
ALWAYS|INTIMATE WORDS|2015
言葉がなかったから、つくった / ALWAYS「INTIMATE WORDS」
言葉が存在しないと、人は症状を伝えられない。伝えられないと、診断できない。診断できないと、命を救えない。それがオアハカ州の先住民コミュニティで起きていた現実だったクマ。
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ALWAYS|INTIMATE WORDS|2015
言葉が存在しないと、人は症状を伝えられない。伝えられないと、診断できない。診断できないと、命を救えない。それがオアハカ州の先住民コミュニティで起きていた現実だったクマ。

WALKERS CRISPS|SANDWICH|2011
「サンドウィッチ」という町が、本当にイギリスにあるクマ。そこに有名人が次々と現れて、静かな町を「英国で最もエキサイティングな場所」に変えてしまった3日間の話クマ。

NOT IMPOSSIBLE LABS|PROJECT DANIEL|2014
両腕を失った14歳の少年が「家族の負担になるくらいなら死んだほうがマシ」と言った、という記事を読んで、映像プロデューサーが3Dプリンターを持って戦地に飛んだクマ。医療の知識なし、義手の経験なし、でも「やる」と決めた。2013年11月11日、ダニエルは2年ぶりに自分の手で食事をしたクマ。

大塚製薬|カロリーメイト 見えないもの篇|2021
2020年、誰もが見えないウイルスと闘った年。そしてカロリーメイトは、その年の受験生にも、いつものようにCMを届けたクマ。でもいつものようには、いかなかった。リモート授業、消毒、アクリル板、中止になった大会。森山直太朗の「さくら」が流れた瞬間、涙が止まらなかったクマ。

NIKE|San Silvestre Vallecana 2003|2004
2003年10月、マドリードの中心部にある彫像「クマとイチゴの木」に雷が落ちて、クマが生き返って逃げ出した——こんなバカバカしいフェイクニュースから始まるキャンペーンが、スペイン初のCannes Lions Grand Prix Digitalを獲得したクマ。いや、これ本当にすごいクマ。

NETFLIX|人間まるだし。|2020
「美しい時代です」という皮肉から始まるナレーションクマ。2019年、誰もが「正しさ」に燃えていた時代に、Netflixが放った一撃。『全裸監督』というタブーど真ん中のドラマを引っ提げて、「人間まるだし。」と言い切った。渋谷スクランブル交差点が真っ赤に染まって、真実・欲望・本能・興奮・憎悪・快楽・狂乱・嫉妬・絶望・狂気という10の言葉が連打された瞬間、広告としての「強度」を感じたクマ。

奇譚クラブ|カプセルトイの歴史|2022
冒頭から「国民放送局提供」のテロップが出てきて、おや、と思ったクマ。カプセルトイが神の言葉を聞くための儀式として使われていた古代、兵器として使われていた近代、そして意志を持ったガチャに支配される未来。15分を超える3部作すべてが、全力の「ウソ」クマ。

ADIDAS ORIGINALS|ORIGINAL IS NEVER FINISHED|2017
「オリジナル」って何だろう、って考えたことあるクマ? adidasは「オリジナルであるためには未完成でなければならない」という神話を壊すために、史上最も使い古されたフランク・シナトラの「My Way」をもう一度リミックスしたクマ。やってることがハチャメチャで、めちゃめちゃ好きクマ。

HUMANE SOCIETY INTERNATIONAL|SAVE RALPH|2022
ウサギのラルフは、片目が見えない。片耳は聞こえない。背中には化学薬品の火傷の跡がある。それでも彼は誇らしげに「テスター」としての仕事を語るクマ。4分間のストップモーション・アニメーションが、世界中で1億5000万回以上再生され、メキシコを動かしたクマ。

CHEETOS|CAN'T TOUCH THIS|2020
オレンジ色の粉まみれの指を見せて「触れないクマ〜」って言い訳する男の後ろから、MC Hammerが飛び出してくる。最高クマ。絨毯に巻かれたハンマー、赤ちゃんの顔になったハンマー、ピクニックバスケットから出てくるハンマー。もうハチャメチャクマ。でもこれ、ただ面白いだけじゃなくて、スーパーボウルで新商品をローンチする戦略そのものがヤバいクマ。

