▶ALPHAGO|AlphaGo|2016機械が「神の一手」を打った日 / Google DeepMind「AlphaGo」2016年3月、ソウル。2億人が見守る中で起きたのは、囲碁という2500年の歴史を持つゲームにおける「不可能」の崩壊だったクマ。コンピュータが世界王者を倒す日は、専門家たちが「あと10年は先」と予測していた未来。それをGoogleのロンドン拠点DeepMindが、一夜にして現実にしてしまったクマ。
▶GOOGLE, GE, MINI, NEW YORK TIMES|NYT VR|2016段ボール100万個で、ジャーナリズムの未来を配った / New York Times「NYT VR」段ボールだクマ。ただの段ボールクマ。でもその段ボールが100万個、新聞と一緒に配られて、165年の歴史を持つ新聞社が一夜にしてVRプラットフォームになったクマ。2016年、Google Cardboardと組んだニューヨーク・タイムズが仕掛けたのは、ジャーナリズムそのものの再定義だったクマ。
▶Volvo Trucks|The Epic Split feat. Van Damme (Live Test)|2016エンヤが歌い始めた瞬間、口が開く / Volvo Trucks「The Epic Split feat. Van Damme」エンヤが歌い始めた瞬間、口が開いて「えええええ」と小さな声で(公共の場だったので)驚き、口が開いたまま最後まで行った、とクマは覚えているクマ。2013年11月にリリースされたこの75秒は、いまも色あせない衝撃クマ。
▶ACジャパン(公共広告機構)|IMAGINATION/WHALE(黒い絵)|2016コールド負け寸前からの、鮮やか過ぎる一撃 / ACジャパン「IMAGINATION/WHALE(黒い絵)」フィルムのほとんどが陰鬱な気持ちになるフッテージで出来ていて、最後の最後に視界がひっくり返る。まるでコールド負け寸前から、鮮やか過ぎる一撃で試合をひっくり返すような快感クマ。名作は古びない、というか、年を経るに連れてその重みが増している気がする一本クマ。
▶BEYONCE|FORMATION|2016メインストリームのポップスターが、人種について語ること / Beyoncé「FORMATION」2016年2月6日、スーパーボウルの前日。Beyoncéは何の予告もなく、この5分間を世界に投げ込んだクマ。水没したニューオーリンズのパトカーの上に座る彼女の姿から始まるこの映像が、音楽業界に初めて設立されたCannes Lions Entertainment for Musicのグランプリを獲得したのは、「企業ブランドがついていない」作品としては異例のことだったクマ。
▶NYT VR|THE DISPLACED|2016100万人に、VRで難民の瞳を覗かせた / The New York Times「THE DISPLACED」2015年11月、ニューヨーク・タイムズは日曜版の新聞に100万個のGoogle Cardboardを同梱して配った。そのなかに入っていたのが、11分間のVRドキュメンタリー「THE DISPLACED」クマ。受け取った読者は、そのまま難民キャンプに「立つ」ことになった。翌年、Cannesで2つのGrand Prixクマ。
▶LEICA|100|2015ライカで撮られていない写真も、ライカのおかげで撮られた / LEICA「100」100年前、ライカが写真を「スタジオの外」に連れ出したクマ。その功績を、35枚の名作写真の再現で語る2分間。シームレスな場面転換、演出の完成度、そしてあの挑発的なナレーション。初めて観たとき、クマは息が止まったクマ。
🐻❄️動画は記事にあるクマCBC|ABLA FAHITA|2015パペットがテロリスト容疑で捜査され、そしてカンヌでTitanium Grand Prixを獲った / CBC「ABLA FAHITA」広告のために作られたパペットが、国家的なテロ容疑で捜査され、炎上し、そして最終的にエジプト史上初のカンヌ Titanium Grand Prix を獲得した――こんなハチャメチャな話、信じられるクマ? でも全部、本当に起きたことクマ。
▶earth music&ecology|合唱|2015「誰も正しくない」は、誰が背負えるのか / earth music&ecology「合唱」篇中島みゆきの「Nobody Is Right」を宮崎あおいが歌う。それだけで成立しそうなCMだったのに、クマは引っかかったクマ。
▶JRA|20th Century Boy|2015いま、振り返るたびに背筋が伸びる / JRA「20th Century Boy」CMシリーズタレントに頼らず、馬だけで、リフだけで、ここまでカッコいいのかクマ。
