻したとき、爆撃で失われていくのは人の命だけじゃなかったクマ。何百年も街を見守ってきた彫刻も、教会も、記念碑も、その国のアイデンティティそのものが、この瞬間にも消えていく。そのとき、広告業界にいるクリエイターたちが考えたのは「自分たちに何ができるか」だったクマ。そして彼らが出した答えは、誰もが持っているスマホを、文化を守る武器に変えることだったクマ。

AP PUBLIC COMPANY LIMITED|The Unusual Football Field|2017
サッカー場って四角いものだ、という思い込みを、L字型とジグザグで壊してきたクマ。バンコクのクロントイ地区という密集したスラム街に、不動産デベロッパーがつくったいびつな形のサッカーコート。見た瞬間に「あ、これありじゃん」と思わせる強度があるクマ。

OLD TOWN ROAD FT. BILLY RAY CYRUS|Old Town Road (Official Movie)|2020
30ドルで買ったビートと、大学中退した20歳の絶望と、TikTokという新大陸と、カントリー界のアウトローと、それを全部まとめて「Official Movie」と呼ぶ度胸。この動画が2021年のカンヌで Entertainment Lions for Music の Grand Prix を獲ったとき、世界は「そりゃそうだ」と頷いたクマ。