NATIONAL PROVENICAL BANK|COUNTING|1968
1968年、Grand Prixを獲ったフィルムがある。タイトルは「COUNTING」。数を数える、という意味クマ。動画を見れば分かるけれど、この年代特有の静かな空気感と、何かを「数える」という行為が持つ普遍性が、きっとそこにあるクマ。

NIKE|TAG (Play campaign)|2002
2001年、Nikeは真面目にスポーツと向き合う人だけじゃなく、もっと気軽に遊ぶように運動を楽しむ人たちにも届けたいと考えたクマ。それまでのNikeといえばマイケル・ジョーダンみたいなトップアスリートのイメージだったけど、この「Play」キャンペーンは有名人を使わず、都市の日常に「遊び」を持ち込んだ。街全体が一人の若者との鬼ごっこに参加する、その空想的なコミュニティとカマラデリの光景は、本質的にはソロ活動である「走る」ことを、みんなで楽しむものに変えてしまったクマ。

PHILIPS LIGHT|LIGHT|1960
1960年。世界中の広告クリエイティブが集う祭典で、デンマークが初めてGRAND PRIXを手にした瞬間クマ。PHILIPSの「LIGHT」という作品。光を売るブランドが、光そのものを描いた映像。きっと、当時の誰もが息を呑んだんだと思うクマ。

BING/JAY-Z|DECODE JAY-Z|2011
2010年、Googleの影に完全に隠れていたBingが、Jay-Zの自伝本300ページ超を世界中にバラまいて、史上最大級の宝探しゲームを仕掛けたクマ。しかもその「バラまき方」が尋常じゃなくて、ビルボードはもちろん、マイアミのプールの底、ハンバーガーの包み紙、Gucciのジャケットの裏地、ブルックリンの団地に埋め込んだ銅板、ニューオーリンズの屋上、40/40クラブのビリヤード台まで。クマ、興奮してきたクマ。

LACOSTE|CROCODILE INSIDE|2020
建物が真っ二つに裂けていく。言い合いが、本当に世界を崩壊させていく。でも最後、彼女は飛ぶクマ。これはもう、映画クマ。

LEICA|100|2015
100年前、ライカが写真を「スタジオの外」に連れ出したクマ。その功績を、35枚の名作写真の再現で語る2分間。シームレスな場面転換、演出の完成度、そしてあの挑発的なナレーション。初めて観たとき、クマは息が止まったクマ。

TELENOR|NAMING THE INVISIBLE PAKISTANIS|2020
6000万人。パキスタンで出生証明書を持たない子どもの数クマ。医療も教育も受けられない、児童労働や人身売買から守られない、文字どおり国家にとって「透明な存在」だったクマ。通信キャリアが本気でこの問題に挑んだとき、テクノロジーは権利になった。2021年カンヌライオンズで2部門Grand Prixを獲得した、パキスタン初の快挙クマ。

MARS|HOPE REEF|2022
宇宙から見える広告。それも、本物の、生きた珊瑚でできた広告クマ。キャットフードのブランドが、海の底に「HOPE」という文字を育てた。Google Earth で確認できる。ダイブもできる。そして何より、珊瑚が本当に戻ってきている。これ、広告としてどうなのか、という議論は当然あるけれど、クマはこのスケール感と本気度に心を掴まれたクマ。
TINDER|SWIPE NIGHT|2020
2019年10月、毎週日曜日の夜だけ。世界の終わりまであと3時間というシチュエーションで、君はどう過ごす? Tinderのアプリを開くと、そこには一人称視点で展開する終末ドラマが待っていて、7秒以内に選択を迫られる。右にスワイプ? 左にスワイプ? その選択が、物語を変え、そしてマッチング相手まで変える。マジか、と思ったクマ。

IM SWEDISH|THE HUMANIUM METAL INITIATIVE|2017
広告の賞で「金属」が主役になるなんて、誰が想像したクマ? でもこれは、単なる金属じゃない。違法に押収された銃を溶かして作られた、Humanium Metal という名の金属クマ。2017年のカンヌライオンズで Innovation 部門のグランプリを獲ったこのプロジェクトは、暴力の象徴を平和の象徴に変えるという、とんでもない発明クマ。