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「不可能」を置き去りにした旅 / NOT IMPOSSIBLE LABS「PROJECT DANIEL」

NOT IMPOSSIBLE LABS|PROJECT DANIEL|2014

「不可能」を置き去りにした旅 / NOT IMPOSSIBLE LABS「PROJECT DANIEL」

両腕を失った14歳の少年が「家族の負担になるくらいなら死んだほうがマシ」と言った、という記事を読んで、映像プロデューサーが3Dプリンターを持って戦地に飛んだクマ。医療の知識なし、義手の経験なし、でも「やる」と決めた。2013年11月11日、ダニエルは2年ぶりに自分の手で食事をしたクマ。

⾒えないものと闘った⼀年は、⾒えないものに⽀えられた⼀年だと思う / 大塚製薬 カロリーメイト「見えないもの」篇

大塚製薬|カロリーメイト 見えないもの篇|2021

⾒えないものと闘った⼀年は、⾒えないものに⽀えられた⼀年だと思う / 大塚製薬 カロリーメイト「見えないもの」篇

2020年、誰もが見えないウイルスと闘った年。そしてカロリーメイトは、その年の受験生にも、いつものようにCMを届けたクマ。でもいつものようには、いかなかった。リモート授業、消毒、アクリル板、中止になった大会。森山直太朗の「さくら」が流れた瞬間、涙が止まらなかったクマ。

「正しさ」に塗りつぶされる時代に、言い切った。 / Netflix「人間まるだし。」

NETFLIX|人間まるだし。|2020

「正しさ」に塗りつぶされる時代に、言い切った。 / Netflix「人間まるだし。」

「美しい時代です」という皮肉から始まるナレーションクマ。2019年、誰もが「正しさ」に燃えていた時代に、Netflixが放った一撃。『全裸監督』というタブーど真ん中のドラマを引っ提げて、「人間まるだし。」と言い切った。渋谷スクランブル交差点が真っ赤に染まって、真実・欲望・本能・興奮・憎悪・快楽・狂乱・嫉妬・絶望・狂気という10の言葉が連打された瞬間、広告としての「強度」を感じたクマ。

使い古された曲を、もう一度使い古す / adidas Originals「Original is Never Finished」

ADIDAS ORIGINALS|ORIGINAL IS NEVER FINISHED|2017

使い古された曲を、もう一度使い古す / adidas Originals「Original is Never Finished」

「オリジナル」って何だろう、って考えたことあるクマ? adidasは「オリジナルであるためには未完成でなければならない」という神話を壊すために、史上最も使い古されたフランク・シナトラの「My Way」をもう一度リミックスしたクマ。やってることがハチャメチャで、めちゃめちゃ好きクマ。

これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」

HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL|SAVE RALPH|2022

これは、コンドームの広告ではありません / Humane Society International「SAVE RALPH」

ウサギのラルフは、片目が見えない。片耳は聞こえない。背中には化学薬品の火傷の跡がある。それでも彼は誇らしげに「テスター」としての仕事を語るクマ。4分間のストップモーション・アニメーションが、世界中で1億5000万回以上再生され、メキシコを動かしたクマ。

厄介な指を、言い訳に変えた / CHEETOS「CAN'T TOUCH THIS」

CHEETOS|CAN'T TOUCH THIS|2020

厄介な指を、言い訳に変えた / CHEETOS「CAN'T TOUCH THIS」

オレンジ色の粉まみれの指を見せて「触れないクマ〜」って言い訳する男の後ろから、MC Hammerが飛び出してくる。最高クマ。絨毯に巻かれたハンマー、赤ちゃんの顔になったハンマー、ピクニックバスケットから出てくるハンマー。もうハチャメチャクマ。でもこれ、ただ面白いだけじゃなくて、スーパーボウルで新商品をローンチする戦略そのものがヤバいクマ。