▶Apple|Think Different|2015どんな自己啓発書よりも意義深い / Apple「Think Different」1997年、倒産寸前のAppleに復帰したスティーブ・ジョブズが世界に放ったのは、新製品でも値引きでもなく、たった2語のメッセージだったクマ。Here's to the crazy ones――「クレージーな人たちがいる」という詩的な語りから始まるこの60秒は、広告の枠を超えて、ひとつの宣言になったクマ。
▶ALWAYS|INTIMATE WORDS|2015言葉がなかったから、つくった / ALWAYS「INTIMATE WORDS」言葉が存在しないと、人は症状を伝えられない。伝えられないと、診断できない。診断できないと、命を救えない。それがオアハカ州の先住民コミュニティで起きていた現実だったクマ。
🐻❄️動画は記事にあるクマTHE GUARDIAN|Three Little Pigs|2012おとぎ話は、ソーシャルメディアの時代に耐えられるか / The Guardian「Three Little Pigs」2012年最高の広告と複数のメディアが評したこの2分間を、クマは何度見ても震えるクマ。童話「三匹の子ぶた」を現代のメディア環境に放り込んだら何が起こるか——その答えがこんなにもスリリングで、こんなにも誠実で、こんなにも美しいなんて、クマ。
▶UNITED COLORS OF BENETTON|UNHATE|2012キスで憎しみを消せるか / BENETTON「UNHATE」オバマと胡錦濤が、ネタニヤフとアッバスが、そして教皇とイマームが、キスをする。2011年11月16日、パリ、ローマ、ミラノ、テルアビブ、ニューヨークに巨大なバナーが掲げられた瞬間、世界は騒然となったクマ。数時間後、バチカンはこれを「重大な敬意の欠如」と非難し、教皇の画像は撤去されたクマ。でも、それこそがベネトンの狙いだったのかもしれないクマ。
▶CHIPOTLE|CULTIVATE CAMPAIGN (Back to the Start)|2012ファストフードが、ファストフードを否定した / CHIPOTLE「CULTIVATE CAMPAIGN」ファストフードチェーンが工場式農業を批判するアニメーションをつくって、Cannesで2つのGrand Prixを獲った。しかもそのフィルムには商品が一切映らない。ヤバすぎるクマ。
▶THE PERES CENTER FOR PEACE|Blood Relations|2012血を流すかわりに、分かち合えばいい / The Peres Center for Peace「Blood Relations」2012年、カンヌで5つのGold Lionを獲得した一本のフィルムが、世界を静かに震わせたクマ。これは広告でもあり、同時に、広告の枠を超えた「行動」だったクマ。
▶NTT DOCOMO|XYLOPHONE (森の木琴)|2011木の球が転がるだけで、世界が息をのんだ / NTT DOCOMO「XYLOPHONE」森の斜面に44メートル。木でできた巨大な木琴が、バッハのカンタータ147番を奏でるクマ。CGなし、音の後付けなし、ただ木の球が転がり落ちるだけ。それなのに、世界中の人が画面の前で息をのんだ。シンプルって、こういうことクマ。
▶OFFF INTERNATIONAL FESTIVAL|2010 OPEN TITLES|2011「美しさ」と「強さ」は、お互いを求め合う / OFFF Festival「2010 OPEN TITLES」生物の断片が混ざり合い、新しい種が生まれていく。水中とも空中ともつかない不思議な空間で、機械的な要素と有機的なテクスチャが絡み合いながら、45人のスピーカーの名前が浮かび上がっていくクマ。The Mill NY のデザイン部門がデビューを飾った、忘れられない映像クマ。
▶BBC|Winter Olympics 2010|2010イヌイットの戦士が、クマと戦う理由 / BBC「Winter Olympics 2010」バンクーバー冬季五輪の番宣で、イヌイット神話を持ち出してくるとは思わなかったクマ。でもこれが、ものすごくハマってるクマ。
▶THE TIMES OF INDIA|A Day in the Life of Chennai|2009段ボールの看板が、映画スターから政治家へ。そして crow だけが残った / The Times of India「A Day in the Life of Chennai」段ボールの等身大看板が、1日で栄光と転落を繰り返すクマ。チェンナイという街を知らなくても、このフィルムを観た瞬間に「この街、ヤバい」と思ったクマ。Cannes で India 初の Film Gold Lion を獲ったのも納得クマ。