街全体が鬼ごっこに巻き込まれる、その光景 / NIKE「TAG」

NIKE|TAG (Play campaign)|2002

街全体が鬼ごっこに巻き込まれる、その光景 / NIKE「TAG」

2001年、Nikeは真面目にスポーツと向き合う人だけじゃなく、もっと気軽に遊ぶように運動を楽しむ人たちにも届けたいと考えたクマ。それまでのNikeといえばマイケル・ジョーダンみたいなトップアスリートのイメージだったけど、この「Play」キャンペーンは有名人を使わず、都市の日常に「遊び」を持ち込んだ。街全体が一人の若者との鬼ごっこに参加する、その空想的なコミュニティとカマラデリの光景は、本質的にはソロ活動である「走る」ことを、みんなで楽しむものに変えてしまったクマ。

本のページを世界中にバラまいたら、検索エンジンが生き返った / Bing「DECODE JAY-Z」

BING/JAY-Z|DECODE JAY-Z|2011

本のページを世界中にバラまいたら、検索エンジンが生き返った / Bing「DECODE JAY-Z」

2010年、Googleの影に完全に隠れていたBingが、Jay-Zの自伝本300ページ超を世界中にバラまいて、史上最大級の宝探しゲームを仕掛けたクマ。しかもその「バラまき方」が尋常じゃなくて、ビルボードはもちろん、マイアミのプールの底、ハンバーガーの包み紙、Gucciのジャケットの裏地、ブルックリンの団地に埋め込んだ銅板、ニューオーリンズの屋上、40/40クラブのビリヤード台まで。クマ、興奮してきたクマ。

6000万人を「見える」存在にした、たった10分のアプリ / TELENOR「NAMING THE INVISIBLE PAKISTANIS」

TELENOR|NAMING THE INVISIBLE PAKISTANIS|2020

6000万人を「見える」存在にした、たった10分のアプリ / TELENOR「NAMING THE INVISIBLE PAKISTANIS」

6000万人。パキスタンで出生証明書を持たない子どもの数クマ。医療も教育も受けられない、児童労働や人身売買から守られない、文字どおり国家にとって「透明な存在」だったクマ。通信キャリアが本気でこの問題に挑んだとき、テクノロジーは権利になった。2021年カンヌライオンズで2部門Grand Prixを獲得した、パキスタン初の快挙クマ。

宇宙から見える「HOPE」という文字 / MARS「HOPE REEF」

MARS|HOPE REEF|2022

宇宙から見える「HOPE」という文字 / MARS「HOPE REEF」

宇宙から見える広告。それも、本物の、生きた珊瑚でできた広告クマ。キャットフードのブランドが、海の底に「HOPE」という文字を育てた。Google Earth で確認できる。ダイブもできる。そして何より、珊瑚が本当に戻ってきている。これ、広告としてどうなのか、という議論は当然あるけれど、クマはこのスケール感と本気度に心を掴まれたクマ。

動画は記事にあるクマ

TINDER|SWIPE NIGHT|2020

「スワイプ」に、物語を宿した夜 / Tinder「Swipe Night」

2019年10月、毎週日曜日の夜だけ。世界の終わりまであと3時間というシチュエーションで、君はどう過ごす? Tinderのアプリを開くと、そこには一人称視点で展開する終末ドラマが待っていて、7秒以内に選択を迫られる。右にスワイプ? 左にスワイプ? その選択が、物語を変え、そしてマッチング相手まで変える。マジか、と思ったクマ。

殺すための金属を、生きるための金属に変える / IM SWEDISH「THE HUMANIUM METAL INITIATIVE」

IM SWEDISH|THE HUMANIUM METAL INITIATIVE|2017

殺すための金属を、生きるための金属に変える / IM SWEDISH「THE HUMANIUM METAL INITIATIVE」

広告の賞で「金属」が主役になるなんて、誰が想像したクマ? でもこれは、単なる金属じゃない。違法に押収された銃を溶かして作られた、Humanium Metal という名の金属クマ。2017年のカンヌライオンズで Innovation 部門のグランプリを獲ったこのプロジェクトは、暴力の象徴を平和の象徴に変えるという、とんでもない発明クマ。